ゆったりとした空気に癒される“食”をテーマにした映画
しあわせのパン
東京から北海道に移住した水縞くん・りえさん夫婦は、月浦の丘の上でパンカフェ「マーニ」をOPENしました。水縞くんがパンを焼き、りえさんが料理とコーヒーを淹れるカフェは近所でも評判に。そんな二人のお店には、春夏秋冬それぞれに様々な事情や悩みを抱えたお客さんがやってきます…。
夫婦とお客さんとのふれあいを通して“人生”や“幸せ”について考えさせられます。素敵なストーリー、音楽、パン、北海道の自然…様々な魅力にあふれる作品です。画面越しにパンの香りが伝わってくるようで、思わずパンが食べたくなっちゃいます♪
海のふた
2015年公開の「海のふた」は、よしもとばななさんの同名小説を映画化した作品で、女優やモデル、編集長など様々なジャンルで活躍している菊池亜希子さんが主演を務めています。映画に流れるゆるくやわらかな雰囲気が魅力で、おしゃれなかき氷屋のインテリアも見どころです◎
あん
ドリアン助川さんのロングセラーの同名小説を映画化した「あん」。監督は「殯の森」がカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した河瀬直美さん、主演は映画界の唯一無二の個性を放つ名優・樹木希林さんです。日本・フランス・ドイツの合作で、日本では全国77スクリーンと小規模でしたが、ロングランを記録し、数々の映画賞も受賞しました。生きることに悩み立ち止まっている方にぜひ観て欲しい、“生きていく意味”をテーマにした名作です。
生きることや働くこと、人との繋がりなど、人間の普遍的なテーマについてとても丁寧に描いています。女性監督ならではの繊細な映像も美しく、素晴らしい作品に出会えてよかったと思える、深く心に残り続ける名作です。
洋菓子店コアンドル
元・天才パティシエで現在はスイーツ評論家の十村は、ある日知り合いのパティシエの洋菓子店「コアンドル」に行きました。そこでたまたま恋人を追って上京したなつめに出会います。ケーキ屋の娘のなつめはコアンドルで働くことになり…。
作品を彩る美味しそうなスイーツの数々は、見ているだけでも幸せな気分に♪時に笑い、時にホロリとしたり…頑張るヒロインに力をもらえる作品です。
原田知世さんと大泉洋さんが、パンカフェを営む夫婦を好演した「しあわせのパン」。全国で47スクリーンだけの公開と少なめでしたが、女性を中心に作品の魅力がじわじわと伝わり、映画観客動員で10位を記録しました。“わけあうたびに わかりあえる 気がする”がキャッチコピーで、すべて北海道で撮影したこともあり、北海道の四季折々の自然の美しさも魅力。ほのぼのとした空気感がなんとも素敵な作品です。