麹町、麻布、赤坂。
四谷、牛込、小石川・本郷…。
都内においては、概ね、江戸期に武家の居住地として開かれ、武家屋敷が連ねた地域です。
かつてこの界隈の高台や斜面には、武家屋敷が連なり、廃藩となった明治以降も、師範学校(大学)などの教育施設がおかれる他、公園用地や政財界の名士らの居住地となっていました。現在も、有形無形の歴史的文化財を内包した都内有数の文教地区、閑静な住宅街としてよく知られています。
音羽から目白台へ。地形と歴史が育んだ“山の手”風情。
名刹も。名園も。名店も。
財布に優しく、アクセス抜群。
本記事の目次
1.「音羽」から水と緑の「目白台」へ。散策モデルコース
→〈9分〉→〈〘鳩山会館〙→〈4分〉→〘関口フランスパン本店〙→〈3分〉→〘文京区立 江戸川公園〙
→〈神田川沿いの遊歩道2分〉→〘椿山荘 庭園(冠木門)〙→〈胸突坂 2分〉→〘関口芭蕉庵〙
〈胸突坂 2分〉→〘永青文庫〙→〈1分〉→〘文京区立肥後細川庭園〙→〈4分〉→[都電荒川線 早稲田駅]
2. 都内屈指の名刹「大本山 護国寺」
篤志と玉の輿。桂昌院建立の寺院
「護国寺」のハイライト。不老門&観音堂
観音堂(本堂)の安置されている本尊は、本堂落成時、桂昌院が持仏としていた『如意輪観世音菩薩』です。その後、秘仏となり、現在安置されているのは「六臂如意輪観世音菩薩像」です。
【随所に江戸・元禄期の建築工芸の粋を感じることが出来る「観音堂(本堂)」内部。秘仏である『如意輪観世音菩薩像』は、護国寺の縁日である毎月18日に御開帳され、本尊開帳法要が行われ、誰でも参加できる。(※本堂内の写真撮影不可)
*六臂像は、六本の手をそなえており、そのうち2本は、如意輪観世音菩薩の由来である「如意宝珠(様々な願いを叶える宝の珠)」と「法輪(仏教の教えが世界に尽きなく巡る輪宝)」を持っている。慈悲深く温かな表情が特徴的である。
本堂を支える52本のケヤキの柱は、元禄期の大商人・紀伊国屋文左衛門が調達したと伝わるが、300年以上の長きに亘って経を聞き続けてきたことから“開運柱”、“抱きつき柱”と呼ばれ、抱きついて願えば、願い事が叶うと伝わる。】
見所沢山!広い境内。
ちょっと山頂まで。「護国寺」で富士信仰
年中行事・骨董市も見逃せない。
のんびりとした雰囲気も魅力的。
3.売切必至!「菓子処 群林堂」の『豆大福』
餅と求肥の違い。硬くなっても美味しく頂けます。
大福の生地は、一般的に、餅か、求肥を用います。それぞれに長短があり、好みが分かれるところです。特徴を知ってそれぞれの味わいを楽しみましょう。
●求肥:
賞味期限が数日ある餅菓子の生地、滑らかな食味を大事にする和菓子は、ほとんど“求肥”が用いられています。「求肥」は、餅米の粉に水や砂糖等を加えて練り上げて作り上げるもので、水・茹で・蒸しと“練り方”で異なりますが、時間が経過しても硬くならないという特徴があります。
●餅:
餅生地は、シンプルに蒸した餅米を搗き上げて作られます。しっかりと搗き上げた餅は、伸びやかで滑らかです。柔らかながらも、粘りとコシがあり、穀物本来の旨味や餅米特有の香りが味わえます。しかし餅は、時間の経過とともに、冷え固まり、それとともにデンプンが老化し、その美味しさが急速に失われていきます。
ご飯を温め直したり、パンや餅を焼けば、再びでんぷん質が変化し美味しく味わえるのは、誰もが経験的にご存知のとおりです。しかし和菓子となると、ご飯のように元の味わいをトータルで復活させることは出来ません。
それでも食べ時を失って、餅生地が硬くなってしまった場合は、焼き網やトースター使って焼いてみましょう。当初のものとは別の味わいになりますが、餅は柔らかになり、表面が焦げた香ばしさも加わって美味しく頂けます。
4. 音羽の“御殿”「鳩山会館」
バラとステンドグラスの「鳩山会館」
5.フランスパン発祥の店「関口フランスパン 本店」
- 住所
- 文京区関口2-3-3 目白坂STビル 1F
- 営業時間
- [月~土]
8:00~18:00
[日・祝]
8:00~17:00
イートイン平日14時土日15時L.O
- 定休日
- 12月30日~1月4日
- 平均予算
- ~¥999
関口フランスパン パティスリーダノワーズ店
- 住所
- 文京区関口1-18-6
- 営業時間
- 平日/07:00~20:00
土日祝/07:30~18:00
但し ピザなどイートインの調理パンは11:30~15:30のオーダーのみ。
これ以外の時間帯はオーダーできません。
- 定休日
- 12/30~1/4
- 平均予算
- ~¥999 /~¥999
【音羽「鳩山会館」】