箱根は観光スポットが多くて、どこへ行っていいのかわからない…
出典: 「箱根」は神奈川県の西側にあり、都心からのアクセスがよい観光・温泉地です。紫陽花や紅葉など、四季折々の豊かな自然の風景を楽しむことができ、また、美術館やレジャー施設も充実。いろいろな楽しみ方ができる魅力的な町です。
ですが、たくさんのスポットがあるゆえに、「どこへ行ったらいいのか」と悩んでしまうもの。今回は1度は訪れたい名所をご案内します。
出典: 箱根には湯の町「箱根湯本」をはじめ、上質な温泉や旅館が並ぶ「小涌谷」「宮ノ下」「強羅」、美術館の多い「仙石原」、観光名所の「大涌谷」「芦ノ湖」、関所や旧街道の歴史を感じる「元箱根」など、エリアそれぞれに魅力あるスポットがあります。行きたい場所をピックアップして、たっぷり楽しめるコースを組みたいですね。
出典: 都内から電車を使っては、ロマンスカーが便利です。新宿から箱根湯本まで、最速で73分で行くことができるそう。他にも、東海道線や東海道新幹線を使って「小田原駅」まで行き、箱根登山鉄道で「箱根湯本」駅まで行くことができます。
また、羽田や横浜からは箱根湯本行きのバスが出ているので、そちらもチェック。
車の場合は、どこへ到着予定かで所要時間が変わりますが、東京用賀ICからは約90分前後かかるそうです。渋滞や道路状況によっても所要時間が変わるので、お時間には余裕を持ってお出かけくださいね。
出典: 箱根エリアでの移動手段は箱根登山電車、ケーブルカー、ロープウェイ、バスなどさまざまです。「箱根フリーパス」を購入すると、エリア内の乗り物が乗り降り自由の他、いろいろな施設での優待も付いています。お得に箱根を味わいましょう。
出典: 箱根火山によってできたカルデラ湖である「芦ノ湖」。後ろには富士山の美しい姿が。晴れた日の早朝、波の穏やか時間には湖面に映る“逆さ富士”も見られるそうですよ。
出典: 芦ノ湖を訪れた際は、遊覧船・海賊船に乗ってみましょう。湖上からの箱根の景色を堪能できますよ。発着地によって、遊覧船・海賊船と船の種類が変わるので、行き先にあわせて箱根クルーズを楽しみましょう。
出典: 先に紹介した「芦ノ湖」をつくった箱根火山の火口跡が「大涌谷」です。大涌谷へは、早雲山、あるいは桃源台から箱根ロープウェイで向かいます。ここでは現在も水蒸気が立ちのぼり、硫黄の臭いに包まれています。自然のエネルギーを感じるスポットです。
出典: 大涌谷へ行ったらぜひいただきたいのが「黒たまご」です。大涌谷で茹でられると、殻に温泉の成分が付着し、これに硫化水素が反応して黒い殻のゆでたまごが生まれるのだそう。この黒たまごを食べると寿命が延びるといわれています。味も、普通のゆでたまごより美味しいそうですよ。
出典: 標高650mの高原に位置する「仙石原」。秋には黄金色に輝く一面のススキの穂が、幻想的で美しいと有名です。神奈川県の景勝50選にも選ばれています。
出典: 仙石原が美しいのは秋だけではありません。隣接する「箱根湿生花園」では約1700種の植物が出迎えてくれます。箱根で自然を満喫したいときにはぴったりの場所です。(冬季は休園しています。)
出典: 歴史好きの方にぜひ訪れていただきたいのが箱根の「関所」です。箱根の関所は、江戸時代に東海道を通る旅人や荷物の検査をする場所でした。芦ノ湖の南、元箱根のエリアに位置しています。
出典: 関所ではこのように当時の取調べの様子が忠実に再現されています。通行に必要だった手形や、1728年に象が関所を通った逸話など、当時の様子を知ることができる資料がたくさん展示されています。
出典: 元箱根にある「龍宮殿本館」は、日帰りでも温泉を楽しみたい方にぴったりの施設。箱根十七湯の中で、いちばん新しい蛸川温泉を源泉としています。平等院をイメージして作られた建物にも注目です。
出典: こちらは男湯からの風景。湯船に浸かって眺める芦ノ湖と富士山は絶景のひと言です。女湯・男湯ともに露天風呂もあり、また女性専用の湯休み処やパウダールームも完備しているので、女性同士の日帰り温泉旅にもおすすめですよ。
出典: お食事は龍宮殿本館内にあるお食事どころ「富士」でランチをいただきましょう。こちらは「箱根姫の水たま肌もめん湯豆腐御膳」。揚げたての天ぷらに舌鼓。温泉に入り、湯豆腐をいただけば、身体の芯から温まりそう。
出典: 家族で楽しみたいときは小涌谷エリアにある「箱根小涌園ユネッサン」へ。温泉やランチバイキング、お土産のショッピングもできるので、ゆっくり楽しめるスポットです。
