人と地球にやさしい「エシカルウェディング」
パートナーと歩むのはどんな道!?
「結婚」を考えるとき、これからパートナーと何を大切にし、どんな家庭を築きたいのか共有することはとても大切ですよね。ものや情報に溢れた社会では、時々何を選べばよいのかすらわからなくなってしまいがち。そんなときも、パートナーこそ最も心強い味方です。自分が選ぶものの先にどんな背景があり、どういう理由で選ぶのか、その価値観について、とことん話してみると、段々と二人にとっての「エシカル」な視点が見えてくるはず。
「エシカル」な視点でものを選ぶということは、地球環境に配慮し、持続可能で、途上国の人権問題にも配慮すること。豊かな国の消費行動が決して貧しい国の労働者を搾取することがあってはならないし、私たちの欲望のために地球を傷つけてはならない。そう、未来のことを考えれば、ごく自然にたどり着く視点なのです。
ウェディングドレスは特別♡だからこそ、ずっと大切に使いたい
ウェディングドレスは花嫁にとって特別なドレス。だからこそ、結婚式に1回だけ着て終わってしまってはもったいないですよね。リメイクしたり、染め直しをしたり、ずっと大切に着られると嬉しいですね。
作り手の顔が見えると安心感に繋がるし、作り手の丁寧な手仕事の跡に触れれば、ありがたさも感じる。だからこそ、そこにお金を払うのはとても意味があるし、きちんと還元することになります。
親しい人にも、遠くの誰かにも、幸せをお裾分け
大切な人々が揃って祝福してくれるなんて、そうそうない機会。「結婚式」は当人のためのものでもあるけれど、ゲストを喜ばせ楽しい時間を過ごしてもらうことも大事です。たとえば、提供される食事がオーガニックな素材で作られていたり、アップサイクルのブーケやアクセサリーを身に着けたり、手作りの温もりを感じさせるデコレーションを施したり...準備は大変でも、心のこもったおもてなしは、みんなを感動させます。
ゲストへの引き出物やプチギフトにフェアトレードアイテムを選んでみませんか?安心な素材で丁寧に作られた商品であるだけでなく、途上国の人々への支援にも繋がる。手に取った人に幸せの連鎖を感じてもらうやさしい心遣いです。
途上国では、手仕事の高い技術を持ちながら、大量生産のシステムに飲み込まれ、労働力や作るものの価値を評価されないまま、貧しい暮らしを余儀なくされている人々がたくさんいます。そうした人々に正当な雇用の場を提供することで、彼らが自ら貧困から抜け出し、未来を担う子どもたちの幸せにも繋がる。「エシカルウェディング」はそうしたことをみんなで考えるきっかけにもなるかもしれません。
「ピープルツリー」について
「エシカルウェディング」に興味を持っている方におすすめしたいのが、フェアトレード専門ブランド、「ピープルツリー」。業界では草分け的存在であり、アジア、アフリカ、中米に多くのネットワークを持ち、現地の自然素材を用いた手仕事による商品を企画、販売しています。アパレルを中心にアクセサリーや雑貨、食品に至るまで、扱うアイテムも多彩。ウェディング関連もこだわりのものを取り揃えています。
作り手と買い手、双方にとってフェアな関係
フェアトレードは、商品を適正な価格で流通させるビジネスシステムというだけでなく、隣人のように、作り手の暮らしや伝統を尊ぶことを教えてくれます。作り手と買い手がフェアな関係を保つことで、すばらしい技術が継承されないまま終わってしまうことも防げるかもしれないし、後世に豊かな環境を残してあげられるかもしれない。持続可能な生産とは、人々が笑顔で働ける環境があってこそなのです。
愛を持って生きることを大切に
今年、25周年を迎えた「ピープルツリー」。その信念は、「世界を良くしたい」というひたむきな思いに支えられています。‛人と地球にやさしい貿易のしくみ’=フェアトレードを広げる活動は、今や世界中で多くの賛同者を得ています。想像力を広げ愛をもって生きることで幸せの連鎖が始まるのかもしれません。
*25周年を記念したイラストは、アリシア・ベイ=ローレルさんによるもの。
私らしく心地よく、「ピープルツリー」のウェディングアイテム
「ピープルツリー」が提供するアイテムは、フェアトレードによるもの。手織りの生地に一点一点細かな刺繍を施したウェディングドレスは、美しいだけでなく人の手のやさしさや温かさを感じさせてくれます。さらに、ウェディングドレスを購入すると、生産者団体に1万円が寄付されるというシステム付き。自分が心地よく幸せでいるときに、誰かの幸せに貢献している。「エシカルウェディング」は、とてもポジティブな考え方なのです。
自然体な美しさが引き立つウェディングドレス
胸の下で切り替え、ストンと流れ落ちるようなすっきりとしたシルエットのエンパイアラインのドレス。締め付けるところがなく、着心地が楽なのも嬉しい。バグラディッシュの農村地域の職人の手織りと手刺繍の技術が施された生地は、肌触りも柔らかく心地がよい。結婚式後もリメイクして、ずっと大切に着たくなるドレスです。
たっぷりと生地を使い、裾にむかって広がるラインがエレガントなドレス。V字に開いたバックやドレープが美しい袖など、大人の魅力を存分に感じさせます。袖は取り外しができるので、パーティーの途中でイメージを変えることも。美しい花嫁の立ち姿に魅了されてしまいます。
温もりを感じるアクセサリー
ガラスビーズにパールコーティングしたネックレスやピアス。オケージョンにも普段にも使いやすいデザインです。ウェディングドレスの美しさを際立たせるために、アクセサリーは、シンプルなピアスを付けるくらいでも十分。こちらはインドの児童教育を支援する団体、「タラ・プロジェクト」によるアクセサリ―。参列者が身に着けても素敵ですよね。
そっと優しさを運ぶアイテム
席次表やメニュー表にぴったりな、ブロックプリントで丁寧に仕上げたシルキーペーパーのカバー。淡い色合いの花柄が優しく上品です。麻ひもや手漉き紙がセットされてナチュラルな雰囲気もプラスされます。
お祝いの席にぴったりな花束カード。花びらを広げれば、中にメッセージを書くことができます。参列してくれた人の席に、一言添えて一本ずつ置いておくのはいかが?逆に、寄せ書きにして新郎新婦へ贈っても喜ばれそうです。
インドの天然石、パレワ・ストーンにポジティブな言葉が手彫りされた素朴で小さな置物。そのままペーパーウェイトに使ってもいいし、切り込みが入っているのでカードホルダーにも使えます。受付にさりげなく置いておくと、とてもかわいらしいですよ。
思いやりを育む特別なギフト
ゲストやお世話になった方々に贈る、フェアトレードのギフト。「ピープルツリー」では、安心安全で美味しいナチュラルフードや使いやすさや快適さを追求したタオルセットなど、思いやりに溢れたアイテムがそろっています。
ラッピングも「ピープルツリー」らしく、シンプルでナチュラル。「エシカル」や「フェアトレード」に馴染みがなくても、素敵なギフトを手にして、少し関心を持ってもらえたら...。小さな積み重ねが、いつか大きな輪に繋がりますように。
「エシカルウェディング」をご存知でしょうか?まず、「エシカル」とは、「道徳的・倫理的」という意味の言葉。そう言うと、ちょっと堅苦しく聞こえるかもしれませんが、世間では「エシカルファッション」という考えがずいぶん広まってきたように感じます。