一眼レフカメラで、あたりまえの毎日がキラキラ輝きはじめる
一眼レフカメラの最大の特徴は、なんといってもボケ感を演出し、見せたい被写体を際立てることで、視点をドラマチックに伝えられる点です。
とっておきの日常を切り取ろう
みんなが人生の主人公。スペシャルな瞬間を切り取って。
一眼レフの使い方の基本をおさらい♪
【AF/MF】フォーカス〜ピントを合わせる〜
MF:マニュアルフォーカス(自分でピントを合わせる)
絞り値(F値)で被写体を選ぶ
絞り値とは、レンズを通って撮像素子上に写る像の明るさのことです。
絞り値はF1.4、F2、F2.8、F4、F5.6、F8、F11、F16、F22、F32のように表されます。
F+数値で表され、F値やFナンバーと呼ばれることもあります。
絞り値を変えると、絞りの開き具合が変わり、レンズを通る光の量が変わります。
絞り値を大きくすると、絞りが絞られてレンズを通る光が少なくなり、絞り値を小さくすると、絞りが開かれてレンズを通る光が多くなります。
絞り値を大きくすると、ピントの合う範囲が広くなるので、遠くのものも近くのものもきれいに見える、完成度の高い写真がとれます。
絞り値を小さくすると、ピントの合う部分も小さくなり、背景などがボケた写真を撮ることができます。
シャッタースピードで光を調整する
シャッタースピードを遅くすると、光を取り込む時間が長くなるため、明るい写真を撮ることができます。
シャッタースピードをうんと遅くした写真です。ファインダーを開き続けて、星の動きを捉えています。
動物の営みや子どもの運動会など、早い動きを捉えるときは、シャッタースピードを早くします。
ISO感度で質感と明るさを調整する
こちらはISO100で撮影した写真です。明るい風景や午前中の光などを綺麗に捉えてくれます。なめらかな画質になるといわれています。
※筆者撮影
こちらはISO感度を上げて、ISO1600で撮影した写真です。暗い場所で撮影するときや、動きがあるものを撮影するためにシャッタースピードを早めて撮影しなければならないときに活躍します。
ISO100に比べ、ザラザラした質感の荒い画質になるといわれています。
※筆者撮影
腕と相談して、モードを決めよう
Pモード(プログラムオート)
適正露出となるように、絞り値とシャッタースピードをカメラが自動的に決めます。
ただし、露出を一定にしたまま、撮影者が絞り値とシャッタースピードの組み合わせを変えることができます。
Sモード(シャッター優先オート)
撮影者が選んだシャッタースピードに対して適正露出となるような絞り値をカメラが自動的に決めます。
Aモード(絞り優先オート)
撮影者が選んだ絞り値に対して適正露出となるようなシャッタースピードをカメラが自動的に決めます。
※P、S、Aのいずれのモードを選んでも露出は適正露出となります。
Mモード(マニュアル露出)
絞り値もシャッタースピードも撮影者自身が選ぶので写真の表現の幅は広がります。
しかし組み合わせを誤ると明るすぎる写真や暗すぎる写真となってしまいます。これを露出オーバー、露出アンダーと呼びます。このため、カメラの露出インジケーターを見ながら、絞り値とシャッタースピードの組み合わせを決めることをおすすめします。
一眼レフの最大の魅力は、ボケをつくり、撮りたいものに焦点をあてられるということ。マニュアルでピントを合わせることに自信がない人は、オートモードもおすすめです。