出典: 水着着用で、みんなで楽しめる温泉があります。広々とした浴場で、お子さんものびのび楽しめますよ。ご家族一緒に入れるのが嬉しいですね。水着はレンタルがあります。
出典: お酒好きな方には「酒風呂」へ。温泉とお酒の効果で、身体を芯まで温めてくれるようです。ほのかなお酒の香りでほろよい気分♪
出典: こちらも水着着用の屋外エリア。箱根の山々を見渡せる展望露天風呂です。秋には木々が紅葉で染まり、超絶景を楽しめます。
出典: 宮ノ下にある「山薬」は自然薯や箱根の天然水を使った「究極の昼ごはん」を食べられると人気のお店です。土日の朝は7:00からオープンしているので、「究極の朝ごはん」もいただけます。
出典: こちらは「山薬とろろ膳」。麦入りごはんに、自然薯とろろをかけていただきます。肉味噌あんをかけた山芋ステーキや、自然薯さつまあげも美味しそう!「究極のお昼ごはん」というのも納得です。宮ノ下の豊かな緑を眺めながら滋養が付く食事をいただきましょう♪
お豆腐がカツになって食べ応え満点◎「田むら銀かつ亭 本店」
出典: こちらは強羅名物の豆腐かつ煮がいただける「田むら銀かつ亭 本店」。ご覧のとおり行列必至の人気店ですので、お時間に余裕を持って訪ねてくださいね。
出典: こちらが名物の豆腐かつ煮です。お豆腐のあいだにはひき肉が入っていて、食べ応えもじゅうぶん。お肉だけのかつ煮とは一味違った、優しいお味を堪能できます。
出典: 緑豊かな仙石原にある「ポーラ美術館」は、ガラスをふんだんに使った建築で、まるで森の中で絵画鑑賞をしているよう。館内も明るい展示で、魅力ある企画展示も行われています。
出典: 一部、撮影の許可が出ている作品もあります。こちらはルノワールの作品。印象派の名画を、間近で見ることができる、嬉しい美術館です。
お子さんと遊びながらアートを楽しめる「箱根彫刻の森美術館」
出典: 「小涌谷ユネッサン」から程近い距離にある「箱根彫刻の森美術館」。7万平方メートルの広大な庭園に、近・現代の彫刻作品が飾られています。首都圏にお住まいの方は、TVCMで見た彫刻もあるのでは?自然の美しさと彫刻を一緒に眺められるのは、非日常へのトリップに最適かもしれません。
出典: こちらは「ネットの森」という、巨大なハンモックの造形作品で、お子さんがネットのなかに入って楽しめます。この他にも屋外にお子さんが遊べる彫刻や作品がありますよ。また、敷地内にはパブロ・ピカソの彫刻作品をはじめ絵画など300点もの作品を収蔵した「ピカソ館」もあり、楽しみながらアートを学ぶことができます。
カップルで友だちで、感想を語り合おう「星の王子さまミュージアム」
出典: 仙石原にある「星の王子さまミュージアム」は、その名のとおり『星の王子さま』の作者サン=テグジュペリの生涯をたどりながら、物語の世界に触れるミュージアムです。サン=テグジュペリの生まれ育ったフランスのような街並みと、ヨーロピアン・ガーデンを楽しめます。
出典: もちろん愛らしい王子さまもいらっしゃいます。子どもの頃に読んだという人も、まだ読んでいないという人も、『星の王子さま』を読んでから訪れると、さらに理解が深まるミュージアムです。物語に入り込んだ気分を味わえますよ。
出典: 施設内にも、物語に出てくる登場人物や、サン=テグジュペリにまつわる資料などがたくさん展示されています。カップルやお友だちなど誰かと一緒に訪れて、感想を話し合ってみるのも楽しそう。
出典: 関東のお正月の風物詩ともいえる「箱根駅伝」。東京から箱根の往復を、大学生が1本の襷を繋ぐ駅伝です。こちらはその「箱根駅伝」の歴史がわかるミュージアム。歴代のレースやヒーローの振り返り、出場校のユニフォーム、レース記録の詳細データなどが展示されています。「箱根駅伝」の往路ゴール・復路スタート地点の目の前に建てられていて、気分も盛り上がります♪
出典: ミュージアムショップには、ここでしか手に入らない貴重なグッズや、各大学でしか手に入らないグッズなどが揃います。訪れると、箱根駅伝をもっと楽しく応援できそうです。
ちょっとひと息のティーブレイクも、箱根らしいカフェで
足湯に浸かりながら「NARAYA CAFE(ナラヤ カフェ)」
出典: 宮ノ下駅そばにある「NARAYA CAFE」は箱根で人気のカフェ。以前あった「奈良屋旅館」の従業員の寮を改装していて、趣のある店内は箱根の風情にぴったりです。2階にはギャラリーもあり、近隣の作家さんたちの作品を販売しています。
出典: 人気メニュー「ならやん」は、ひょうたんの形をしたぱりぱりの最中に、別添えの餡を入れていただきます。食べる前から楽しめるひと品です。
