Prolog 森と水と光に囲まれたミュージアムカフェを訪ねてみましょう
出典:www.flickr.com(@MIKI Yoshihito) まるでヨーロッパの森に迷いこんだようなメルヘンチックな風景。その中に、溶け込むようにミュージアムカフェがあります。
四季折々の自然とふれあったり、森林浴を楽しんだりと、自然とアートを楽しむ旅に出掛けてみましょう!
北の大地と大空を楽しむ「カフェ・ラ・フォリア」《北海道》
出典: 札幌芸術の森美術館 /北海道札幌市・・・ 「見る」「作る」「使う」「食べる」「見つける」が全部楽しめる、自然とアートを一緒に楽しめる芸術複合施設です。広大な野外美術館で彫刻たちとのおしゃべりを楽しんだ後は、ミュージアムカフェ「カフェ・ラ・フォリア」でくつろぎのひとときを!
出典: ☆★「 カフェ・ラ・フォリア 」・・・窓越しの自然の風景もまた、アート作品のひとつ。眺めのいいテーブルでティータイム。併設のミュージアムショップでアート小物を選ぶ楽しみも!
出典: 六花亭 中札内美術村 / 北海道河西郡中札内村・・・旭川〜富良野〜十勝を結ぶ北海道ガーデン街道の南端にある雄大な敷地内では十勝六花(エゾリンドウ、ハマナシ、オオバナノエンレイソウ、カタクリ、エゾリュウキンカ、シラネアオイ)などが季節毎に花開き、庭園にはクロアチアの古民家を移築した素敵な美術館が点在する芸術村です。7つのエリアに分かれ、その1つがカフェ&レストラン「ポロシリ」です。
出典: ☆★「ポロシリ」・・・柏林に囲まれたまくら木の遊歩道を散策。美術館めぐりを楽しんだら、「ポロシリ」でひと休み。ここでは地元の農作物を使用したスイーツや家庭料理が味わえます。
都会の中の森と日本庭園を望む「 NEZU CAFE 」《東京都》
出典: 根津美術館 / 東京都港区・・・東京都内に都会のオアシスともいわれる日本庭園の散策ができる美術館。貴重な古美術を所蔵しています。1階庭園口から石畳の小径を進み樹々の中へ入ると、4つの茶席やさまざまな石造物のある八景と、都会にいながら四季の移ろいが楽しめる場所。館内にある「 NEZU CAFE 」は落ち着きのある雰囲気。大人の隠れ家的なカフェです。
出典: ☆★NEZU CAFE ・・・一歩店内に入ると、壁面の大部分を占めるガラス越しに、都心とは思えない豊かな緑が目に飛び込んできます。
出典: オリジナルブレンドコーヒーとスイーツ。ミートパイやボリュームたっぷりのB.L.T.サンド、ニース風サラダなどが人気です。イベントや企画展など会期中の限定メニューもあるようです。
出典: ポーラ美術館 / 神奈川県箱根町・・・「箱根の自然と美術の共生」がコンセプトの美しい森の風景に溶け込む美術館。森の遊歩道を歩いて「カフェ・チューン」で休憩タイム。ランチなら併設のレストラン「アレイ」へ。大窓から眺める森の風景が楽しめますよ!
出典: ☆★「カフェ・チューン」・・・まるで森の中にいるような、大窓から眺める森の風景に心が癒されます。スイーツとホットサンドが人気メニュー。中でもスペシャルデザート「パレット」は真っ白なパレットの形のお皿に盛りつけたスイーツが素敵です。
出典: スペシャルデザート「パレット」・・・ケーキ、ソフトクリーム、フルーツを、ポーラ美術館ならではのパレットに盛り込み、パウダーアートと絵具にみたてた色とりどりのソースがカラフルでアートなデザート!
出典: セゾン現代美術館 / 長野県軽井沢・・・「緑の中の美術館」というコンセプト。森の中を歩くと数々の彫刻が訪れる者を優しく迎えてくれます。数寄屋造風の建物が軽井沢の自然に溶け込み、その一角にミュージアムカフェ「カフェ・ヤマアラシ」があります。
出典: ☆★「カフェ・ヤマアラシ」 ・・・「自然に丁寧に大地に感謝して」をテーマにした、地元産オーガニックの旬な素材が魅力のメニュー。本棚に囲まれた店内では好きな本を手に取りながら、オリジナルの焙煎コーヒーとオーガニックな食事が楽しめます。
出典: ムーゼの森・軽井沢絵本の森美術館 / 長野県軽井沢・・・エルツおもちゃ博物館・ピクチャレスクガーデンからなるニュージアムパークでは大人も子供も一緒に楽しめますよ!
