一枚でおしゃれな着こなしが楽しめるボーダーカットソー。カジュアルコーデがお好きな方にとっては、定番中の定番、いわば“制服”のような存在なのかもしれません。今回はサイズ感や洗濯での縮みなど、気になる点も多いセントジェームスのウェッソンをお試し。ご自身の身長と近いスタッフの着用感など、サイズ選びの参考にしてみてくださいね。

「SAINT JAMES（セントジェームス）」のウェッソンボーダーは、バスクシャツとも呼ばれ、フランスやスペインのバスク地方で古くから愛されてきました。首元をすっきりと見せるボートネックや、着こむほどに風合いが増す素材感も魅力のひとつ。

レディース、メンズと併せるとサイズが8種類にもなる、セントジェームスのウェッソン。ここからは女性の定番T0～T4サイズを実際に試しリアルな感想をお届けしていきます。サイズ選びで大前提としておきたいことはただひとつ、洗濯による縮みを考慮すること。全体的に2～3cm縮むといわれているため、縮みを考慮したサイズ選びを心がけるようにしてくださいね。

ウェッソンの中で一番小さな「T0」。ふだんSサイズの方なら、本来9分袖＆短め着丈が推奨されているウェッソンのサイズ感をより忠実に再現できそう。

【154cmいしかわの場合】
・腕と肩回りがきつく、腕の上げ下げがしにくい
・タイトなシルエットは嫌いではないが、身動きのしやすさを確保したいためサイズアップが必要

【160cmわねざきの場合】
・袖、着丈共に、本来の着用感に近いが、肩幅が合わずベストサイズとは言い難い
・ゆとりをもって着たいため、洗濯後の縮みを考慮するともう1サイズアップしたい

【168cmおくのの場合】
・袖、身幅ともにサイズが合っておらず、窮屈な着用感になった

T0と同様に、ウエッソンらしいコンパクトなシルエットを楽しめる一着。袖丈などが合えば一度はトライしてみたいサイズ感。

【154cmいしかわの場合】
・サイズT0で気になった腕と肩回りの窮屈感がなくなった
・洗濯後を考慮しても、本来のウエッソンらしいコンパクトなシルエットが楽しめそう
・シルエットの好みは“程よいゆったり感”なので、次のサイズに期待したい

【160cmわねざきの場合】
・肩回りの窮屈感がなくなり、洗濯後の縮みも問題なくクリアできそう
・体にフィットしすぎない着用感がとても好み
・アウターの下に着てももたつかないサイズ感で重宝しそう

【168cmおくのの場合】
・腕と肩回りがきつく、腕の上げ下げがしにくい
・袖丈が合っておらず、洗濯後を考えてもサイズアップが必要

日本人女性の標準サイズとして、よく選ばれている「T3」。女性が選ぶウェッソンの中で、ちょうど中間にあたり、比較的どんな方にもフィットしやすい一着。

【154cmいしかわの場合】
・身体のラインを拾いすぎない“程よいゆったり感”があり、体型カバーにもよさそう
・洗濯の縮みを考慮しても、ややドロップショルダー気味に着られるサイズ感は好み

【160cmわねざきの場合】
・ゆとりのある着心地で、腕や肩回りも動かしやすい
・シャツや暖かインナーを重ね着してもシルエットに響かなそう

【168cmおくのの場合】
・サイズT0,T1で気になった腕と肩回りの窮屈感がなくなった
・着丈も腰回りをしっかりカバーできたことで、安心感が出た
・洗濯後を考慮すると袖丈はもう数センチはほしい

公式でユニセックスサイズに位置付けられていて、男性のSサイズとしても表記されている一着。女性が着ると身長によってはお尻が隠れる丈感で、オーバーサイズで着こなしたい方にもおすすめです。

【154cmいしかわの場合】
・ボートネックの空きが広く、動いたときにインナーのチラ見えがないか心配
・長い袖にはブラウジングする着こなしもあるが、1サイズ下げた方がすっきりしそう

【160cmわねざきの場合】
・洗濯の縮みを考慮すると、袖丈も手首辺りになりちょうどよさそう
・お尻をカバーできる丈感なので、すっきりシルエットのボトムスとも合わせてみたい

【168cmおくのの場合】
・ゆとりのある着心地で、腕や肩回りも動かしやすい
・ボトムスにインしてももたつかない着丈は、パンツ派の私にぴったり
・気になる洗濯による縮みもT4なら問題なく着こなせそう

身長や体型、好みによって三者三様のサイズ選び。ここからは、セントジェームスを取り扱っている「Piu di aranciato」のWEBスタッフ・荒井梓さんにお話しを伺います。ストア独自の目線で選んだおすすめの着こなしや、洗濯のコツは必見です！

シルエットや着用感の好みはありつつも、それぞれ自分に合ったベストサイズが見つかった模様。154cmのいしかわが選んだのは、着丈袖丈共に申し分なく、インした時のシルエットがきれいな「T3」。160㎝のわねざきが選んだのは、気にしていた肩幅の収まりもよくスッキリと着こなせた「T1」。168cmのおくのが選んだのは、縮みを考慮しても丈感がジャストな「T4」でした。

トレンドによってもサイズ選びが楽しめる、ウェッソンボーダー。季節や流行にも左右されないので、長く大切に着用することができます。レッドやグリーンのボーダーなど、単色ではチャレンジしづらいカラーにも挑戦してみてはいかがでしょうか？

（Photo：Takaki Iwata）