アンパンに、メロンパン。コッペパンにぶどうパン。
軽食やおやつとして手軽に頂ける袋入りの“菓子パン”は、日々進化し、姿を変え、コンビニやスーパーの棚に種類豊富に並んでいます。でもその一方で、昔ながらのパッケージそのままに、ロングセラーを誇っている“菓子パン”も数々あります。
出典: 【画像は秋田大館市の山口製菓の「アンドーナツ」。通称は“油パン”】
今記事では、【東日本】のご当地ならではの人気の“菓子パン”の数々を紹介します。地元で愛され、売れ続けている“菓子パン”には、話題の人気パン店にはない“素朴さ”と心和むような“懐かしい”味わいがあります。
たまには、当地ならでは“菓子パン”で、心もお腹もほっこりさせましょう。
出典: 東日本からピックアップしたのは、以下の10店です。
1.「ビタミンカステーラ」 北海道旭川市・高橋製菓
2.「イギリストースト」 青森市・工藤パン
3.「マーガリンサンド」 岩手県盛岡市・白石パン
4.「アンドーナツ」 秋田県大館市・山口製菓店
5.「クリームサンド」 宮城県気仙沼市・気仙沼パン工房
6.「みそぱん」 群馬県沼田市・フリアン
7.「サンドパン」 新潟県三条市・早通屋<閉店>
8.「小松の牛乳パン」 長野県松本市・パンセ小松
9.「ハチミツパン」 東京池袋・タカセ洋菓子
10.「ようかんぱん」 静岡県富士市・富士製パン
【画像は、パンセ小松の「小松の牛乳パン」】
1.「ビタミンカステーラ」 北海道旭川市・高橋製菓
出典: 北海道のソウルフード「ビタミンカステーラ」。
製造するのは、創業大正6年の老舗の製菓店「高橋製菓」で、この愛らしいパッケージは昭和30年代から採用されたものです。
出典: 「ビタミンカステーラ」は、大正10年に開発された旭川の「伝説」の銘菓。90年もの長きにわたって、地元旭川で愛され続けています。
出典: 「ピタミンカステーラ」は、第一次世界大戦後に増加した栄養失調の子供らのために、初代社長が安くて栄養価の高いものをという願いの元に開発されたもの。“ビタミン”の名の通り、原材料にはビタミンB1とB2が添加されています。
出典: ふんわりとした素朴な味わいは、旭川の故郷の味。今もなお根強い人気です。
旭川四条 / カステラ
- 住所
- 旭川市4条通13丁目左1号
- 営業時間
- [月]
09:00 - 17:00
[火]
09:00 - 17:00
[水]
09:00 - 17:00
[木]
09:00 - 17:00
[金]
09:00 - 17:00
[土]
定休日
[日]
定休日
[祝日]
定休日
- 定休日
- 土曜日、日曜日、祝日
- 平均予算
- ~¥999 /~¥999
データ提供: 出典: ご当地菓子パンファンならお馴染みの「イギリストースト」。地元青森では「くどぱん」と親しまれている「工藤パン」が誇るロングセラーの菓子パンです。
出典: 「イギリストースト」は、2枚の食パンの間にマーガリンとグラニュー糖が塗られたシンプルなサンドイッチ。でもこの絶妙なバランスがたまらない。
出典: むつ市の駅前の小さなパン屋から始まった工藤パンは、創業昭和7年。“「人も喜ぶ、我も喜ぶ」の創業の精神”を忘れず、“最良の製品”を提案し続けています。「イギリストースト」は、実にバリエーション豊か。季節商品やコラボ商品も人気です。
出典: 新発売と言われると、ついつい買ってしまいたくなるもの。プレーンもいいけど、色んな味を楽しむのもいいですね♪
<2016年現在の情報です>
3.「マーガリンサンド」 岩手県盛岡市・シライシパン
出典: 盛岡のソウルフード「マーガリンサンド」は、昭和23年創業のシライシパンのロングセラー商品。この愛らしいコックさん“シライシ坊や”が目印です。
出典: シライシパンで忘れてならないのは「豆パンロール」。
パン生地には金時豆の甘納豆がたっぷり。中にはマーガリンが入っています。マーガリンのコクと豆の甘味、コッペパンの食味が実にウンマイ!
出典: マーガリンサンドはないかもしれませんが、アウトレットショップでは格安でシライシパンを手に入れることが出来ます!
