「衣替え」はいつするもの?
「衣替え」の時期は一般的に6月1日、10月1日とされますが、実際には人それぞれ。季節の変わり目になったら、という人が多いそう。
とはいえ、汗ばむほど暖かくなる4月中旬。そろそろニットやカシミアなどの「冬物」を片付けて、「春・夏物」を出そうか、と考える人も多いでしょう。
とはいえ、汗ばむほど暖かくなる4月中旬。そろそろニットやカシミアなどの「冬物」を片付けて、「春・夏物」を出そうか、と考える人も多いでしょう。
お洋服の「虫食い」「気になるにおい」を防ぎたい!
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秋冬の衣替えの時、しまっていたお洋服を出してみると、以前はなかった穴があいていた……なんて事はありませんか?
それは「虫食い」の穴。「ヒメマルカツオブシムシ」「ヒメカツオブシムシ」の「カツオブシムシ系」や、「イガ」や「コイガ」等の、衣類を好物とする虫に食べられてしまったと考えられます。
それは「虫食い」の穴。「ヒメマルカツオブシムシ」「ヒメカツオブシムシ」の「カツオブシムシ系」や、「イガ」や「コイガ」等の、衣類を好物とする虫に食べられてしまったと考えられます。
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カツオブシムシ系などの衣類を食べる虫は、洗濯物を干している時などに外から飛来して衣類に付着するのだそう。春先は虫が活発になる季節でもあります。なんとか事前に被害を防げないものでしょうか?
湿気やカビなどの気になる「におい」も防ぎたいところです。
湿気やカビなどの気になる「におい」も防ぎたいところです。
「防虫・防臭」のために知っておきたい「4つのこと」
1.「ブラッシング」で虫を持ち込まない
外から帰ったら、コートやお洋服に「ブラッシング」をして、虫や虫の卵を振り落としましょう。衣類を食べる虫は「ウール」や「絹」「カシミア」といったやわらかい動物性繊維がもっとも好物で、綿、麻などの植物性繊維も食べてしまうので要注意。
洗濯物をベランダから取り入れる前に、「ブラッシング」を施すのもいいかもしれません。
洗濯物をベランダから取り入れる前に、「ブラッシング」を施すのもいいかもしれません。
2.「洗濯」してから「しまう」
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衣類に「食べ物のかす」「汗」や「皮脂汚れ」などが残っていると、それを好んで食べる虫を引き寄せてしまいます。
時間を置くと「シミ」の原因にもなるので、しまいこむ前にしっかり洗濯をしておきましょう。
時間を置くと「シミ」の原因にもなるので、しまいこむ前にしっかり洗濯をしておきましょう。
3.「お部屋掃除」も念入りに
衣類を食べる虫は、カシミヤや絹等の「天然繊維」のほか、「ほこり」も好物なのだそう。ほこりがたまっていると「ダニ」の発生も心配ですね。
衣類をしまう前に、部屋やクローゼットをお掃除。手の届きにくい場所の「ほこり」も、この際きれいに取り除いてしまいましょう。
衣類をしまう前に、部屋やクローゼットをお掃除。手の届きにくい場所の「ほこり」も、この際きれいに取り除いてしまいましょう。
4.衣替えは「晴れた日」の日中に
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雨の日の「湿気」が衣装ケースの中にこもると、「カビ」や「いやなにおい」の原因にも……。
「衣替え」は晴れた日の日中に行い、衣装ケースには「乾燥剤」などの除湿効果のあるアイテムを忍ばせておきましょう。
「衣替え」は晴れた日の日中に行い、衣装ケースには「乾燥剤」などの除湿効果のあるアイテムを忍ばせておきましょう。
「防虫・防臭」に役立つ7つのアイデア・商品をご紹介
1.「ひばブロック」
青森ヒバには「防虫・防カビ・防湿」の効果があるのだそう。「ひも」がついているので、クローゼットなどに吊るして使うのにも便利です。
緩衝材のように見えるものは「糸ヒバ」。果物や野菜の下に敷いておくと、腐敗を遅らせる効果も!
