北欧の国の１つ、ノルウェー。旅行先としてはあまりメジャーではないかもしれませんが、ノルウェー産のサーモンやサバなどの海産物は、日本の食卓でもおなじみですよね。食以外にも、毎年話題になるのがノーベル賞。文学賞や生理学賞などの5部門はスウェーデンのストックホルムで授賞式が行われますが、唯一『平和賞』だけはノルウェーの首都、オスロで授賞式が行われます。

ノルウェーの首都はオスロ。デンマークやスウェーデンまでは飛行機で1時間ちょっとの場所にあり、電車でもストックホルムまで行くことができるので、ノルウェーを基点に北欧をぐるっと周遊するのもいいですね。

毎年、ノーベルの命日である12月10日にノーベル平和賞授与式が行われる人気の観光スポット。館内にはムンクの作品が飾られた部屋もあります。物価の高い北欧にあって入場料無料なのが嬉しいところ。

複数あるムンクの代表作「叫び」が展示されていることでも有名な国立美術館。ムンクの作品が中心ですが、ほかにゴッホ、セザンヌ、モネ、ルノワール、モディリアーニ、ピカソ、ゴーギャン、ドガなどの有名な画家の作品も展示されているので、アート好きな方ならきっと満足できるスポットです。2020年には移転が予定されているそう。

首都オスロから飛行機で北に1時間弱のところにある小さな街、ベルゲンはノルウェー第2の都市です。そのベルゲン港に面した三角屋根の木造家屋が立ち並ぶブリッゲン地区は、漁業、造船などの港湾業を基盤とした街ですが、雄大な自然を楽しむフィヨルド観光の拠点として世界中から観光客が集まってきます。

ブリッゲン地区は、かつてドイツ商人が往来し貿易で繁栄した街。その当時のカラフルな木造建築の商館群は、世界遺産にも登録されており風情があります。今は工房やショップが沢山集まっておりぶらぶらと散策するのにとっても楽しいところです。

海に建物が反射して夜景も美しい！まるでおとぎ話の中に迷い込んだような光景は目に焼き付けておきたいですね。

ベルゲン近郊の小さな町、オッダという地には「トロルの舌」と呼ばれる絶壁が！足元にはフィヨルドの景色が広がっています。標高約1100ｍのこの場所にたどり着くまではトレッキングシューズが必要な険しい道も多く、それなりの装備と覚悟が必要です。

フェリーで巡るフィヨルド観光は自然の雄大さを肌で感じられるはず。1000ｍ級の聳え立つ山々や複雑に入り組んだ地形は人間の力では到底作ることなどできない貴重な光景です。

全長204mにも渡るフィヨルドを見物することができるほか、この絶景を様々な角度から楽しむことができます。フェリーから見ると山々の壮大さや大きな滝などが目の前に迫ってきて迫力満点！

フィヨルドにも人々が暮らしており、小さな村の様子も垣間見ることができます。カラフルな三角屋根のお家がかわいらしいですね。

山岳地帯を走るフロム鉄道は移動だけでなく、ノルウェーの景色を楽しむための大人気の観光アトラクション。

トロムソは首都オスロから飛行機で２時間ほどの距離にある北極圏の小さな町。オーロラが見える位置とされるオーロラベルトにかかっているエリアなので、世界中からオーロラ鑑賞目当てに観光客が沢山集まります。また、夏は『白夜』と呼ばれる太陽が沈まない現象も体験できる貴重なスポットとなっています。冬は逆に『極夜』と呼ばれる太陽が昇らない日々が幻想的。

トロムソきっての観光スポット、モダンな建築の北極教会は、“ノルウェーのオペラハウス”とも呼ばれているようです。

内部のステンドグレスはとても美しく見る価値あり！

トロムソに冬に来たらやはりオーロラ鑑賞は必須！見られる見られないはまさにその時の運次第ですが、せっかく北極圏に来たならばぜひ見に行きたいですよね。トロムソ発着のオーロラツアーも多く出ていますし、ツアーに参加すると遭遇しやすいスポットにも案内してもらえますよ。

ノルウェー最古の木造建築として世界遺産にも登録されているウルネスの木造教会。崖の上に聳え立つ教会は背景にフィヨルドの絶景が広がり、この景色を写真に収めようと不便な場所にも関わらず人気の観光スポットのひとつとなっています。

パッケージツアーなどではなかなか立ち寄ることのない場所ではありますが、日程に余裕がある方はぜひフィヨルド観光と合わせて行ってみてはいかがでしょうか。忘れられない思い出になるはずです！

ノルウェーは他のヨーロッパの大都市と違い、まだまだ観光地としてはメジャーではない国ではありますが、手つかずの美しい自然が残っている場所。オスロではグルメにお買い物にアート鑑賞、ベルゲンでは雄大な自然をたっぷりと楽しむ！なんて、欲ばりな旅行が叶うのが魅力的ですよね。