紫波中央 / パン
- 住所
- 紫波町日詰字朝日田265-4
- 営業時間
- [月]
10:00 - 13:00
14:00 - 17:30
[火]
10:00 - 13:00
14:00 - 17:30
[水]
定休日
[木]
10:00 - 13:00
14:00 - 17:30
[金]
10:00 - 13:00
14:00 - 17:30
[土]
10:00 - 13:00
14:00 - 17:30
[日]
10:00 - 13:00
14:00 - 17:30
■ 営業時間
*パンが売り切れ次第終了。
- 定休日
- 水曜日
- 平均予算
- ~¥999
データ提供: 出典: 創業昭和38年の秋田県の老舗「山口製菓店」の人気商品「アンドーナツ」。地元では“油パン”と呼ばれて親しまれるだけでなく、“秋田の新名物”としても知られています。
出典: 創業以来変わらない製法で作られる「アンドーナツ」は、皮が薄く“油パン”と呼ばれる割にあっさりとした味わい。
出典: 生地が薄い分だけ中身は充実。餡は丁寧にじっくりと炊き上げられた自家製餡です。
扇田 / 洋菓子
- 住所
- 大館市山館字田尻238番地
- 営業時間
- 定休日
- 平均予算
- ~¥999
データ提供: 5.「クリームサンド」 宮城県気仙沼市・気仙沼パン工房
出典: 気仙沼で古くから地元の人々に愛されてきた「クリームサンド」。誕生は半世紀程前ですが、製造元の閉店後、紆余曲折を経て現在は「フレッシュ製パン」から独立した「気仙沼パン工房」が製造販売しています。
出典: 「クリームサンド」は、基本のクリームの他にも黒糖や季節限定品などがあるようです。
出典: フワッフワでモチっとした食感のコッペパンに、クリームが挟んであります。基本のクリームはピーナッツ風味のクリーム。優しい味わいが癖になります。
最知 / パン
- 住所
- 気仙沼市長磯森87-1
- 営業時間
- ■ 営業時間
売切次第終了
- 定休日
- 平均予算
- ~¥999
データ提供: 出典: 群馬を代表するご当地パン「みそぱん」。沼田市にある「フリアンパン洋菓子店」が製造していて、群馬県の優良県産品推奨品に認定されています。
出典: 「みそぱん」は、粉の旨味が伝わるコッペパンに、優しい甘味の特製の味噌だれが挟んであります。地元群馬産の製粉100%使用したパンは、他の菓子パンとは一線を画す味わい。
出典: 「みそぱん」は沼田を代表する郷土のお土産。誰に贈っても喜ばれるはず。
沼田 / パン
- 住所
- 沼田市高橋場町2081
- 営業時間
- [月]
09:00 - 18:00
[火]
09:00 - 18:00
[水]
09:00 - 18:00
[木]
09:00 - 18:00
[金]
09:00 - 18:00
[土]
09:00 - 18:00
[日]
09:00 - 18:00
- 定休日
- 平均予算
- ~¥999
データ提供: 7.「サンドパン」 新潟県三条市・早通屋<2019年1月現在 閉店されています>
出典: 「早通屋(はやどおりや)」は、創業大正10年の新潟三条市の老舗パン屋。「サンドパン」は早通屋のロングセラー商品です。コッペパンに蜂蜜味のバタークリームが挟んであります。
出典: 「サンドパン」は新潟のソウルフード。県内には「サンドパン」を販売する店が点在していますが、ここ「早通屋」はその中でも人気のパン屋。県内からも多くの人が買い求めに三条市へと足を運んでいます。シンプルな「サンドパン」とともに人気なのは「コーヒーバタークリーム」と「小倉バタークリーム」。
出典: 早通屋の人気の秘密は、コッペパンの食味とクリームの絶妙なコンビネーション。【画像は、コーヒーバタークリームと小倉バタークリーム。】
出典: 「牛乳パン」は、信州地方のソウルフード。
かつては、新潟上越地方まで広く製造販売されていました。現在はかつて程扱う店は減ったものの、それでも県内外の各地のパン屋で製造販売されています。どの店も昭和の時代そのままに、白地のビニールに藍色で記された愛らしいパッケージです。
※「牛乳パン」の興味深いレポート記事です。<2015年現在の情報です>
出典: 各所で製造されている「牛乳パン」ですが、中でも人気でよく知られているのが、松本市の老舗パン屋「パンセ小松」のものです。
