秋の気分を高めてくれるドライフラワー
夏の風情を残したまま、ドライフラワーになるお花も素敵です。一輪だけで飾っても、インパクトがあり、独特の空気感を醸し出してくれます。
どんなお花を組み合わせるか、どんな大きさにするかで、全体の雰囲気も違ってきます。すこしくすんだ色合いは、どんなお花でも馴染みやすく、フレッシュフラワーよりも多彩な組み合わせを楽しむことができますね。
自分で作ると、もっと楽しい！
ドライフラワーはお花屋さんでブーケになっているものを購入するほか、自分で作ることもできます。フレッシュな状態から徐々にドライになっていく過程を眺めるのも、面白いものです。
自分で作れば、ブーケにもリースにも、好きなものにアレンジできます。ブーケに入りきらなかったお花たちは、一輪挿しで楽しむのもいいですよね。きれいに咲いたお花たちは、最後までじっくり味わってあげましょう。
まずはベーシックに。「吊り下げて」飾るドライフラワー
ドライフラワーといえば、やっぱり吊るして飾るものを思い浮かべることが多いですよね。放射状に広がったお花たちのラインも美しく、ぱっと目を惹くインテリアになること間違いなしです。
小さく作ったブーケを三つ並べて、リフレイン効果を高めて。同じリボンで結ぶことで、花材が違っても、まとまりのある光景を作ることができています。
赤いお花を印象的にあしらった豪華なスワッグです。ボリュームもあって、とてもゴージャスな雰囲気がよく出ています。リボンは素朴なものをチョイスして、さりげなさもプラス。
夏のお花を麻紐で結んで、ラフな雰囲気に仕上げています。木製ピンチなら、インテリア性もあって、ドライにしながら、そのまま飾ることができますね。
ブルーのお花をドライにすると、くすんだ色味の中にぱっと鮮やかさをプラスすることができますね。同じ種類のお花同士で束ねてドライにすると、お花屋さんのような風情を感じます。
S字フックにドライフラワーの紐をかけてしまうという面白い飾り方。バーに直接結びつけるよりも、簡単に取り外しができるので、ちょっと別の場所に飾りたいというときにも便利です。
天井からフックでチェーンを吊って、そこにアレンジしたドライフラワーたち。すっと長い縦のラインが強調されて、とても上品な印象です。
大きめの葉っぱをたっぷりとあしらったドライフラワースワッグは、シックで秋らしい表情がよくあらわれています。葉っぱたちの描くラインがとても優雅です。
儚げな色合いのお花が可愛らしく咲いたドライフラワー。ひらひらとやわらかな花びらを眺めていたら、優しい気持ちになれそうです。
さまざまな種類のお花をドライフラワーにしてストックされているそう。これだけの種類のお花があれば、好きな時に、好きなアレンジメントを楽しむことができますね。
大小のドライフラワーがアレンジされた美しい壁面は、ナチュラルテイストなインテリアのお手本にしたくなります。
天井から吊るした葉っぱは、ふんわりとお部屋の空気を軽くしてくれるかのよう。シルバーがかった色合いもお洒落です。
シンプルな「花器」に飾って秋をアレンジ
フレッシュフラワーを飾るように生けたドライフラワー。凛とした表情が生まれます。お手入れも簡単なので、気軽に飾れますね。
すこしずつ高さを変えた花器にドライフラワーを生けています。ほんの小さな高さの違いですが、動きをプラスして、空間を豊かに彩ってくれます。
いろいろな種類の花器を集めて、すこしずつ飾ったドライフラワーたち。ざっくりとラフにアレンジして、ひとまとまりのドライフラワーエリアに。気取らない美しさを感じさせてくれます。
ラベンダーのドライフラワーはブーケになっているものが多いのですが、こうしてバラバラにして飾るのもいいですね。繊細なラベンダーのかたちの可愛らしさが引き立ちます。
すらりと伸びるラインの美しさが強調されて、まるで生け花のよう。ドライフラワーなのに、和の面持ちを感じます。
丸みを帯びた花器とすらりとしたドライフラワーのバランスが最高です。もうひとつの花器にはお花を入れていないところが冴えています。
大きめのどっしりとした花器に飾ったドライフラワーたち。丈が長いものは、安定感のある大きめの花器に入れると収まりがいいですね。
ユニークなかたちのお花はガラスの花器に入れると、お花の存在感を強調することができます。
アンティークの糸巻きを花器として活用しています。水がいらないドライフラワーならではの使い方ですね。下の部分だけご自分でペイントされているそう。レトロな雰囲気が上手に醸し出されています。
どこか物寂し気な印象を作ることができるのも、ドライフラワーならではですよね。くすんだ色合いが哀愁をそそります。
糸巻きをずらりと並べて、ひと枝ずつドライフラワーをアレンジしたら、アーティスティックな空間が出来上がりました。飴色の糸巻きとドライフラワーの色味もよく似合っています。
