大分県には「大分県立美術館 OPAM」や「アートプラザ」などアートを身近に感じられる施設もあり、ギャラリーやイベントスペースのある魅力的なカフェも点在しています。今回は、古い建物を素敵にリノベーションしたゆったり過ごせる大分県内のカフェをご紹介します。

大分市内で歴史的建造物が残る戸次（へつぎ）本町にある帆足本家「富春館」。江戸末期から昭和47年まで酒造を営んできた「帆足家」の約2000坪ある敷地と建物を利用し、レストラン／カフェ「桃花流水」、菓子店「一楽庵」、ギャラリー「富春館」
、LIFE＆DELI「富春館」などが建ち並んでいます。

美しい日本家屋や庭園をはじめ、平成11（1999）年に大分市指定有形文化財に指定された「酒造蔵」も無料で見学できます。ギャラリーでは、企画展や、作家の陶磁器や染め・織りの服飾品、選び抜かれた生活雑貨などの展示販売も行っています。

蔵として利用していた建物をリノベーションした「カフェ 桃花流水（とうかりゅうすい）」は、帆足家に伝わる芸術作品をインテリアに使った贅沢な空間。酒樽の蓋を再利用したテーブルなどもあり、古い物を大切に使い続ける日本の美学を感じます。

カフェメニューは、戸次名産の「ごぼう」など自然農法で作られた野菜を中心にしたヘルシーなお料理です。こちらの「発酵ごぼう弁当」は、発酵玄米、ごぼう豆腐、ごぼうキッシュなどが入り、身体の中からキレイになれそう！「戸次ごぼうコーヒー」や、スイーツなども充実しています。

降幡廣信（ふりはた ひろのぶ）氏によって明治の旅館建築を再生し、現在、カフェ&ギャラリー、イベントスペースとして使われている「冨士屋 Gallery 一也百（フジヤ ギャラリー ハナヤモ）」。

1階ロビーを使ったカフェスペースでは、お庭を愛でながらゆったり休憩ができます。2階にあるコンサートや展示会などを行うイベントスペースも見学できるので、趣のある建築を満喫できます。

メニューは、スイーツとドリンクです。波佐見焼の器のレトロモダンな雰囲気が建物の雰囲気ともマッチして素敵です。

永く大切に使い続けたくなるような素敵なテーブルウェアも取り揃えています。九州で作られた陶器や竹工芸、オリジナルジャムなど日々の食卓を豊かにしてくれそうです。

昭和初期からある元眼科の木造家屋を改装した「丹羽茶舗喫茶室」は、煎茶や抹茶の美味しさを伝えたいという想いで「丹羽茶舗」がオープンした和カフェです。

食事は、「手まり寿司」やとり天など、美味しい和食が楽しめます。もちろんカフェだけの利用も◎。大分県の郷土料理のひとつである「じり焼き」という黒糖をクレープのような生地で包んだスイーツがおすすめですよ。

繊細な装飾が施された店内の空間も見ごたえがありますね。

古い倉庫だった建物をリノベーションした男前な外観の「Rike cafe.（ライクカフェ）」。2階には系列のオーダースーツを取り扱う「Rike lab.」もあり、おしゃれな雰囲気が漂います。

店内のインテリアも、男前な仕上がりでカッコいいですね。スペシャリティコーヒーや輸入物のワインなどこだわりのドリンクがいただけるもの嬉しい。

プリンは、濃厚な味が自慢の“プリン好きがこだわり過ぎた”一品。是非味わってみたいですね。