まるで家族の一員! 子どもの成長を見守る、北欧の「木製玩具(オブジェ)」たち

まるで家族の一員! 子どもの成長を見守る、北欧の「木製玩具(オブジェ)」たち

良質で好きなモノを永く大切に使う北欧諸国の人々。そこで50年以上前から愛され続けている木製の玩具(おもちゃ)があるのをご存知ですか?デンマークでは著名な建築家やデザイナーが数多くの“名作”と呼ばれる木製玩具を手がけています。職人さんの手作りによるぬくもりや、天然木のやさしさが感じられ、インテリアオブジェとしても活躍する…今回は、そんな北欧の木製玩具から「アーキテクトメイド」「カイボイスンデンマーク」に2ブランドをご紹介します。2016年03月25日作成

カテゴリ:
生活雑貨
ブランド:
カイボイスン
アーキテクトメイド
キーワード
おもちゃ木製おもちゃ北欧インテリアオブジェ
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子どもの頃からいつもそばにいた…そんなモノはありますか?

まるで家族の一員! 子どもの成長を見守る、北欧の「木製玩具(オブジェ)」たち
誰もが、小さい頃に「おもちゃ」を与えられ、飽きることを知らずに遊んできたのではないでしょうか?しかし、成長するにつれて見向きもしなくなり、気づけばもう手元にはなくなっていた…。よく考えると、ちょっと悲しい話ですよね。

北欧のライフスタイルが生んだ、“人生に寄り添う”玩具たち。

まるで家族の一員! 子どもの成長を見守る、北欧の「木製玩具(オブジェ)」たち
北欧では「好きなものを、大切に長く使う」という志向から、将来的にインテリアのオブジェにもなるような玩具が愛されてきました。今回は、今や世界中に広まった、北欧の木製玩具(オブジェ)についてご紹介したいと思います。

ARCHITECTMADE(アーキテクトメイド)

まるで家族の一員! 子どもの成長を見守る、北欧の「木製玩具(オブジェ)」たち
一つ目にご紹介するのは、2005年に設立されたデンマークの「ARCHITECTMADE(アーキテクトメイド)」。1950~60年頃、いわゆる“ミッドセンチュリー時代”に活躍した北欧の建築家やデザイナーの名作を復刻しているブランドです。オリジナルを忠実に再現し、品質に対する強いこだわりで知られています。そのラインナップを見てみましょう♪

心温まるアヒルの親子「Duck&Dackling(ダック&ダックリング)」

昔、コペンハーゲンの街中でアヒルの親子が道を渡るために、警官が車を止めるという心温まるようなニュースがあったそうです。それをモチーフにして1959年にデザインされたのが、アヒルの親子の木製オブジェ「Duck&Dackling(ダック&ダックリング)」です。デザインを手がけたのはデンマークの建築家・Hans Bolling(ハンスブリング)。セットではありませんが、ぜひ親子で揃えたいですよね。

昔、コペンハーゲンの街中でアヒルの親子が道を渡るために、警官が車を止めるという心温まるようなニュースがあったそうです。それをモチーフにして1959年にデザインされたのが、アヒルの親子の木製オブジェ「Duck&Dackling(ダック&ダックリング)」です。デザインを手がけたのはデンマークの建築家・Hans Bolling(ハンスブリング)。セットではありませんが、ぜひ親子で揃えたいですよね。

お手・伏せもできちゃう!犬の「Oscar(オスカー)」

「Oscar(オスカー)」という名前から、オスのわんちゃんでしょうか。垂れた耳と、トロンとした目つきがなんとも愛らしい。後ろ足を倒せば「お座り」、片手を挙げて「お手」と、ペットのように接することもできます。耳と尻尾が丈夫なレザー製という点も、長く愛していくうえで嬉しいですよね。こちらも、アヒルの親子と同じハンスブリングによるデザイン。

「Oscar(オスカー)」という名前から、オスのわんちゃんでしょうか。垂れた耳と、トロンとした目つきがなんとも愛らしい。後ろ足を倒せば「お座り」、片手を挙げて「お手」と、ペットのように接することもできます。耳と尻尾が丈夫なレザー製という点も、長く愛していくうえで嬉しいですよね。こちらも、アヒルの親子と同じハンスブリングによるデザイン。