重さのあるシルバーのバケツを花器として活用。枝が長めのドライフラワーでもたっぷりアレンジできます。玄関に置いておけば、お客様にも秋の佇まいを感じてもらえそう。
「フレーム」に飾って優雅なドライフラワーに
フレームに入れて、ポスターと一緒に並べれば、一本のドライフラワーが優雅にランクアップ！大切に飾りたくなります。
まるで押し花のような面白さを感じるフレームの中のドライフラワー。透明なガラスで押さえるので、壁の色がそのまま背景としてあらわれるのも面白いですね。
こちらはフレームに合うように、天井から吊るしたドライフラワーです。これなら、気軽にドライフラワーをチェンジすることもできます。
ドライフラワーをマスキングテープでざっくり留めるだけでも、こんなにお洒落な雰囲気に！ドライフラワーが見せてくれる立体ならではの影も素敵です。
額を斜めに留めると、また違った印象のアート作品になります。まっすぐ留めるよりも、すこしラフな雰囲気がプラスされて、ナチュラルなテイストのお部屋によく合います。
「リース」にすればまとまりのあるドライフラワーに
リースにすると、ひとつの作品としての完成度が一気にアップします。平面的に作るもよし、高低差を使って立体的に作るもよし。自分だけのリースを作ってみるのもいいですよね。
ハンドメイド作家さんのリースを参考にしてみるのもおすすめ。ハンドメイドサイトで、いろいろなドライフラワーリースを眺めていけば、いいアイデアが浮かんできそう。
くすんだような色合いを大切にした紫陽花のドライリース。ベース全体にドライフラワーをアレンジするのではなく、きゅっと下側にお花を集めて飾ってみると、品のある優しいリースに仕上がります。
ふわふわのスモークツリーをドライにして作った、ふんわりキュートなドライフラワーリースです。薔薇の花とリボンがアクセントになっています。
ユニークな飾り方でお部屋にアクセントを
大きめの瓶に閉じ込めたドライフラワー。大小のお花を使うことで、メリハリがついてカッコいい出来上がりに。
小さくばらしたドライフラワーは細い試験管に入れて、針金で吊るしています。試験管の中に適度な余白を作ることで、ごちゃごちゃした雰囲気にならないようにしています。
小さい木の切れ端でも、穴をあければ立派な花器になるんです！ドライフラワーなら水がいらないので、穴さえあいていれば、飾ることができるというのはとても嬉しいことですよね。手頃な木を見つけたら、キリで穴をあけて、お花を飾ってみましょう。
不思議なかたちの木の容器は、裏側の穴のところにお花を挿しています。アンティークな風合いが、ドライフラワーとマッチしていますね。
バルコロールのマルチバスケットにざっくりとドライフラワーを生けたら、お洒落な街のお花屋さんのテイストに。あえて短めにカットして、上の部分だけ覗かせるようにしているのが素敵です。
レトロ感溢れる小さな古いバッグも口を開けば、立派な花器になりますね。朽ちた感じがドライフラワーの褪せた色合いにぴったりです。
ワイヤーバスケットにざっくりと突っ込んだドライフラワー。なんとも斬新な飾り方で、インパクトがあります。天井から吊るしたバスケットの底面からお花がよく見えるように、あえて下向きにお花を入れて。
こちらはなんと、缶詰の空き缶にアンティーク風のペイントを施したといううつわです。あさりの水煮やツナの缶詰がこんなにお洒落な雰囲気に変身するとは驚きですね。
100円ショップのガラス製シリンダーの栓部分を黒くペイントして標本風に仕上げています。自立するので、どこにでもそのまま置くことができるのは嬉しいポイントです。
大きなガラス瓶にさりげなく閉じ込められたドライフラワー。存在感のあるドライフラワーは、埃も入らずきれいなまま保つことができ、一石二鳥ですよね。
風鈴のような丸いガラスの器にはピンチを使って、ドライフラワーをアレンジ。センスの良さを感じさせる素敵な飾り方です。
ユニークなハンギングプレートは、実は100円ショップの素材を工夫して自作したものだそう。長めのチェーンで視線に合わせた高さを演出することができます。ただ棚に置いておくだけではあらわせないインパクトを感じます。
試験管ホルダーを花器として活用しています。一本ずつ違った種類のドライフラワーをアレンジすることで、まるで可愛いお花の実験をしているような風情を作り出しています。
ドライフラワーを飾って、秋の気配を感じて
秋色のドライフラワーを飾るだけで、お部屋の空気が一気に秋の装いに。お気に入りのお花をドライにして、自分好みの秋のインテリアを存分に楽しんでみて下さいね。
秋色が溢れる美しいドライフラワーたち。ドライフラワーには、生き生きとしたフレッシュフラワーとはまた違った味わいがありますよね。