温泉でリラックス…
冷え性、肩こり、筋肉痛、皮膚炎、リウマチ、痩身、美肌…温泉の効能は数限りなくあります。でも、温泉の一番の効能は、全身をリラックスさせ、心と身体を潤わせることかもしれません。
温かな湯に腰を沈めて、「ふぅぅ」「はぁぁ」と一息つき、その心地良さに、多くの人がつい目を細めてしまうのは、誰もがそうした思い、凝り固まったものを後生大事に抱えている証なのかも知れません。
温泉に浸って。水が秘める“力”を頂きましょう。
◆水の“浄化”力
日本における風呂(入浴)の歴史は、仏教の伝来とともに始まったと言われています。仏教では、穢れを落とす“沐浴”は、仕える身にとって大事な勤めでありますが、沐浴で得られる*功徳についても積極的に説かれています。
多くの寺院で、入浴施設として浴堂(湯屋・温室)が建造され、僧侶の沐浴はもちろんのこと、貧しい人や病人へも開放され、施浴(施湯・湯施行)が行われていました。それは、単なる浴室、入浴とは異なり、衛生施設に不足していた時代においては、今日における病院の役割を果たす社会事業であり、“施浴”は、大切な布教活動でもありました。
温泉は、ミネラル豊富な天然の湧き水や地下水、化石海水に、火山起源によるエネルギーが加わったものです。
地下でプレートが重なり合う日本列島は、世界有数の火山大国です。常に動くプレートは、沈み込む際のエネルギーによってマグマを生じ、周辺の岩石や湧水、地下水を温めます。日本は、噴火災害のリスクを負ってはいるものの、“温泉”という大きな恩恵を自然から得ています。
清らかな水に浄化作用があり、水の湧き出る場所が神聖な領域とされるのなら、古くから大事にされてきた“温泉”には、きっと偉大な力が具わっているはずです。そして、その温泉が“源泉かけ流し”であるならば、温泉のパワーが薄まることなく享受できるはずです。
本記事の目次
以下では、都心部からアクセス抜群の、国内屈指の温泉場「箱根湯本温」の魅力について様々に紹介します。
1.歴史ある温泉場「箱根湯本」
関東圏の伝統ある温泉場
箱根随一の温泉場「箱根湯本」
2.「箱根湯本温泉」の人気を支える6つの要素
①アクセスの良さ
②周辺の自然環境
③個々のニーズに応じられる多様な温泉施設
④誰もが入りやすい泉質・“源泉100%かけ流し”の温泉
⑤食事も。カフェも。お土産も。多彩な商業施設
◆水が美味しい箱根ならではの“3つの食”
⑥観光スポットも豊富。
3.「箱根湯本」のお勧めの過ごし方。
4.日帰り温泉でも満足!
天山湯治郷・箱根湯寮・足洗の湯 和泉・弥次喜多の湯・その他の日帰り温泉施設
旅のInformation
旅のおわりに
1.歴史ある温泉場「箱根湯本」
関東圏の伝統ある温泉場
関東圏には、伊香保温泉(群馬)や草津温泉(群馬)、鬼怒川温泉(栃木県)や和銅温泉(埼玉)や湯河原温泉(神奈川県)等など、古くから評判の温泉場が数々あります。
概ねそうした温泉場の周辺は、自然豊かです。清涼な空気や緑深い山々、清水流れる川や絶景の海等など、自然環境に恵まれ、素晴らしい景観とともに、温泉入浴が楽しめます。【画像は、草津温泉の湯畑】
箱根随一の温泉場「箱根湯本」
2.「箱根湯本温泉」の人気を支える6つの要素
1.アクセスの良さ
2.周辺の自然環境
3.個々のニーズに応じられる多様な温泉施設
4.誰もが入りやすい泉質・“源泉100%かけ流し”の温泉
また、箱根湯本の温泉施設では、ほとんどが*“源泉100%かけ流し”です。湧き出したままの成分を損なわいため、効験があらたか。常に湧き出した湯が注ぎ入れられているため、多くの人が利用していても浴槽内はいつも清潔、清浄です。いつでも新鮮な湯で寛げます。
5.食事も。カフェも。お土産も。多彩な商業施設
◆水が美味しい箱根ならではの“3つの食”
神事の禊(みそぎ)や神社の手水(てみず)、相撲の力水(ちからみず)が示すように、水には罪や穢(けがれ)を洗い清め、浄化する作用があるとして、日本では古くから、節目節目で水を用いてきました。
【幾筋もの白糸が落下する優美な姿の「玉簾の瀧(たまだれのたき)」。箱根湯本のパワースポットでも有名。】