移住する人が増加中* 人を惹きつけてやまない『ポートランド』へ。
大規模な観光スポットはありません。それなのにどうして人気・・?
皆さんは『ポートランド』をご存知でしょうか。うっかりポーランドと聞き間違えそうですが、この『ポートランド』は、アメリカのオレゴン州にある都市です。
ポートランドの富士山と呼ばれる、オレゴン州最高峰「フッド山」を望みます。
出典: さて、どうしてポートランド?と思われるかもしれませんが、実はとってもホットな街。近年、世界中から熱いまなざしがそそがれている大人気の旅行先なんです。
しかし実は、テーマパークなど、大きな観光スポットがあるわけではありません。どうして注目を集めているのでしょうか?
ポートランドの人気を紐解くにあたって、《お墨付き》を与える確固たるデータがあります。それは、全米住みたい街ランキングで、ずっとトップに君臨していること。
それを裏付けるように、数年前から毎週、数百万人もの人が移住してきているそう。2030年には人口100万人を見込むほど、大都市になりつつあります。
出典: 「全米で住みたい街No.1」ということのみならず、ほかにも「全米で最も環境にやさしい都市」、「全米で最も美味しいレストランが集まる都市」、「ベストデザイン都市」のランキングで、上位を占めているんです。
それらをヒントにこの街を見つめてみると、「暮らしやすい街づくり」が浮き彫りとなってきます。
「暮らしやすい街づくり」とは、一体なんなのでしょう。
ポートランドの「都市の基本情報」&「おすすめスポット」を知る前に、『暮らしやすい街の理由』をおさえておきませんか*
日本から地域活性化やまちづくりの担当者が視察に訪れるほど、都市計画モデルとなっているんですよ。
【はじめに】知っておきたい、ポートランドが暮らしやすい理由
自然保護とエコの観点から、車でなく徒歩や自転車で移動できるよう、街がコンパクトに設計されています。
日本の京都のように、区画を細かく分けることで、徒歩での散策がしやすくなり、それによって、街も活気づきやすくなっているのです。居住地、職場、スーパなどが、全て徒歩や自転車で行き来できるので、自家用車が不要と思えるほど。
出典: 観光客にも嬉しいシェア自転車を、街の至るところで見ることができます。
自転車専用レーンも多く整備されていますよ。
出典: ポートランドのメインの交通機関は、「MAX(マックス)ライトレール」「ストリートカー」「トライメットバス」。すべてTriMet(トライメット)社が運営しているため、チケットのほかに、共通の1日パスや7日間パスがあるんです。これがあれば、街のどこへでも行けるのが嬉しいですね。
ちなみにMAXライトレールは、このような、日本の路面電車のような乗り物です。アップルストア前でも走行するのが、日常なんですね。
ポートランドには、大手チェーン店がほとんどありません。地元に根付いた、レストランやショップが多くあります。
Local First(ローカルファースト)、すなわち地元第一主義であり、Made in Portlandを大切にしています。
地元で採れたものを使って、美味しく食べる。地元のアーティストが作り、デザインした作品を販売し愛用する。
このようなポートランドのライフスタイルが地元の中小企業を発展させ、オーガニックフードやサードウェーブコーヒーなどの、新しいカルチャーを生み出しています。
お隣のシアトルはスターバックスコーヒー発祥の地ですが、対してこちらはサードウェーブコーヒーの聖地なんです。
*大手チェーンよりも、個人経営のお店を大切に。その代表例が「フードカート」
出典: 日本のフードフェスのお店が、毎日出ているイメージ。ポートランドでは「フードカート(屋台村)」が名物となっています。フードトラックもありますが、このように、コンテナを利用したお店も多くあります。
このような小さな店舗から、驚くほどの人気店が誕生することもあり、注目ですよ。