出典: ☆★「カフェ・ルーエ」・・・ルーエ(Ruhe)はドイツ語で「静けさ・憩い」を意味します。手作りジンジャー・エールと採れたての果実を使ったオリジナルジュースとスイーツ。季節ごとの旬の素材を生かしたランチメニューなど創作料理の数々が嬉しいカフェです。ムーゼの森の散策の後は、是非訪れたいカフェ。
出典: カフェに隣接する楽しいミュージアムショップでは絵本から抜け出したような、楽しいオーナメントたちが、迎えてくれますよ!
出典: 大熊美術館 / 長野県安曇野市・・・安曇野の森にある小さな美術館です。ロイヤルコペンハーゲン&ビング&グレンダールのクリスマスプレートがコレクションされています。コレクターには必見ですね。併設されている「cafe 安曇野文庫」ではロイヤルコペンハーゲンのカップ&ソーサーで、格調高いティータイムが楽しめますよ!
出典: ☆★「Cafe 安曇野文庫」・・・緑豊かな安曇野で、美術鑑賞の後のロイヤルコペンハーゲンのカップでいただく紅茶は、ロイヤルブルーに染まる至福の時間。
出典: 安曇野の自然美豊かな大地。安曇野アートラインと呼ばれ、美術館・博物館が点在し、温泉地や観光地が多く、少し足を伸ばしてみるのもいいですね!
出典: 大山崎山荘美術館 / 京都府大山崎町・・・豊かな森を背景に、重厚な洋館本館2階の大山崎山荘喫茶室には、テラスからの眺望が楽しめるオープンカフェが楽しめます。そのテラスに立つと、3つの川、対岸の男山、遠くは京都南部から奈良の山々と、雄大な景色が飛び込んできます。四季折々の表情を見せる庭園の風景も見どころ。
出典: ☆★「大山崎山荘喫茶室」・・・天王山南麓に建つ山荘2階の喫茶室は、鹿鳴館を思わせるレトロな雰囲気。そのテラスでは、飲み物とケーキが楽しめます。貴重な名建築である山荘には当時の著名人や夏目漱石を始め文化人たちの社交の場でもありました。
出典: 落ち着きのあるインテリアと解放感のあるテラス。コーヒーの香りと、美味しいケーキが、旅の疲れをホッと癒してくれます。
出典: 兵庫陶芸美術館 / 兵庫県丹波市・・・丹波の自然豊かな森の中、5つの建物で構成される美術館は陶磁器を通して人々の交流を深めることを目的としています。蔵のような建物が印象的ですね。ここにミュージアムカフェ「虚空蔵」があります。
兵庫陶芸美術館 / 兵庫県丹波市・・・丹波の自然豊かな森の中、5つの建物で構成される美術館は陶磁器を通して人々の交流を深めることを目的としています。蔵のような建物が印象的ですね。ここにミュージアムカフェ「虚空蔵」があります。
出典: ☆★「虚空藏」・・・丹波の豊かな食材を使った手づくりのケーキと、モチモチした生パスタが楽しめます。デッキスペースでは丹波焼の里が一望できますよ!
出典: 中でも「虚空藏ランチ」は女性に人気のメニューです。食材の野菜は全て、自前の畑で採れた無農薬の野菜を使っているから安心ヘルシー。
出典: タオル美術館 / 愛媛県今治市・・・今治はタオルの産地として有名。お城のような外観の建物には、趣向を凝らしたタオルのギャラリーで1日中遊べます。ムーミンが迎えてくれるガーデンカフェでは、美しい森の庭園を観ながらゆったり過ごすのがオススメです。
出典: 庭園にはムーミンの仲間達がいっぱい。ムーミンガーデンと呼ばれています。ユーモラスなレリーフやモニュメントに、心癒されますよ!
出典: ☆★「ガーデン・カフェ」・・・香り高いフランスのフォションの紅茶が楽しめるカフェ。タオルギャラリーで遊んだ後は、是非ムーミンに会えるガーデン・カフェへ!
