憧れのスローライフを本の世界で体験しよう
1.「古い家ではじめた、新しい暮らし」
2.「種まきノート - ちくちく、畑、ごはんの暮らし」早川ユミ
布作家の早川ユミさんが高知の山の中での暮らしを綴ったエッセイ集。夫で陶芸家の小野哲平さんと共に、自然に身をゆだねてゆったりと暮らす姿が多くのファンを魅了しています。
3.「ベニシアのハーブ便り - 京都・大原の古民家暮らし」ベニシア・スタンリー・スミス
NHKの人気番組「猫のしっぽ カエルの手」でおなじみのハーブ研究家・ベニシアさん。イギリスの貴族社会を離れ、京都・大原で見つけた自分らしい暮らし方が美しい写真と共に綴られます。
築100年を超える古民家の庭は、ベニシアさんが育てた200種類以上ものハーブでいっぱい。本書ではハーブのレシピや活用法についてもたっぷりと語られています。ベランダなどでガーデニングを楽しむ方にも参考になりますよ。
4.「こといづ」高木正勝
高木正勝さんは映画「おおかみこどもの雨と雪」などの映画音楽や、数々のCM音楽などを手がける音楽家。街中から丹波篠山の小さな村に移り住み、村人たちとの交流や音楽が生まれる過程などを独自のやわらかな文体で綴っています。
本書は月刊誌「ソトコト」で6年間連載していたエッセイをまとめたもの。村での暮らしが始まってからの心境の変化を、読む側も時系列で辿りながら追体験できます。さらに、巻末には村の春夏秋冬を歌った「めぐみ」の歌詞と楽譜も掲載されています。
5.「限りなく繊細でワイルドな森の生活」内藤里永子
著者の内藤里永子さんは、1937年生まれの翻訳家・詩人。50代で大切な人たちを次々と亡くし、失意の中で標高1,000mの森の中の古い別荘へと移り住み、60代半ばからの10年間をその地で過ごします。
亡くなった人たちを偲びながら静かに暮らすつもりが、森の中は想像を超えるおかしな事件でいっぱい。たくさんの命と共に生きていることを実感し、生きる気力を取り戻していく姿は、これからの年の重ね方を熟考したい人の心に深く刻まれるはずです。
6.「信州四季暮らし」横山タカ子
長年にわたって長野の食文化を研究し、旬の素材を活かしたシンプルなレシピを提案する料理家の横山タカ子さん。本書では、信州の四季に寄り添う横山さんの暮らしを素敵な写真と共に紹介しています。
7.「やまと尼寺 精進日記」NHK"やまと尼寺精進日記"制作班
NHKの人気番組「やまと尼寺 精進日記」で一躍有名になった、奈良の山の中にある音羽山観音寺。ご住職・副住職・お手伝いさんの3人が織り成すお寺のスローライフをたっぷり堪能できる一冊です。
8.「黒部源流山小屋暮らし」やまとけいこ
黒部川の源流沿いに建つ薬師沢小屋は、携帯の電波も届かないような深い山の中。そこで12年にもわたり山小屋アルバイトを続けるのが、このコミックの作者・やまとけいこさんです。
9.「週末は田舎暮らし ゼロからはじめた『二地域居住』奮闘記」馬場未織
田舎暮らしに憧れはあっても、生活拠点を全て移すのはなかなか難しいですよね。そんな方におすすめなのが、"平日は東京・週末は南房総"という二地域居住を実現した馬場未織さんの著作です。
10.「あたらしい移住のカタチ」セソコマサユキ
最後にご紹介するのは、将来的に移住を視野に入れている方にぴったりの一冊です。著者は沖縄への移住を実現した編集者のセソコマサユキさん。同じく様々な形で移住を選んだ10組を訪ね、その暮らしぶりを取材しています。
本の中のスローライフに癒されてみてはいかが?
ゆったりした文章や美しい写真を目にしていると、たとえ本の中でもスローライフを体験したような気分になれるはず。忙しい毎日の中でちょっと自然に触れたくなったら、ぜひ素敵なスローライフについて綴った本を手に取ってみてはいかがでしょう?
田舎の古い空き家に移り住み、新しい暮らしを始めた4組のご家族を取材した一冊。リノベーションにかかった費用や地元の人とのお付き合いの仕方など、田舎暮らしの具体的なノウハウも紹介されています。