出典: こちらは唯一エジプシャンコーヒーが楽しめる「tovcoffee」です。ダブルデッカーバス (Double Decker) で営業しており、二階はゆったりくつろげる飲食スペースになっています。
*野菜はもちろん、加工食品も“地産地消”がモットー。オーガニックや自然食が浸透。
出典: 地元愛が強いポートランド。誰かが決めたというわけではないけれど、モノだけでなく、食も同様。
自ずと、地元の素材を美味しくいただこうという精神が高まり、ヘルシー志向に。産地直送のファーマーズマーケットが人気で、採れたて野菜を使ったオーガニック料理などが愛されています。
「全米で最も美味しいレストランが集まる都市」に選ばれるのも、納得ですね。
ポートランドは1979年に、「都市部」「森林・農地」を分けて開発するという『都市成長境界線』を設けました。
それにより、それぞれの地域が、交通を発展させるところ、農業を活性化させるところと、区画にコンセプトを持って街づくりできるようになりました。それが、結果として自然を守ることや、コンパクトシティを叶える街の設計にも繋がっています。
出典: 街の近くに森林や川などがあり、都市と自然との、理想的な関係性を体感できるはず。マルトノマ滝など、気軽にマイナスイオンたっぷりの場所にも行けますし、ダウンタウンから車で40分ほど走ったところには、コロンビア川渓谷を見渡すことができるビスタハウスの展望台もあります。また、近郊にぶどう畑が広がるワイナリーもあり、ワイン好きの方も大満足♪
出典: アウトドアやヘルシー志向の方もたくさん集まるのが、ポートランド。天気のいい日には、川沿いを散歩したり、ジョギングしたり、サイクリングやヨガしたりする人を多く見かけます。
こちらはダウンタウンの川沿いにある広大な公園「トム・マッコール・ウォーターフロント・パーク(Tom McCall Waterfront Park)」。週末にはイベントもよく開催されますよ。
「住民にやさしい」、そして「住民同士がやさしくしあえる」街づくり
出典: ポートランドのあるオレゴン州は、消費税(セールス・タックス)を設けていません。
そのため、住民の人は、生活に必要な日常品や食費をリーズナブルに購入できます。これも、住みたい街に選ばれる理由の一つとなっています。
出典: こちらは、雑誌やガイドブックなどでよく取り上げられている、ポートランドのシンボル的なホテル「エースホテル」の一階ロビー。実はこちら、宿泊者のみならず、街の人たちも自由にくつろげるコミュニティスペースになっているんです。このように、地域に開かれたオープンな施設・エリアが多いことも、ポートランドの大きな魅力。
「ネイバーフッドアソシエーション(近隣自治組合)」という言葉をご存知ですか。これは、市民が街づくりに積極参加できるようにしている制度であり、そこで決まった要望に対し、行政がサポートを行います。それにより、例えば、建物1階部に“店舗を入れる”と定めた条例などが作られてきました。そこで生まれるコミュニティもあることでしょう。
移住者が多い都市だからこそ、隣人同士、やさしく。そんな想いが伝わってきます。
出典: ちなみに、ポートランドにはスローガンがあるんです。
『KEEP PORTLAND WEIRD』。訳すと「ポートランド ずっと変わり者のままででいようよ」といった意味。
この言葉には、「一人ひとり、みんなが違ってていい」「自分らしく伸び伸び、自然体で生きていこう」という想いが込められています。このスローガンが、ポートランドの住民一人ひとりが住みやすい、生きやすい街を作るというコンセプトに繋がっているんですね。
ポートランドが暮らしやすい理由、それを紐解くと、サステナブル(持続可能)で、戦略的な街づくりへの姿勢がみえてきます。
今が良ければいいのではなく、住みやすい街に。地元の人の主体性に重きをおいたローカルファースト、自然環境の保護など、学ぶべき点があるようです。
それでは、お待たせしました。行ってみたいと思い立ったあなたに贈る、観光ガイドのはじまりです*
[都市の概要]ポートランドの場所(時差)や天気、アクセス方法は?
