愛知県新城市の川売地区には、なだらかな丘陵地帯に約1500本の食用の栽培梅が植えられています。

抜けるような青空、のどかな里山風景、薄桃色をした梅の花びらが織りなす景色は、まるで桃源郷のようです。

愛知県知多市にある佐布里ダムの調整池、佐布里池の周辺には、佐布里梅、白加賀、青軸など約25品種の梅が植栽されています。

佐布里池畔に咲く梅の木は、約5000本にも及び、毎年、梅の開花時期となる2月中旬から3月中旬にかけて甘い香りが漂います。

なだらかな山の傾斜地に広がる相良梅林では、約20品種、700本の梅が植栽されています。

次々と開花し、甘い香りを漂わせる梅の花は、のどかな山里風景の美しさを引き立てています。

車窓からは風光明媚な景色が広がる伊豆箱根鉄道沿線の大仁駅近くにある大仁神社境内には、約600本の梅が植栽されています。枝垂梅、紅梅、白梅など約80品目に及ぶ梅は、初春が訪れる頃になると次から次へと花を咲かせ、神社境内を彩ります。

静岡県磐田市にある豊岡梅園では、白梅、南高、古城、改良内田、紅梅を中心に約3000本の梅が植栽されています。紅梅と白梅のコントラストの美しさは格別で、いつまで眺めていても飽きることはありません。

岩本山の山頂にある岩本山公園は、富士山を臨む格好の眺望スポットとして人気のある公園です。公園内には約320本の梅が植栽されており、毎年2月中旬から3月中旬頃にかけて見頃を迎えます。富士山を背景に梅が満開に咲き誇る様は、一枚の日本画のようです。

桃色の花びらをつけて一輪一輪と花を咲かせる梅の花の姿は可憐で、まるで春の訪れを告げる妖精のようです。

約4万4000平方メートルもの敷地を誇る熱海梅園は、静岡県を代表する温泉保養地となっている熱海市にある梅園です。

梅園内には、早咲き、中咲き、遅咲きの梅が59品種植栽されています。樹齢100年を超える老木から若木まで、472本の梅が次から次へ花を咲かせる梅園は、訪れる人々を魅了してやみません。

徳川家康を主祭神として祀る久能山東照宮は、1617年に創建された神社です。境内には約200本の紅梅や白梅が植栽されており、久能山東照宮の美しさを引き立てています。