出典: このお店の注目は「足湯」があること。なんと足湯に浸かりながら、コーヒーやソフトクリームなど、お店のメニューをいただくことができます。(タオルの貸し出しはありませんので、入る際はタオル持参を忘れずに。)
出典: 「サロン・ド・テ ロザージュ」は、芦ノ湖のふもと、「山のホテル」の別館にあります。絶好のロケーションで優雅な時間を過ごせるデザートレストランで、スイーツ好きでなくとも訪れたいお店です。元箱根港から送迎バスがあります。
出典: 人気はりんごのパイ。テーブルに運ばれてから目の前でソースを仕上げていただきます。軽やかなりんごパイに甘さ控えめのバニラアイスは最高の組み合わせ。他にも期間限定のオリジナルスイーツなどがあるので、あれこれ食べたくなっちゃいます。
出典: 1878年に日本初の本格的リゾートホテルとして開業した「富士屋ホテル」。1936年建造のこの花御殿など、和風意匠の建築や内装が特徴的です。ホテルの本館、花御殿、一号館、二号館、西洋館などが国の登録有形文化財に指定されています。(※2020年夏頃(予定)まで、耐震補強改修工事のため休業しています。)
出典: 富士屋ホテル内にある、文化財になっているメインダイニング「ザ・フジヤ」です。宿泊のお客様だけでなく、ランチなどで訪れる人も多いそう。
出典: こちらでいただきたいのは、100年以上の歴史があるといわれている「カレー」。まろやかで優しいお味は富士屋ホテルならではの品のよさ。ビーフカレーがおすすめです。
出典: 紳士のようなデザインのプリンは「チャップリン」と言う名前。1932年にチャールズ・チャップリンが宿泊したことがあり、そちらを記念してのプリンだそうです。富士屋ホテルには今までに、ヘレン・ケラーやジョン・レノンなどたくさんの著名人が宿泊をしています。
出典: 元箱根にある「和心亭 豊月」は芦ノ湖を一望できる素敵なお宿です。内湯、露天風呂があり、温泉好きな方にぜひ訪れていただきたいお宿。四季折々の食材をふんだんに使った「モダン懐石」のお食事も人気です。
出典: リラクゼーションルームには蔵書があり、箱根ゆかりの作品をはじめ、1400冊もの本が置かれています。マッサージチェアで身体をほぐしてもよし、本を片手にゆっくりとした時間を過ごしてもよし。寛ぎの時間を過ごせます。
出典: 大浴場の露天風呂から眺める芦ノ湖は絶景。柔らかい単純硫黄泉の湯で身体の芯からあたたまります。他にも貸切のお風呂があり、そちらは温泉ではなく湧き出る天然水を使用しているそう。お子さんや妊婦の方にも安心です。
出典: 冬の風物詩にもなっている「芦ノ湖冬景色花火大会」のときには、こんなに間近に花火を鑑賞できます!あたたかいお部屋で、夜の箱根を楽しめるなんて贅沢ですね。
出典: 「丸嶋本店」は、箱根の温泉まんじゅうの元祖といわれているお店。箱根湯本の駅すぐ近くにあるので、帰りにお土産として買うのにぴったりです。焼きたてのおまんじゅうのいい香りに誘われます。
出典: 薄皮のおまんじゅうには1つひとつ焼印が。ひと口サイズなのと、甘さが控えめのあんこが入っているので、いくらでも食べられそうです。ご自身のお土産にもぜひ!
湯上り肌のようなやわらかさの“湯もち”が人気「ちもと 駅前通り店」
出典: 箱根湯本駅から徒歩約5分。箱根の銘菓として知られる“湯もち”を作っている「ちもと」です。湯もちは神奈川県の指定銘菓にも選ばれている逸品です。
出典: こちらが“湯もち”。国産もち米の白玉粉で作られたおもちは、ふわふわのマシュマロのようなやさらかさ。口に入れると柚子の香りがふわっと漂い、さらに羊羹の食感も相まって、クセになる独特の味わいに。箱根に来たら必ず湯もちを食べたい、と言う人も多いそうです。
出典: 今回ご紹介したほかにも、温泉宿、名水を使った美味しいお蕎麦やお料理、美術館、観光名所がたくさんあります。都心から近いゆえに「いつでも行ける」と思ってしまいそうですが、その「いつでも」を今日にして、箱根へお出かけしてみませんか?時間がないときは、日帰りでも楽しめる距離。箱根は、何度も楽しめる、近くで旅を味わえるスポットです。
※営業日時、メニューなど、最新の情報をお店のホームページやSNS等でご確認いただき、お出かけください。
「箱根」は神奈川県の西側にあり、都心からのアクセスがよい観光・温泉地です。紫陽花や紅葉など、四季折々の豊かな自然の風景を楽しむことができ、また、美術館やレジャー施設も充実。いろいろな楽しみ方ができる魅力的な町です。
ですが、たくさんのスポットがあるゆえに、「どこへ行ったらいいのか」と悩んでしまうもの。今回は1度は訪れたい名所をご案内します。