(C)OpenStreetMap contributors
ポートランドは、アメリカ西海岸の北部にあるオレゴン州(OREGON)にある都市です。カナダとの国境沿いにあるワシントン州のシアトルに近く、シアトルの少し南に位置しています。
ポートランドと日本の時差は、16時間。日本の方が進んでいます。時差が大きいので、時差ボケは、少し出ることがあるかもしれません。
出典: ポートランドの緯度は、日本の札幌と同じくらいのところにあります。地中海性気候に属する地域なので、日本より温暖で、冬も日本ほど厳しくなく、夏も湿気が少なくカラッとした過ごしやすいのが特徴です。
しかし、ポートランドは降水量が多いことでも有名。雨季の時期が「10月~5月にかけて」と非常に長く、1ヶ月毎日、雨が降るということもあります。なので気温に合った服装はもちろんですが、突然の雨に対応するべく「防水加工のあるレインジャケット」が一つあると便利です。また、夏は、日差しがかなり強いので、サングラスや日焼け止めもお忘れなく。
日本と同じで春・夏・秋・冬と四季があります。
旅行のベストシーズンは雨季の時期以外の夏のシーズン「6月~9月にかけて」となります(だいたい気温は25度)。
▼服装は、こちらの「日本気象協会」が発表している「気温」をご参考に。ヒートテックが予備にあると良いかもしれません▼
こちらから約一週間分、ポートランドの天気・気温をチェックできますよ。
出典: とはいえ、日本と同じく、春夏秋冬、それぞれ良さがあるもの。雨を敬遠しがちですが、雨がしとしと降るポートランドの街並みを観光するのも、楽しいです*
カフェでのんびり美味しいコーヒーをいただきつつ、お気に入りの本を読みながら過ごす・・という屋内での過ごし方もまた、いいもの。
ダウンタウンの街中(パイオニア コートハウス スクエア)にあるこちらのオブジェの方も、雨の多いポートランドらしく、傘をさしていますね♪
出典: ポートランドは、全米屈指の治安のよい場所です。
ですがスリや窃盗など、軽犯罪率は多いので、ご注意を。油断せず、荷物などはしっかり管理しましょう。
住みやすいがゆえに、尋常ではないほどホームレスが増加中とのこと。実際のところ礼儀をわきまえている方が多いですが、小銭など物乞いをする方も多いので、心構えをしておくとよいです。
【アクセス情報】飛行機の場合 (成田空港→ポートランド国際空港)
観光都市としては、カリフォルニア州のロサンゼルスやサンフランシスコに比べ、馴染みの薄いポートランド。
しかし成田空港からポートランド国際空港まで、1日1便、直行便を運行しています(月木金土日の週5)。
フライト時間は、9時間程で、ポートランドへ到着。アメリカの西海岸にあるので、ヨーロッパよりは、近くに感じられます。
1日1便の時刻に間に合わないという方は、トランジットを利用して。
直行便ではなくても、日本各地から数多く直行便が運行されているロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル行きに搭乗し、トランジットをすれば、ポートランドまで同日にアクセスできます。
出典: ポートランドは比較的航空券も取りやすいですし、最近では、航空券とホテルがセットになっているパッケージツアーもあります。
ポートランド市内観光のオプショナルツアーもあり、日本から予約可能です。
ちなみに、「ポートランド国際空港」は、設備が充実。
出典: 「ポートランド空港(PDX)」は、ニューヨークやシカゴ、ロサンゼルスのメガ空港と違い、規模がそれほど大きくなく、程よい大きさで快適な空港として知られています。飛行機移動が多いアメリカの人からも人気の高い空港の一つです。入国や出国もスムーズで、導線も分かりやすく、空港スタッフもフレンドリーな空港です。
出典: ローカルファーストをポリシーとしているポートランドらしく、空港の中は、高級ブランドなどの免税店より、地元で人気のショップやレストラン、カフェが目立ちます。
規模は大きくありませんが、ミニシアターやピアノの演奏広場も。空港を機能的に、コンパクトに楽しめる工夫が感じ取れますよ。
【アクセス情報】列車の場合 (Amtrakでシアトル→ユニオンステーション)
全米を走る高速旅客鉄道「アムトラック(Amtrak)」を利用して、ポートランドを目指すことも可能です。