出典: 地中美術館 (ベネッセアートサイト直島)/ 香川県直島町・・・「自然と人間を考える場所」をコンセプトに瀬戸内の美しい景観を損なわないよう建物の大半が地下に埋設されています。館内には、クロード・モネ、ジェームズ・タレル、ウォルター・デ・マリアの作品がある建築家、安藤忠雄によって設計され恒久設置されているモダンな建物。地下でありながら自然光を取り入れ瀬戸内の景色に調和しています。ここに瀬戸内の美しい風景が一望できるカフェ「地中カフェ」があります。
カフェに併設されるミュージアムショップもシンプルでオシャレです。
出典: ☆★「地中カフェ」・・・自然を感じることができる解放感。屋外スペースも設けています。地中にあるこの美術館の中で、カフェに足を踏み入れると突然、眼下に瀬戸内海の景色が広がります。ここに座ってフェリーを眺めれば時間がたつのも忘れてしまいますね。
出典: 佐賀県立美術館・博物館 ・図書館 / 佐賀市城内・・・館内には茶室「清恵庵」を設け、目の前に広がる美しい蓮池は必見です!豊かな緑と、美しい蓮池の水と風を感じる場所。ここにはオシャレな3つのミュージアムカフェ「トレス」「パンゲア」「デイズキッチン」があります。大きなクスの木や水鳥か泳ぐお堀、そして蓮池のある豊かな水辺に囲まれた歴史と文化を感じる場所です。
出典: 「トレス」・・・美術館エリアのミュージアムカフェです。カラフルなアラカルトを可愛くまとめたワンプレートなど、気軽に入れるお店。
出典: 「パンゲア」・・・博物館内のミュージアムカフェ。大窓を通して季節の移ろいを感じるモダンなインテリア。
出典: 「デイズキッチン」・・・同じエリアにある県立図書館1Fにあるレストラン。「日々の食事を楽しく」をテーマにしたキッチン。
出典: 佐賀城公園の緑を楽しみながら、ゆったりとティータイムを過ごせます。
出典: 京都国立近代美術館 / 京都市左京区・・・素晴らしい美術作品を堪能した後は、ゆったりとお食事やスウィーツを楽しめるカフェ「café de 505」へ!併設のミュージアムショップ「アールプリュ」にも是非立ち寄ってみましょう!
出典: 「 Cafe de 505」・・・ 琵琶湖疏水に面したガラス張りのカフェ。水辺のオープンテラスもあり、桜の季節には疏水べりの桜並木を愛でるスポットとしても人気です。併設のミュージアムショップ「アールプリュ」 では海外のミュージアムグッズの取り扱いもあるので、のぞいてみましょう!
運河のきらめき「 ミュージアム・Cafe 」《長崎県》
出典: 長崎県美術館 / 長崎県長崎市出島町・・・美術館とギャラリーを結運河に沿って建つ美しくモダンな建物。日本ではここでしか買えないスペイン国立プラド美術館のミュージアムグッズや地元を代表する磁器・波佐見焼のオリジナル食器など、長崎県美術館にしかないアイテムです。運河の上、橋の回廊にあるミュージアムカフェがあります。
出典: ☆★「ミュージアム・Cafe」・・・全面がガラス張りで囲まれたカフェでは、日中は運河のきらめきを眺め、夜はライトアップされた美術館や夜景を見ながら、ゆったりとくつろぐ時間。
フランス料理界の巨匠、上柿元氏のプロデュースで「食と芸術の融合」をテーマに長崎県産の食材をふんだんに使用した楽しいフードメニューやスウィーツで体も心も大満足なカフェ!
出典: 出典: 豊島美術館 (ベネッセアートサイト)/ 香川県豊島・・・瀬戸内海を望む豊島唐櫃(からと)の小高い丘に建設された「豊島美術館」。その広大な敷地の一角に水滴のような形をした建物が据えられました。内部空間では、一日を通して「泉」が誕生します。その風景は、季節の移り変わりや時間の流れとともに、無限の表情を伝えます。
出典: ☆★「豊島美術館カフェ」・・・建築家・西沢立衛の空間デザインが斬新な豊島美術館に隣接するカフェ&ショップスペースです。開口部からは自然光がふりそそぎ、環境とのつながりを感じられる空間に、ゆったりとした時間が流れます。
出典: オリーブライス・・・豊島の棚田でとれたお米とオリーブのもろみの混ぜご飯です。ドリンク付きですよ!
出典: いちごソーダ・・・豊島のいちご農家さんから仕入れた苺のソーダです。甘酸っぱい爽やかさです。
「まるびぃ」なカフェ「Fusion21」《石川県》
出典: 金沢21世紀美術館 / 石川県金沢市・・・「新しい文化の創造と新たなまちの賑わいの創出」をコンセプトに作られた美術館です。体感型の遊べるアート作品展示が数多く、斬新でアクティブな現代アートに大人も子供も楽しめますよ!兼六園にも近い市街地中心部に立地したこの都市型美術館には、白を基調に光を取り込んだカフェ「Fusion21」があります。
出典: ガラスのサークル・・・どこから見ても丸い美術館、どこが正面なのか、はたまた全てが正面なのか「まるびぃ」という可愛い愛称がついています。
出典: 「Fusion21」・・・地元加賀の野菜など地産池消の食材を取り入れた食事が人気のカフェです。ビュッフェ式のランチとスイーツも充実しています。ガラス張りの開放感ある空間がゆったりとした気分にさせてくれますよ!
