暖かい日差しに誘われてお出かけしたくなる春の季節がやってきましたね。ピクニックやグルメな街歩きもいいですが、たまにはアートな空間で感性を磨くおでかけはいかがでしょうか?今回は、新緑の頃におすすめな東京~東京近郊の誰もが知っている「横浜美術館」や「世田谷美術館」、少し専門的な「ちひろ美術館」「ホキ美術館」など、緑の豊かさと美しい外観が魅力の美術館をご紹介します。2018年03月30日作成
都内・東京近郊には、ただ訪れるだけで癒される独特のムードを持った美術館が多数あります。今回は、その中でも新緑の時期に訪れれば豊かで美しい風景に出会える美術館をご紹介します。ぶらっと一人ではもちろん、大切な仲間と訪れて、心潤うアートな時間を過ごしましょう。
横浜美術館は横浜市みなとみらいにある美術館です。1989年に開館して以来、近代美術・現代美術に焦点をあて作品を収集しています。建物は「世界のタンゲ」と言われる国外でも活躍している丹下健三氏の設計です。
合計7室の展示室を有しており、近代美術・現代美術のさまざまなイベントが行われています。近年は、新進気鋭の若手作家を紹介する企画も増えてきました。
館内は、御影石を使った高さ約20メートルの広々とした吹き抜けの開放的なグランドギャラリーが特徴です。エントランスでは、多くのイベントやレセプションも開催しています。
「子どものアトリエ」は、未就学児から12歳までの児童を対象としたコーナー。スタジオやプレイルーム、ワークスペースなどが揃っています。
横浜美術館に併設されたこちらのレストランは、カジュアルなフランス料理を味わえる事で人気の「ブラッスリー・ティーズ・ミュゼ」。美術館でアートを楽しんだ後は、高級感のあるこちらのレストランでゆっくりお食事を楽しむのもいいですね。
世田谷美術館は、新緑が楽しめる砧公園内にある美術館です。緑に面したカフェもあり、訪れたただけで癒されるスポットとして人気です。
1986年に立てられた世田谷美術館は、日本建築史を代表する一人 内井昭蔵氏によりの設計されました。内井氏は、この作品で毎日芸術賞・日本芸術院賞を受賞しています。
世田谷美術館は砧公園の北門のすぐ側にあります。春には西門から入って、桜や新緑の中を散策してから美術館へとたどり着くコースがおすすめ。さまざまな花が咲き野鳥が集まる景色を眺めながら、美術館を訪れてみてくださいね。
世田谷美術館は、世田谷区の在住作家の収集をはじめ、先史美術・現代美術などの幅広い分野の芸術を展示してきました。また、世田谷美術館の別館「宮本三郎記念美術館」には、洋画家・宮本三郎氏の作品が展示されているので、こちらを訪れるのもお忘れなく。
世田谷美術館の特徴的なデザインとして、正三角形のトラス状の柱を全体の共通モチーフとしています。凹凸や三角形が統一されていて繊細な建築美が楽しめます。地下1階にはパティオとカフェがあり、落ち着いた静謐な時間を過ごせます。
原美術館は、品川駅 高輪口より徒歩15分、車なら5分ほどの住宅街のなかにあります。実業家・原邦造の邸宅をそのまま美術館へと改築した歴史ある建物です。
建物は、第一生命館なども設計した近代日本の建築家 渡辺仁氏の設計によるもの。個人邸宅の趣が残った、戦前建築の懐かしさも味わえる独特のムードを持った美術館です。
現代美術を意欲的に紹介する展覧会が多数あり、画家の奈良美智氏の作品展や、現代芸術家の森村泰昌氏の作品などを常設展示しています。
過去には、ドイツの新鋭アーティスト、メンヤ・ステヴェンソンの作品展も行われ、窓部分に鮮やかな作品が飾られました。
中庭に面したカフェ「ダール」。庭に置かれたアート作品を眺めながらほっと一息つくことが出来る貴重な空間。原美術館を訪れた際は、窓際でゆったりとしてみるのもいいですね。
東京の練馬区 下石神井にあるちひろ美術館。ここは、絵本作家 いわさきちひろさんが作品を生み出した自宅兼アトリエの邸宅を美術館へと改装した、世界初の絵本美術館です。
店内にはちひろグッズが所狭しと飾られており、手に取れる絵本やさわれるおもちゃも展示されています。
いわさきちひろさんの作風は、どこかノスタルジックでロマンティックな水彩画。子度をも描くことが多く、絵本の挿絵家としても活躍されました。「子どもの幸せと平和」を願い続けた絵は、やさしく慈愛にあふれて眺めているだけで穏やかな気持ちになります。
美術館内に併設されている「絵本カフェ」では、絵本を見ながら美味しいお茶をいただけます。訪れる子どもたちのために、オーガニック素材や、無添加の材料を取り入れた安心安全な食事を食べられる事ができます。
美術館内の中庭には、愛らしい季節の花も咲いています。個人宅として使われていた庭はどこか素朴で癒されるスペースです。
東京ステーションギャラリーは、1988年に東京駅の中に誕生しました。2012年に東京駅の復原工事に伴って、リニューアルオープン。アクセスの良い美術館なので、忙しい方でもお仕事帰りに気軽に立ち寄れる美術館です。
東京駅丸の内方面、北口の改札前にギャラリー入り口があります。仕事の帰りや気分を一新したい時にフラッと入れるのが嬉しいですね。
随時、館内では近代美術を中心に、幅広い時代とジャンルを感じる事ができる展覧会を開催しています。
2階へ上がるには、旧ギャラリーのシャンデリアが吊り下げられた八角形の螺旋階段を通ります。都会的なデザインの階段は、上から覗くだけでも、異空間な風景を楽しめます。
館内の階段壁にあるレンガ部分。当時のままほとんど手を加えられておらず、重要文化財に指定されています。
ホキ美術館は、2010年に開館した世界でもまれな写実絵画専門美術館です。写実絵画とは、まるで写真のように現実そのままに描かれた絵画のこと。写真ではなく絵でしか現すことの出来ない世界がここにあります。
特徴的な外見は、2011年の日本建築家協会「日本建築大賞」に選ばれています。空調のための排煙チャンバーを、鋼板構造により美しいフォルムで実現しており、現代美が反映されています。
ホキ美術館には、ホギメディカルの創業者保木将夫によって収集された、写実絵画約450点が展示されています。昭和の森公園に隣接しており、作品を見ながら緑を満喫できる場所でもあります。
常設絵画は、写実絵画界のリーダー的存在である野田弘志氏や森本草介氏の作品が多数。こちらは、藤原秀一氏の「萩と猫」という作品ですが、写真と見間違うほどのリアルさです。絵でしか現せないディティールも必見です。
いかがでしたか?春の陽だまりの中、美術館巡りをしてみると新しい発見や、おもしろい出会いがあるかも。独創的な芸術に触れて、いつもと違う休日を楽しんでみてくださいね♪
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都内・東京近郊には、ただ訪れるだけで癒される独特のムードを持った美術館が多数あります。今回は、その中でも新緑の時期に訪れれば豊かで美しい風景に出会える美術館をご紹介します。ぶらっと一人ではもちろん、大切な仲間と訪れて、心潤うアートな時間を過ごしましょう。