「靴」や「帽子」の中に入れても◎。
2.「手作りサシェ」
◆衣類におすすめのエッセンシャルオイル◆
・ラべンダー
・青森ヒバ油
・レモン
※虫よけに効果があるとされているものを選んでいます。100%天然の精油(エッセンシャルオイル)をお使いくださいね。
・青森ヒバ油
・レモン
※虫よけに効果があるとされているものを選んでいます。100%天然の精油(エッセンシャルオイル)をお使いくださいね。
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お気に入りの布の端切れなどを使ったかわいい「サシェ」で、引き出しを開けるたび楽しい気持ちに。
「重曹+精油」を使う時は、「重曹」大匙1杯につき「精油」4滴を目安に。市販の「お茶パック」に入れてから、布で包んでリボンなどで口を結ぶと、縫わずに簡単にできます。
「重曹+精油」を使う時は、「重曹」大匙1杯につき「精油」4滴を目安に。市販の「お茶パック」に入れてから、布で包んでリボンなどで口を結ぶと、縫わずに簡単にできます。
3.気分も上がる「市販のかわいいサシェ」
使い終えた後は中身を入れ替えることもできますし、「巾着袋」として、「小物入れ」にも使えます。
4.「ピレスロイド系」の防虫剤
使用頻度が低く、長い間しまいっぱなしになる衣類には、「防虫剤」のようなしっかりとした「防虫効果」がほしい!と思われるかもしれません。
「でも、防虫剤の匂いが苦手……」という時には、安全性が高く、かつ「無臭」な「ピレスロイド系」の防虫剤を購入してみては。
「でも、防虫剤の匂いが苦手……」という時には、安全性が高く、かつ「無臭」な「ピレスロイド系」の防虫剤を購入してみては。
ピレスロイド系の殺虫成分は、虫の神経系に作用して殺虫効果を示すものです。しかし、人を含む哺乳動物に対しては、分解酵素の働きで速やかに代謝され、尿などで短期間に体内から排出されてしまいます。そのため、人を含む哺乳動物には安全性が高いといえます。
「成分」表示に「エンペントリン」「プロフルトリン」「フェノトリン」等と書いてあるものをお選びくださいね。
密閉できる環境で効果を発揮するので、衣類ケースなどに入れて使用を。
「防虫剤」のガスは空気より重く、下に溜まる性質があるので、衣類の上に置きましょう。
密閉できる環境で効果を発揮するので、衣類ケースなどに入れて使用を。
「防虫剤」のガスは空気より重く、下に溜まる性質があるので、衣類の上に置きましょう。
5「.防虫衣類ケース・カバー」や「ジップロック」を活用
「クローゼットは密閉できないし、大丈夫かな……」と心配な時や、万全を期したい時には、こんな「衣類ケース・カバー」で密閉を。
引き出しの中の衣類も、「ジップロック」に防虫剤と一緒に入れると安心です。
「防虫剤」をカバーに仕込む時も、やはり上部に置きましょう。
引き出しの中の衣類も、「ジップロック」に防虫剤と一緒に入れると安心です。
「防虫剤」をカバーに仕込む時も、やはり上部に置きましょう。
6.無印良品「レッドシダーブロック」
7.リネンウォーターで「アイロンがけ」
虫や虫の卵はアイロンの「熱」で死滅するため、収納前の衣類に「アイロンがけ」をするのも効果があります。
「ダニ」などの「除菌・防虫効果」のある「ハッカ油」を使って「リネンウォーター」を作るのもいいですね。爽やかな香りを楽しみながら、防虫対策もできてしまいます。
「ダニ」などの「除菌・防虫効果」のある「ハッカ油」を使って「リネンウォーター」を作るのもいいですね。爽やかな香りを楽しみながら、防虫対策もできてしまいます。
◆リネンウォーターの作り方◆
スプレーボトル
水:200ml
ハッカ油:2~3滴
スプレーボトル
水:200ml
ハッカ油:2~3滴
リネンウォーターの作り方は簡単。スプレーボトルに水を入れ、そこに「ハッカ油」を数滴たらして混ぜるだけです。
消臭には「ローズマリー」の精油もおすすめですよ。
消臭には「ローズマリー」の精油もおすすめですよ。
ちょっとした「ひと工夫」で、次の秋を笑顔で迎えましょう
久しぶりに開けた引き出しから「良い香り」がただよう中、きれいな状態のお洋服をそのまま着ることができる……そんな次の秋・冬の「安心」は、今の時期のちょっとした「ひと工夫」にかかっているかもしれません。
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Photo by Vesa-Pekka Latvala on Unsplash
飛来する小さな虫は見つけづらく、環境によっては「1つだけの方法」では防ぎきれないことも。
さまざまな「対策」を併用して、次の「衣替え」の季節も、すっきりと気持よく迎えたいものですね。
さまざまな「対策」を併用して、次の「衣替え」の季節も、すっきりと気持よく迎えたいものですね。
※この記事の素敵な画像は、こちらのサイト様からお借りしたものです。ご協力いただきありがとうございます。
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