出典: 真っ白なパレットの形をしたお皿に、好きな料理を入れてアーティスト気分。
出典: 「サロン・ド・テ・ロンド」/ 東京都港区・・・逆円錐型のモダンな建物の上、光のシャワーを浴びるカフェ。天井が吹き抜けだから、まるで空中にいるかのように感じる都心にいながら不思議な空間です。
出典: ドリンクやデザートが中心。美術館を見渡す開放的な雰囲気で、香り豊かな紅茶とおいしいスイーツが味わえますよ!
出典: 藤城清治美術館 /栃木県那須町・・・ 光の祈りの芸術作家・藤城清治コレクションを集めた「藤城清治美術館 那須高原」は、「生きて演じ動いていること、舞台と観客がひとつになり感動すること」を体感できる劇場型美術館です。いたるところに配置された、可愛い動物たちの光と影を感じるアート作品に、思わずにっこり!黒ネコちゃんがお出迎えしてくれます!
出典: ☆★「ミュージアム・カフェ」 / 光ふりそそぐテラスのあるカフェでは人気の『コーヒーアフォガード』『チョコパンケーキ』などのスイーツを楽しみながら、木のぬくもりを感じるテーブルと椅子が心地よいひとときです。椅子の背が女の子の影の形をしていて可愛いですね!
東欧のアートに出会える「カフェ・あうる」《岩手県》
出典: 御所湖 川村美術館 / 岩手県雫石町・・・国内でも珍しい東欧絵画作品を展示。川村美術館は御所湖の近くに佇む小さな美術館 です。森と湖の風と光に包まれる場所、個性的で幻想的な東欧絵画は必見です。館内にある「Cafe あうる」では東欧の絵画作品がセンス良く飾られ、ヨーロピアンスタイルなサロン風にまとめられています。
出典: ☆★「Cafe あうる」・・・「アウル」は英語でフクロウ。併設のミュージアムショップではアウルの小物がいっぱい!食事やお茶を楽しみながらバイオリンやピアノなどの生演奏を楽しめる日もありますよ!
出典: 六本木ヒルズ 森美術館 / 東京都港区・・・六本木ヒルズ森タワー53Fのアーツセンターを核とした美術館です。通称「MAM」と呼ばれています。52Fフロアーには、「アートと食の融合」をテーマにしたミュージアムカフェ 「ザ サン & ザ ムーン」があります。異なる2つのスタイルは光と影とアートを表現しています。常設展示はなく、いつ来ても最新の現代アートに触れることのできるアートスペースです。
出典: ☆★「 ザ・サン 」・・・太陽の光をイメージしたアート空間は森美術館や東京シティビューを楽しんで、気軽に立ち寄れるカジュアルなカフェ。洋食メニューを中心にサンドイッチやパスタなどをいただきながら、アートやカルチャーを語り合う最適な空間ですね!
出典: ☆★「 ザ・ムーン 」・・・月影のモワレを感じる落ち着いた店内には六角のオブジェが配置され、カフェの窓、天井、壁、そのインテリア全てがアートしています。東京タワーとスカイツリーを同時に観る眺望は見所。ガストロノミーをベースにしたフレンチなメニューは全国各地の旬の食材をふんだんに使った3コースが楽しめますよ!森美術館とリンクさせたアートな空間が心地よく調和して上質な時間が過ごせそうです!
出典: ホキ美術館ミュージアムカフェ/ 千葉県・・・地下1階にあるミュージアムカフェは白を基調とした空間に様々なデザイナーズチェアがあり、スタイリッシュな座り心地を楽しみながらひと息つけそうなカフェです。
アートとミュージアム・カフェを巡る旅・・・素敵ですね!あなたの旅の計画に組み込んでみてはいかがでしょうか?旅の思い出に、ミュージアムショップに立ち寄って是非ポストカードのスブニールを!そして、いつまでも残る思い出として、ミュージアムカフェでのひと時や風景を大切にしたいものです。
まるでヨーロッパの森に迷いこんだようなメルヘンチックな風景。その中に、溶け込むようにミュージアムカフェがあります。