さえずりが聞こえてきそう。「Bird(バード)シリーズ」

大きさやフォルムが異なる3体の鳥をモチーフにした「Bird(バード)シリーズ」。デンマークの建築家であり名作家具も多数手がけたデザイナーKristian Vedel(クリスチャン・ヴェデル)が1959年にデザインしたもの。当時はプレミアがつくほど人気で入手困難だったとか。一番小さいのが「子ども」、大きいのが「両親」、横に広いのが「祖父母」という設定だそうです。

大きさやフォルムが異なる3体の鳥をモチーフにした「Bird(バード)シリーズ」。デンマークの建築家であり名作家具も多数手がけたデザイナーKristian Vedel(クリスチャン・ヴェデル)が1959年にデザインしたもの。当時はプレミアがつくほど人気で入手困難だったとか。一番小さいのが「子ども」、大きいのが「両親」、横に広いのが「祖父母」という設定だそうです。

頭と体は別々のパーツになっていて、向きを上下したり自由に組み合わせることができるのが「バード」の面白いところ。画像のように、同じものでも、体形や表情がまったく違って見えるから不思議。個性豊かな大家族だって作れちゃいますね。

頭と体は別々のパーツになっていて、向きを上下したり自由に組み合わせることができるのが「バード」の面白いところ。画像のように、同じものでも、体形や表情がまったく違って見えるから不思議。個性豊かな大家族だって作れちゃいますね。

デンマークの文化的アイコン「Mermaid(マーメイド)」

デンマークといえば、アンデルセンの童話を思い浮かべる人も多いのでは?中でも代表的な作品のひとつ「人魚姫」をモチーフにしているのが、この「Mermaid(マーメイド)」です。髪の毛と下半身、その他の部分と木材の種類を変えることで、より美しい人魚の姿を表現しています。女の子が喜びそうですよね♪こちらもアヒルや犬と同じ、ハンスブリングが1954年にデザインしたものを復刻しています。ハンスブリングは復刻の際に監修を担当しているので、復刻とは言え、どれもオリジナルと言えそうですね。

デンマークといえば、アンデルセンの童話を思い浮かべる人も多いのでは?中でも代表的な作品のひとつ「人魚姫」をモチーフにしているのが、この「Mermaid(マーメイド)」です。髪の毛と下半身、その他の部分と木材の種類を変えることで、より美しい人魚の姿を表現しています。女の子が喜びそうですよね♪こちらもアヒルや犬と同じ、ハンスブリングが1954年にデザインしたものを復刻しています。ハンスブリングは復刻の際に監修を担当しているので、復刻とは言え、どれもオリジナルと言えそうですね。

KAY BOJESEN DENMARK(カイボイスンデンマーク)

まるで家族の一員! 子どもの成長を見守る、北欧の「木製玩具(オブジェ)」たち
北欧雑貨好きさんならご存知の方も多いのでは。「KAY BOJESEN DENMARK(カイボイスンデンマーク)」は2011年に設立された、北欧を代表するデザイナーの一人、カイボイスンの木製玩具コレクションを復刻しているブランドです。
カイボイスン(1886-1958)といえば、カトラリー「グランプリシリーズ」が世界的に有名ですが、実はそれまでは木製玩具などハンドメイドの製品を通して知られていたそうです。没後50年以上経ってもなお、カトラリー、木製玩具ともに世界中で愛されていることに改めて偉大さを知りますね。

カイボイスン(1886-1958)といえば、カトラリー「グランプリシリーズ」が世界的に有名ですが、実はそれまでは木製玩具などハンドメイドの製品を通して知られていたそうです。没後50年以上経ってもなお、カトラリー、木製玩具ともに世界中で愛されていることに改めて偉大さを知りますね。

「KAY BOJESEN DENMARK(カイ・ボイスン デンマーク)」に該当するアイテム | キナリノモール
「KAY BOJESEN DENMARK(カイ・ボイスン デンマーク)」に該当するアイテムを購入できます。暮らしを素敵にするモノを集めたショッピングモール、キナリノモール。

ダックスフントがモデル「Dog(ドッグ)」

シリーズの中で、もっとも歴史ある第一作目とされているのがダックスフントがモチーフの「Dog(ドッグ)」。一説によると、カイボイスンの友人が飼っていたダックスをモデルにしたのだとか。オイル仕上げのウォールナットがダックスの毛並みを上手く表現していますよね。