パンセ小松は、創業大正11年の老舗店。今もなお市民に愛され、甘いパンから食事系パンまで100種類以上ものパンを製造販売しています。
出典: 「牛乳パン」とは、牛乳を練り込んで焼き上げたパンを切り分け、クリームをサンドしたものです。
小松の「牛乳パン」の最大の特色は、何と言ってもクリームの量。一気に頬張ろうとすると、クリームがはみ出してしまうので、食べる時は切り分けて、片面のパンを剥がして、クリームをつけながらお上品に頂きましょう。
出典: 出典: 「パン」と名が付くものの、和風ビスケット、味噌風味のボウロといった味わいです。
“味噌パン”は江戸末期に全国で作られた軍隊用の保存食で、現在はここ松本地方にだけ残っています。ほんのりとした生地の甘味と味噌の香りが癖になる味わい。信州土産にオススメ。
松本 / パン
- 住所
- 松本市大手4-9-13
- 営業時間
- ■ 定休日
日曜日、祝日、第1・3月曜日
- 定休日
- 平均予算
- ~¥999 /~¥999
データ提供: 出典: 「タカセ洋菓子」は、創業大正9年の老舗店。池袋駅を利用する人なら誰もが知っている、池袋に欠かせないお店です。駅前の大きな本店の他に4店舗あり、パンや洋菓子の製造販売の他に、喫茶とレストランも経営しています。喫茶とレストランも評価が高く人気です。
「タカセ洋菓子」の人気No.1 は「あんぱん」。でもオススメは、レトロな雰囲気のこの「ハチミツパン」。
出典: 蜂蜜をたっぷりと練り込んだ生地は、フワッフワでほんのりした上品な甘味。素朴な味わいとソフトな食感が魅力です。トーストなどせずに、そのまま千切ってパクパクと頂きましょう。
出典: タカセのパンは万人受けする、ほっとするような味わい。イチオシは「ハチミツパン」ですが、レーズンブレッドも外せません。
出典: タカセの楽しさは、喫茶やレストランも含めて、肩肘張らない、居心地の良い昭和的な香り。
パンの包装はどれもレトロで愛らしく、味も優しいものばかりです。池袋に行くのなら、ぜひ足を運んでみましょう。
池袋 / 洋食
- 住所
- 豊島区東池袋1-1-4 タカセセントラルビル 1F・2F・3F・9F
- 営業時間
- [月]
09:00 - 21:00
[火]
09:00 - 21:00
[水]
09:00 - 21:00
[木]
09:00 - 21:00
[金]
09:00 - 21:00
[土]
09:00 - 21:00
[日]
09:00 - 21:00
■ 営業時間
1階 パン・洋菓子
9:00~21:00
2階 喫茶室
[月~金]
9:00~19:30
[土・日・祝]
9:00~20:00(15時より17時まで休憩時間
3階 レストラン
[月~金]
11:00~16:00
17:00~21:00
9階 コーヒーラウンジ
[月~金]
11:00~19:30
[土・日・祝]
11:00~21:00
■定休日
無休
- 定休日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999 /¥1,000~¥1,999
データ提供: 出典: ネットでも話題となった静岡のご当地パン「ようかんぱん」。昭和35年に「富士製パン」が製造した人気商品で、"ようかんぱんだ"と呼ばれるキャラクターのパッケージが特徴的です。
出典: 「ようかんぱん」はドーナツ状になっていて、上に羊羹、中に粒あん、真ん中にはバニラクリームが詰めてあります。
出典: ようかんぱんだは3兄弟!パッケージも色々とあるようです。2015年には季節限定の「白いようかんぱん」も発売され、パッケージに3兄弟のいとこ「ようかんぱんダリン」が載せられています。
ジヤトコ前(ジヤトコ1地区前) / パン
- 住所
- 富士市蓼原1178-3
- 営業時間
- ■ 営業時間
[木・金]
11:30~15:30
[第1・3土]
9:30~14:00
■ 定休日
[木・金・第1土曜・第3土曜] 以外
- 定休日
- 平均予算
- ~¥999
データ提供: 出典: ご当地菓子パン【東日本編】は、いかがでしたか。
その味を知っている人も、知らない人も、画像を眺めただけで、ほっとするような心持ちになったはず。
長きにわたって愛されるのは、心に響く何かがいつもあるからこそ。旅や帰省で手に入るのなら、多目に買い求めて親しい人へのお土産に。きっと喜んでもらえるはずです。
【画像は秋田大館市の山口製菓の「アンドーナツ」。通称は“油パン”】