例えば、シアトルからポートランドまでは、アムトラックで3時間30分で行けます。
ちなみにアムトラックの発着駅である、ユニオンステーション(画像)は、古き良きアメリカの趣きが残るポートランドの観光スポットでもあります。
出典:www.flickr.com(@Massachusetts Office of Travel & Tourism) アムトラックは旅好きさんに人気の鉄道。雄大なポートランドの自然を、車窓から思いっきり満喫できるので、時間に余裕のある人は、鉄道移動もオススメですよ♪
[おすすめスポット1]ローカルファーストの魅力溢れるマーケットへ
毎週土曜、ポートランド州立大学で開催する「ファーマーズマーケット」
出典: 春から秋にかけて、週末、地元農家の採れたて野菜、また手作りの加工品などのお店が並ぶ「ファーマーズマーケット(Farmer's Market)」。マルシェのような雰囲気ですね。
出典: ポートランドの各地で開催されていますが、なかでも代表的なのが、ポートランド州立大学でのファーマーズマーケット。こちらは比較的通年開催しており、多いときで150ほどのお店が並びます。
出典: 野菜や果物、きのこなど、新鮮な農作物だけでなく、チーズ、手作りジャム、花、パン、すぐに食べれるグルメ、こんなに可愛いスイーツも・・・!お腹をすかせて行っても楽しめますよ♪
週末、素敵なクラフト品も揃う「サタデー・マーケット」
出典: 対してこちらは、手仕事の品がたくさん揃う「Saturday Market(サタデー マーケット)」。全米のなかでも、大規模のクラフトマーケットです。その名の通り、土曜開催が多いですが、土日の両方や、日曜だけの「サンデーマーケット」もあるそう。
いずれにせよ、週末は必ずマーケットを楽しめるのが、ポートランドです*
出典: もちろん、このように食事を提供するお店も。ここでもポートランド名物のフードカートが大活躍です。
フードカートの人気店の情報を調べると、自ずとサタデーマーケットにたどり着くかもしれませんね♪
[おすすめスポット2]暮らすように観光できる、魅力的な場所・お店
世界中の注目を集める、『エースホテル(ACE HOTEL)』
出典: ポートランドに来て、泊まるなら、ここ!世界から注目を集めるハイセンスな宿『エースホテル ポートランド』がオススメです。
立地はダウンタウン北側にある、パール・ディストリクト(パール地区)の一角。このエリアにはかつて古びた工場・レンガ倉庫が並んでいましたが、再開発により魅力的に蘇ったことで有名です。ところどころに歴史も感じられます。
そして、色んな美味しいお店が目と鼻の先に!観光拠点としやすい、好アクセスが魅力◎
出典: ハイセンスと謳われる理由、それは、デザイナーズといったことではありません。こちらのエースホテルは、約90年前に建てられた古いホテルをリノベーションして作られました。
インテリアをはじめ、階段やドアにいたるまで、ヴィンテージ感のあるしつらえ。周辺のオールドタウンの街並みにも良く調和していて、とても雰囲気があります。
先に述べた1階のロビー空間。ホテル内ですが、開かれた公共スペースになっています。
出典: このようにくつろいで人と交流でき、もちろんフリーWi-Fi設備も◎。とくにバックパッカーの方は嬉しいですよね。共有スペースは、ロビー以外にもありますよ。
出典: 部屋毎にコンセプトが異なるのも、何度も通いたくなる魅力。地元のアーティストが描いた壁画が良いアクセントになっています。この部屋では、フクロウのアートを楽しめますね。
トレードマークの鹿がかわいい♪ベッドには、150年以上の伝統をもつ地元企業『PENDLETON(ペンドルトン)』製の、ホテルオリジナルのウールブランケットがかけてあります。ここにも、ローカルファーストの精神が見られますね。
出典: ホテルの朝食会場は、客室の1室。クロワッサンなどのパンやゆで玉子などが並び、自由にとる形式です。ニューヨークタイムズと一緒にどうぞ。
ちなみに、朝食の食材にも、ローカルファーストの精神が*
メニュー表には「Everything Fresh from Oregon , Except The New York Times」。つまり、ニューヨークタイムズ以外は、オレゴンの新鮮素材、とのこと。ユーモアがまた素敵!
出典: そして、さすがコンパクトシティでエコな街!
