毎年やってくる「クリスマス」、一体何のお祭りなの?
しかし、「クリスマス」って、何のお祭りで、なぜ贈り物をするのでしょう?
毎年祝っているのに意外と知らない、そんな「クリスマスの謎」についてご紹介します。
1.意外と知らないクリスマスの謎
クリスマスはキリストの誕生祭……ではないの!?
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1月1日説、1月6日説など諸説ありますが、不明なのです。
では、なぜクリスマスは12月25日なのでしょう?
なぜクリスマスは12月25日?
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苦しい状況にあったキリスト教は、土着の宗教の祝祭とキリスト降誕祭を同化させる事で、土地に根付こうとします。
かくしてクリスマスは12月25日になったのです。
冬の太陽の再生を願うユールの祭では、大きな丸太「ユール・ログ」を燃やします。
丸太の形のクリスマスケーキ「ブッシュ・ド・ノエル」は、このユール・ログを型どったものなのだそう。
2.意外と知らないサンタクロースの謎
サンタクロースの服はなぜ赤いのか
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なぜサンタクロースの服は赤いのでしょうか。どうしてこの色でなくちゃならなかったのでしょう?
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聖ニコラスは夜、フードで顔を隠し、密かに訪れて金貨を靴に投げ込みます。
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口外せぬよう頼んで去った聖ニコラスですが、噂は広まり、語り継がれました。
「靴」に金貨を入れた事から、「靴下に贈り物を入れる」クリスマスの風習が生まれたようです。
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ですから、サンタクロースの服は赤いのです!
宗教改革者マルティン・ルターの家計簿にも!?「聖ニコラス祭の贈り物」の記録
聖ニコラスの遺骨は、1087年にノルマン人によってミュラからイタリアのバーリに移され、ヨーロッパでも聖ニコラス信仰が盛んになります。
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カトリックの「聖人信仰」に反対する宗教改革の立役者、マルティン・ルターの家計簿にも「聖ニコラス祭の贈り物」が記録されていたそうですから、いかに人気のある風習だったかわかりますよね。
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そんな事をしたら、子供達から恨まれます!困ったキリスト教会は「聖ニコラス祭」の風習を引き継ぎ、「クリスマス」に贈り物をするようになったのです。
サンタクロースが住んでいるところって?
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1927年にフィンランド国営放送局が、「サンタクロースの正式な住居はフィンランド・ラップランドのコルヴァトゥントゥリである」と宣言しました。
コルヴァトゥントゥリの山中で、赤い帽子の妖精・トントゥと一緒に住んでいるそうですよ。
サンタクロースに手紙を書こう
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必ず返信が欲しい場合は、「サンタクロース大使館」など、ネットから申し込める有料のサービスもあるそう。
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オンラインで注文できて、「ひらがな」「漢字仮名混じり」「英語」の3タイプが選べます。(1650円~)
最終申し込み日は12月18日。注文はお早目に。
Photo by Annie Spratt on Unsplash(※写真はイメージです)
フィンランド郵政発行のクリスマス切手には、サンタクロースの住所「コルヴァトゥントゥリ」の消印が。
SANTA CLAUS
NORTH POLE H0H 0H0
CANADA
3.クリスマスをもっと楽しむために
1.クリスマスに読みたい・贈りたい絵本/小説
8歳のヴァージニア・オハンロンちゃんは、友達に「サンタはいない」と言われたばかり。
色々な質問に答えてくれるニューヨーク・サン誌に手紙を書きます。
「サンタクロースっているんでしょうか?」
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「そのとおりです。ヴァージニア。サンタクロースはちゃんといます。」
よりそう心のように目には見えないけれど、確かに存在している……そんなサンタクロース・スピリットについて教えてくれる、素敵な絵本です。
2.クリスマスに食べたいちょっと特別なケーキ
3.絆深まる。みんなの共同作業「ジンジャーブレッドハウス」
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ヨーロッパやアメリカ・カナダなどでは、クリスマスにこの「お菓子の家」を生姜やスパイスの入った堅いクッキー「ジンジャーブレッド」で作る慣わしがあります。
お菓子の家「ジンジャーブレッドハウス」は、クリスマスに家族の絆を深めるのにも一役買ってきたようです。
各地でコンテストなども行われていて、力作が集まるのだそう。
自分だけの意匠を凝らしたジンジャーブレッドハウスを作ってみるのも楽しいかも?
たくさん使うアイシングは、パウダー状のアイシングシュガーで簡単に作る事もできます。
来し方にも思いを馳せつつ、楽しいクリスマスを
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聖ニコラスのその伝説が、形を変え、姿を変えて、「贈り物の風習」となって現代に受け継がれているのは、なんだかふしぎですよね。
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時には遠い昔に思いを馳せつつ、どうか心があったかくなる楽しいクリスマスをお過ごしくださいね。
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