シリーズの中で、もっとも歴史ある第一作目とされているのがダックスフントがモチーフの「Dog(ドッグ)」。一説によると、カイボイスンの友人が飼っていたダックスをモデルにしたのだとか。オイル仕上げのウォールナットがダックスの毛並みを上手く表現していますよね。

ポーズ自在!ひょうきんな愛されキャラ「Monkey(モンキー)」

1951年に発表された「Monkey(モンキー)」は、カイボイスンの木製玩具の中でも非常に人気の高いアイテム。首、肩、股関節、手首、足首の全9箇所が360度可動するので、あらゆるポーズがとれるんです!元々は子どものための「フック」としてデザインされたので、鉤のようになった手を引っ掛けて吊るしたり…空間インテリアとしても◎です。

1951年に発表された「Monkey(モンキー)」は、カイボイスンの木製玩具の中でも非常に人気の高いアイテム。首、肩、股関節、手首、足首の全9箇所が360度可動するので、あらゆるポーズがとれるんです!元々は子どものための「フック」としてデザインされたので、鉤のようになった手を引っ掛けて吊るしたり…空間インテリアとしても◎です。

木製版テディベア「Bear(ベア)」

赤ちゃんのようにコロンと丸い体つきがキュートな、クマをモチーフにした「Bear(ベア)」。“テディベア”の木製版といったところでしょうか。「モンキー」の翌年に発表された作品です。

赤ちゃんのようにコロンと丸い体つきがキュートな、クマをモチーフにした「Bear(ベア)」。“テディベア”の木製版といったところでしょうか。「モンキー」の翌年に発表された作品です。

オーク材とメープル材の2種類を使い分け、コントラストを利用して毛色の柄を表現しています。このように、職人さんによる手作りの優れた技術を随所に見ることができます。

オーク材とメープル材の2種類を使い分け、コントラストを利用して毛色の柄を表現しています。このように、職人さんによる手作りの優れた技術を随所に見ることができます。

サーカスのゾウさん顔負け!「Elephant(エレファント)」

どっしりと貫禄のある体つきはゾウそのもの。でもオーク材のナチュラルな雰囲気が北欧インテリアとも相性バッチリです。1953年に誕生しました。

どっしりと貫禄のある体つきはゾウそのもの。でもオーク材のナチュラルな雰囲気が北欧インテリアとも相性バッチリです。1953年に誕生しました。

手足と鼻が可動なので、こんな風に二本足ポーズもとれます!他にも、お座りなど、まるでサーカスのゾウさんのようにポーズを決めてくれるんです。

手足と鼻が可動なので、こんな風に二本足ポーズもとれます!他にも、お座りなど、まるでサーカスのゾウさんのようにポーズを決めてくれるんです。

ブサカワ!?「Hippo(カバ)」

1955年に発表された、正面から見ると少し“ブサカワ”な「Hippo(カバ)」。口に鉛筆を1本くわえられるので、オフィスの電話の脇に、メモパッドと共に…なんて使い方もできそうな実用的な一面もあります。

1955年に発表された、正面から見ると少し“ブサカワ”な「Hippo(カバ)」。口に鉛筆を1本くわえられるので、オフィスの電話の脇に、メモパッドと共に…なんて使い方もできそうな実用的な一面もあります。

カイボイスンの木製玩具には全て、どこかしらにこのような焼印がされています。お子さんが大きくなった時に、デザイナーであるカイボイスンの偉大さを親から子へ語り伝えるきっかけになりそうですね。

カイボイスンの木製玩具には全て、どこかしらにこのような焼印がされています。お子さんが大きくなった時に、デザイナーであるカイボイスンの偉大さを親から子へ語り伝えるきっかけになりそうですね。

ずっと一緒だよ!そんな関係がきっと築ける。

まるで家族の一員! 子どもの成長を見守る、北欧の「木製玩具(オブジェ)」たち
子どもの頃は一緒に遊んで、大きくなったら部屋の片隅にディスプレイする。天然木でできた木製玩具はもちろん、遊んでいくうちに経年変化していきます。「一緒に成長していく」そんな関係ってとても素敵ですよね。出産祝いはもちろん、新たなスタートを切る方への贈り物としてもおすすめです。

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