無料自転車の貸し出しサービスもあります。
*ちなみに、エースホテル(ACE HOTEL)がアジア初進出!2019年末、京都に「エースホテル京都」をオープン予定です。
設計には建築家の隈研吾さんが携わるそう。こちらも要チェックですね。
エースホテル隣接の「スタンプタウン」で、贅沢なコーヒーブレイクを。
出典: シアトルでも人気の「STUMPTOWN COFFEE ROASTERS(スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ)」。サードウェーブコーヒーブームの火付け役となったことでも知られています。
エースホテルに併設されているので、このように、ロビーからも覗けます。朝からコーヒーのいい香りが漂ってきます。
出典: こちらでテイクアウトして、エースホテルのロビーでゆっくり飲むのもまたおすすめですよ*
出典: コーヒーとクロワッサンは、朝食にもぴったり。クロワッサンはサクサクで、酸味の強いコーヒーと相性抜群ですよ。
こちらも隣接* レストラン「クライドコモン」はハッピーアワーが狙い目。
出典: エースホテルのお隣にある「Clyde Common(クライドコモン)」。朝から夜まで営業し、軽食からしっかりした食事系までそろう、頼れるレストランです。このように、お隣グループともシェアする、大きなテーブルが特徴的。
出典: お酒の種類が豊富で、ポートランドのクラフトビールをいただけるのも、大きな魅力。ちなみにハッピーアワーがありますよよ♪
ビールと相性のよい、グリル料理なども充実しています。
こちらも隣接♪「ケニー&グーキーズ」で大きなサンドを頬張って。
出典: またもや、エースホテルのご近所!「Kenny & Zuke's Delicatessen(ケニー&グーキーズ・デリカテッセン)」も、美味しいサンドイッチやパニーニ、デリ、マフィンなどをいただけて、好評です。テイクアウトもできますよ。
出典: 食べ応えのあるパストラミビーフが人気。アメリカンサイズで、圧倒されますよ!
定番のトーストサンドイッチにくわえ、ベーグルサンドもあります♪
エースホテルのご近所。「グラッサ」で絶品手打ちパスタを。
出典: エースホテルからちょっと歩くと、絶品パスタをいただける「GRASSA(グラッサ)」があります。
手打ち生パスタが人気のお店で、メニューによっては、極細からしっかりとした太さまで、様々なパスタを堪能できます♪
出典:www.flickr.com(@photosbybonbon671) こちらはカルボナーラ。ふわっとしたソースがかかっています。日本のものとは全然違いますね*
知る人ぞ知る「クーリエ・コーヒー」で幸せな一杯を。
出典:www.flickr.com(@Roland Tanglao) 地元の人たちに愛されている、独立系の地域に根ざしたロースター「Courier Coffee Roasters(クーリエ・コーヒー・ロースターズ)」。こちらもサードウェーブコーヒーの人気店。
出典: コーヒーは店員さんが、一杯一杯丁寧にドリップして淹れてくれます。店員さんと、地元の常連さんとのおしゃべりは、日常の光景。店内に、いい空気が流れています。
出典: レコードをBGMに、素敵なコーヒータイムをどうぞ♪
「ブードゥー ドーナッツ」で、最もユニークなドーナツをいただきます♪
出典: 実はポートランド、コーヒーと同じく、ドーナツも名物。
特に有名なのが、24時間営業なのに行列ができる、「Voodoo Doughnut(ブードゥー ドーナッツ)」。
最もポートランドらしいドーナッツ屋さんと言っても過言ではないお店。
すでに外観が、ドーナツのデコレーションを物語っています・・♪
出典: そう、「ブードゥー ドーナッツ」は、このようなカラフルで、ユニークなデコレートが大きな特徴なんです。
みんなの個性を認め合うポートランドにふさわしいですね*見ているだけで楽しくなりませんか♪
出典: インスタなど、SNS映えもばっちりなので、ぜひ頬張ってみてくださいね。
「ブルー スター ドーナツ」で、個性がひかる大人ドーナツを*
出典: 「Blue Star Donuts(ブルー スター ドーナツ)」は、保存料・合成着色料不使用。厳選した素材のみを使用した、こだわりのドーナツ屋さんです。
出典: 生地を冷凍保存することなく、毎日、生地からすべてを店舗内のキッチンで手作りしているそう。
ブリオッシュをベースとしたドーナッツは甘さ控えめで食べやすく、生地がしっとりして美味しいですよ*
