“頑張ること”に疲れていませんか?
忙しさを回避しているつもりが、余計に忙しい?
少しでも効率よく動いて、忙しさを軽減したい!だから、スケジュール管理はきちんとしてるし、いつも先々のことまで計画して、コスパの良い方法を選んでいる...
一見とても賢い生き方のようだけど、「要領よく生きること」が目標になってしまうのは、どうでしょうか?目の前のタスクで頭がいっぱいだと、自然と視野が狭くなってしまいます。時には、少し俯瞰して物事を見る姿勢が必要です。
週末の作り置き、義務化したら重荷になった。
たとえば、週末の作り置き。楽しく料理に集中できる時間なら、とても良いことだけど、義務化してしまうと途端に重荷になってしまいます。「こうしなければならない」という思い込みは早めに捨てた方が賢明です。
頭が覚醒してなかなか眠れない。寝起きから疲れている。
全部完璧にこなしたいからと、イメトレすることが癖づいている。そのうちに、「こういう場合はどうしたらいいんだっけ?」と悶々としてきて、ついスマホで検索を繰り返してしまう...そして、頭はどんどん覚醒。結果、睡眠不足で疲れが蓄積。なんだか悪循環ですよね。
予定通りにできないことに劣等感を持ってしまう。
計画していた予定が悪天候のせいで台無しに。自分の過失ではないのに、今日1日を無駄にしてしまう気がして、劣等感を感じてしまう。怠けられない性質が行き過ぎると、無意識に自分自身を苦しめてしまうことにもなりかねません。
ふと空いた時間に何をしたらよいのか分からなくて不安になる。
予定がスムーズに進んで、急な空き時間ができた。これを「良かった」と取るか「困った」と取るかで、心理的な影響は随分変わります。ここで「何かしないとダメ」と考えてしまうのは、真面目さゆえ。元々予定になかった時間なのですから、何もしなくても何ら影響はないはずです。
コスパも時短も考えない。無駄な時間が必要な理由
「コスパ」や「時短」を考えること自体が悪いわけではありません。きっと、上手くやろう!と常々考えている人は、大体真面目でいい人です。でも、その真面目さが自分をがんじがらめにしてしまっているとしたら、どうでしょうか?疲弊した心と頭を解放するのに有効なのは、およそ効率とは結び付かない「無駄な時間」。一体どんな効力が期待できるのでしょうか?
プレッシャーから解放される
常に効率を気にしていると、ちょっとしたミスが見過ごせなかったり、不測の事態にどう対処していいか分からなくなることも。そんな時こそ、一呼吸してリラックス。何も求めずに、一旦周りを見回してください。ほら、自分が何かをしなくても世界は回り続けている。だから、時々余計なプレッシャーからは自分を解放してあげましょう。
ゆとりを持てば優しくなれる
完璧を目指す人は、きっとずっと遠くに理想を置いています。だから、頑張っても満足することがない。ずっと走り続けている。でも、そうしているうちに、置いてきぼりになっていることはありませんか?たとえば、あなたの身近な誰か。時には完璧じゃなくていいから、ただ、そばにいてあげることも大切です。同じ景色を眺めるだけで、きっとお互いに心豊かで優しい時間を過ごせますよ。
些細な変化の中に楽しさや美しさを見出すことができる
日本文化の中で自然と育まれてきた感性や情緒。合理的な価値観に偏重しがちな世の中で、やや忘れがちになっているかもしれないけれど、ふと足を止めてみれば、何か気づきがあるのではないでしょうか?たとえば、茶の湯の精神にある「わび・さび」の心。経年で寂れたり、古くなったものにある美しさ。そして、それを慈しみ楽しもうとするポジティブな気持ち。普段見過ごしがちなモノの中に豊かさが隠れていることもありますよ。
何も求めないことで得られる新しい体験
上手に生きるってなかなか難しい。何でも自分の思い通りにいく!なんてことはないのだから。だから、いっそのこと、自分がコントロールしきれないことをもっと楽しんだ方がいい。季節の巡りの中にあって感じること、周りの人々から受けるインスピレーション、古いものから新しい知識を得ること...受け身に思える事柄の中にもたくさん楽しみが潜んでいます。
いつでも新しい体験を受け止められるように、心にスペースを作っておきませんか?
無駄を楽しむアイディア集
いつものルートをちょっと寄り道
普段は最短ルートを選んで通っている場所。今日はちょっと余裕あるな...という時は、回り道や寄り道を試してみませんか?この時、目的は考えないで。むしろ何も考えようとしないくらいがいいんです。また、寄り道までしなくても、いつもよりゆっくり歩いてみるだけで、景色が変わって見えることもあります。今まで視界に入ってこなかった素敵なモノに気づくきっかけになるかもしれません。
気の置けない仲間との無駄話を楽しむ
気に入られようとか、認められたいとか、利益を考えないで付き合える、気心の知れた親友との時間。特に実りのない無駄話も、楽しければちゃんと心の糧になるもの。会うと素直な気持ちでいられる人こそ、ずっと大切にするべきです。
気忙しい毎日を過ごす現代人。平日、頭はフル回転で働くモード、行き帰りの通勤時間すら休まることなく、スマートフォンを見つめているという方も多いのではないでしょうか?では、家でどうかというと、やっぱり家事や雑事に追われ、常に時間が足りない感覚に...。もし今、あなたが漠然とした閉塞感を抱えているようであれば、少し物事の見方を変えてみる必要があるのかもしれません。