「ソルト&ストロー」の、ファンタスティックなアイスもcheck
出典: ドーナツだけでなく、アイスクリームもファンタスティック!「Salt & Straw(ソルト&ストロー)」はハンドメイドで、地産地消、オーガニックにこだわっている、まさにポートランドの魅力が詰まったアイス屋さん。
出典:www.flickr.com(@Dale Cruse) カップかワッフルコーンのどちらかを選んで注文します。アップルバターなど親しみやすい味わいから、ハーブを使ったちょっとクセのある味わいのものも♪
すべて試食できるので、失敗せずに大好きな味を選べますよ。
独立系としては最大規模!ポートランドいちの本屋「パウエルズ ブックス」
出典: ポートランドに行くなら必ず立ち寄りたいのが、インデペンデントとしては世界最大規模の書店「POWELL'S BOOKS(パウエルズ ブックス)」。図書館感覚で、地元の方のコミュニティスペースにもなっています。
出典: 新刊と古本を一緒に並べるという斬新な発想で、世界的にとても有名。それらの蔵書は100万冊を超えます。テーブル席があるので、買う前に落ち着いて、中を読んでみることもできますよ。
出典: お客さんの満足度を高めるため、本に詳しいスタッフを採用しているそうです。手書きで、思いが伝わるコメントがいいですね。
ちなみにカフェも併設されていますので、会計前の本を持ち込むことも。嬉しい心遣いですね。本好きな人なら、1日いても、飽きることはなさそうです。
ミッドセンチュリーも豊富*DIYマインドも感じる家具屋「グッドモッド」
出典: インテリアがお好きな方は要チェック。ビル4階の広大なスペースを、そのまま使用している「The Good Mod(グッドモッド)」を覗いてみてはいかがでしょう。
アンティーク家具、ヴィンテージ家具、そしてDIYを大切にするポートランドならでは。リペア家具も豊富に揃います。そのための作業場も併設されていますよ。
出典: なかには、憧れのミッドセンチュリー家具も。買わずとも、眺めるだけで目の保養になります*
気軽にアートに触れて*素敵な雑貨が揃うセレクトショップ「ロウエル」
出典: せっかくなら、とことんローカルファーストの魅力を満喫したいですよね。
こちらの「ロウエル(LOWELL)」は、ハンドメイドやヴィンテージ系の雑貨を扱うお店。ローカルアーティストが手がけたものを多く取り扱っています。
出典: 素敵なセンスとあたたかさが感じられる、手仕事の作品が丁寧に展示されています。
どの商品も、作り手の方の思いがしっかり伝わってきて、じっくりと見入ってしまいますね。雰囲気が落ち着いていて、とても素敵な空間です。
「スウィーディーディー」カフェで、アメリカンサイズのパイを*
出典: 「Sweedeedee(スウィーディーディー)」はガイドブックにも載っている、行列のできる人気カフェ。
店員さんもフレンドリーで、ナチュラルな内装とあいまって、居心地がいいです♪
出典: Sweedeedeeでオススメなのが、甘さ控えめの『ブルーベリーパイ』。食べやすくて美味しいです。大きさは、アメリカンサイズで、日本の3倍の大きさぐらいはあります!
ちなみに「Sweedeedee」のお隣は、レコードショップです
出典: ポートランドはレコードショップが多いことでも有名。
「Sweedeedee」のお隣には個人経営のレコード屋さん「Mississippi Records(ミシシッピ・レコーズ)」がありますよ。とっても古いものもあるそうで、ぜひディグってみてはいかがでしょう♪
kawaii!と思わず声があがる「ピップスオリジナル」のドーナツを一口で*
出典: 地元の方から愛されるミニドーナツ屋さん「 Pip's Original Doughnuts & Chai (ピップスオリジナルドーナツアンドチャイ)」。
お手ごろ価格で、フードイベントではフードカーを出して出店することもあります。
出典: 一口サイズの小ささがなんとも可愛い!食べやすくて、素朴な味わいで、つい手が止まらなくなる美味しさ。
ヌテラやシナモンシュガー、ハニーソルトなど、甘いものが苦手な方もぜひ味わってみて*
スタンプタウンと並ぶサードウェーブ系「コアヴァコーヒーロースターズ」
出典: 「ここがカフェなの?」と、もと倉庫というクールなお店の建物に驚く人が多い「コアヴァコーヒーロースターズ(Coava Coffee Roasters)」。こちらもスタンプタウンコーヒーと並ぶ人気店です。
出典: ハンドドリップで一杯ずつ丁寧に淹れる、こだわりのコーヒーをいただけます。
店内には観光客はもちろん、ローカルな常連客の方の姿も。オープンな空気感が心地よい店内です。
[おすすめスポット3]バラなど、美しい自然を楽しめる公園
ポートランドで美しい公園に行きたいと思ったら、「ワシントンパーク」がおすすめ。ダウンタウンから西へおよそ3kmほど行ったところにある、64ヘクタールもの広大な公園ですが、それだけではありません。公園の中には、バラ園、日本庭園、動物園などがあり、見どころが満載です。
まず、バラ園(ローズガーデン)と日本庭園を取り上げましょう*
バラが咲き誇る「ローズガーデン」(ワシントンパーク内)
出典: 正式名称は国際バラ試験園(International Rose Test Garden )ですが、「ローズガーデン」として親しまれています。
バラのコレクションは約一万株。心も薔薇色に染まる、心豊かなひと時が過ごせる公園です。
出典: 四季を問わず美しい和の世界を楽しめる「ポートランド日本庭園」。開園したのは1967年ですが、昨年リニューアルオープンを果たしました。リニューアルには建築家の隈研吾さんも関わられたそうです。
出典: こちらはリニューアル前の画像ですが、見事な枯山水です。
ポートランドなのに日本の文化が身近にあるなんて、なんだか親近感が湧いてきますね。
出典: 中国の伝統的な建築美に触れられる、ラン・スー中国庭園(チャイニーズガーデン)が、チャイナタウンの地区にあります。
中国の移民の方にとってはもちろん、中国文化に親しめる場所としても、大切にしたい庭園ですね。
出典: ぜひポートランドのお土産にはローカルファーストならではの、“メイド・イン・ポートランド”を選んでいただきたいですが、ここではちょっと、知る人ぞ知る情報を。
オレゴン大学(University of Oregon)のアメフトチームのマスコットは、こちら。
あれ!?とびっくり。そう、ドナルド・ダックなんです!
「オレゴンダックス」と呼ばれ、親しまれているんですよ♪
オレゴンダックスのアイテムは、「ダックスストア」で買えますので、定番ではないお土産さがしにぴったりです。
出典: 正式名は「TRUE PORTLAND the unofficial guide for creative people 創造都市ポートランドガイド」という、“ unofficial”ながら、びっくりするほど、ポートランドの魅力が詰まった濃い一冊なんです。
構成が少し変わっていて、以下のとおり。さすが、ポートランド!毎年発刊されるそうですよ。
EAT(食べる)、LISTEN(聞く)、MAKE(つくる)などの動詞を切り口に420件以上のスポットを紹介。
ファーマーズマーケット、サードウエーブコーヒー、マイクロブルワリー、DIYやスモールパブリッシング、タトゥーやLGBTQなどのカルチャーや、シーンのキーパーソンに寄稿してもらい現象を洞察しながら地元民に人気のあるスポットを紹介しています。
《おすすめガイド本》POPEYE ~ポートランドに行ってみないか?~
出典: 『POPEYE(ポパイ)』で「ポートランドに行ってみないか?」をテーマとした、2014年7月号です。
数年前の発刊になりますが、この号を契機に、ポートランド旅行に目覚めた方が増えました。
きれいなビジュアルとセットに、サードウェーブコーヒーなど、気になるお店が紹介されています。
《おすすめ本》「KINFOLK (キンフォーク)」各号
出典: キナリノ読者のみなさんにも愛読者が多い、ライフスタイル雑誌「Kinfolk(キンフォーク)」。実は、ポートランドで生まれた雑誌なんです。
自然にやさしく、暮らしの品々にもやさしく、人にやさしく。ポートランドが原点となっている、丁寧な暮らしのエッセンスに触れてみて。
出典: いかがでしたか?
クリエティブで、心がほっとする、そんな魅力を持つ街・ポートランド。人の暮らしをはじめ、自然、そして地域の産業が上手く調和しています。そして、人々が助け合い、シェアをしながら、発展していく都市なのです。
この街に触れると、あなたらしいライフスタイルを新たに発見できるかもしれません♪ Let's go portland!!!
*ポートランドのシンボルとなっている白鹿の看板(White Stag)です。訪れたら、ぜひこちらも写真におさめてくださいね。
皆さんは『ポートランド』をご存知でしょうか。うっかりポーランドと聞き間違えそうですが、この『ポートランド』は、アメリカのオレゴン州にある都市です。
ポートランドの富士山と呼ばれる、オレゴン州最高峰「フッド山」を望みます。