もうそろそろ本格的なブーツの季節。秋冬ファッションにコーディネートする1足を手に入れたいですね。どんなお洋服にでも合わせやすいベーシックなものを選ぶのも賢い選択ですし、ちょっと特徴のあるブーツで個性を演出するのも素敵。ぜひ、お気に入りを見つけてくださいね。

伸縮性があり、脱いだり履いたりがラクなサイドゴアブーツは、秋冬の定番として大人気ですね。シーズンを通して、長く履けるのもうれしい。写真は「FABIO RUSCONI（ファビオルスコーニ）」のサイドゴアブーツ。

イタリア生まれの洗練されたデザインが魅力的で、安定感のあるヒールも快適。さらに、クッション入りインソールがついているなど、歩きやすさの工夫が凝らされています。

サイドゴアブーツの元祖ともいえる、タスマニア島の老舗メーカー「Blundstone（ブランドストーン）」。晴れの日はもちろん、雨の日にも安心して使えるサイドゴアブーツは、その耐久性と機能性の素晴らしさで定評があります。

デザインによって、フェミニンにもクールにもなるのが、紐付きのレースアップブーツの面白いところ。こちらは、靴の聖地・イタリアでも認められた「OFFICINE CREATIVE（オフィチーネクリエイティブ）」の、クラシカルな印象の“アンティークレザーレースアップブーツ”です。

つま先に、ドレスシューズにあしらう横一文字の縫い目“キャップトゥ”が施され、とても上品でエレガントな印象にもなっています。パンツにもスカートにもしっくりなじむおしゃれなレースアップブーツです。

メンズ風のクールなイメージで履きこなせ、さまざまなコーディネ―トが楽しめるのも魅力的。すべり止め・ラバー付きの革底で、履き心地がいいのもうれしい特徴です。

靴マイスターの熟練の技術が生きる、ドイツの「trippen（トリッペン）」のレイヤードレザーレースアップショートブーツ“NOMAD”。足先に丸みをもたせた柔らかなシルエットや、履き口の切りっぱなしレザーのぬくもり感が女性らしさを引き立ててくれます。

牛のもみ革を使ったソフト感と、シボをつけた味のある風合い。カジュアルアイテムと合わせればクールに、フェミニンアイテムと合わせれば可愛く、印象が変わるのが魅力的な大人ブーツです。

軍用シューズをイメージして作られた、カチッとハードな印象の「TOUJOURS（トゥジュー）」のレザーサービスブーツ。とはいっても、見た目よりも革は柔らかく、足首にフィットするデザインはむしろ女性的。さまざまな表情をもつ大人の女性におすすめのクールなブーツです。

メンズライクなファッションにぜひ合わせたい、すっきりとしたレザーサービスブーツ。1足はもっていたい、こだわりのハード系ブーツです。

寒い季節の定番、ムートンブーツ。こちらは、シープスキンブーツ（ムートンブーツ）で知られるオーストラリアの「EMU（エミュ）」の日本限定モデル“BAIA（バイア）”。ベリーショート丈のムートンに、ボリューミーなふわふわファーがついて、足をすっぽり包んでくれます。

ファー部分の折り方で変化をつけることもできます。可愛くてファッション性も高いので、シンプルなお洋服と合わせると、より存在感が際立ちます。

落ち着きあるダークブラウンの上質イタリア製レザーに、可愛くてボリュームたっぷりのふわもこムートンボアが付いたショートブーツ。

快適な履き心地も魅力。おしゃれなレッグウォーマーが付いた限定モデルです。

こちらは、牛革ブーツにふさふさのモヘアがついた「Laula（ラウラ）」の“GEMMA モヘアコンビミドルブーツ”。ハリネズミのような見た目がユニークで、温かなイメージ。アンクル部分のベルトが全体の印象を引き締めています。

ショートともミドルともいえる、使いやすい丈感。スカートやワイドパンツなど、さまざまなコーディネートが楽しめそうですね。

1974年、トーマスアントンにより設立された「MARIAN（マリアン）」の“スエードブーティ”。高級感のあるスムーススエード生地と、華奢なヒールが、女性らしいファッションをより華やがせます。

ロング丈のボトムスも、足首を見せるブーティですっきりと。先のとがったポインテッドトゥでありながらも、少し丸みをもたせた優美なライン。普段使いはもちろん、パーティーなどにも。

くるぶし丈の“ブーティ”は、パンプスとショートブーツの中間的な存在。デザインに凝ったものが多いのも特徴ですね。写真は、1980年代のシューズをモチーフにした、小さめのつま先とおしゃれなレースホールが特徴の「AUTTAA（アウッタ）」の“レースホールブーティ”。

革のキズや色ムラをデザインとして生かした、個性的なブーティ。ひとつひとつ表情が違うのも魅力的です。上質な素材感で、カジュアルにもフェミニンにも履きこなせます。

日本人シューズデザイナーの前田洋一氏が手掛ける「chausser（ショセ）」のスムースレザーヒールシューズ。アッパーは、1枚革でなめらかなシルエットに仕上げたシンプルなデザイン。ヒールは太めで安定感があります。

シンプルだからこそ、スムースレザーの高級感のある質感が引き立ちます。ヒールの底にはラバー素材を施していますので、グリップ力もあり、歩きやすさも格別です。

人気の「Koos（コース）」のフルグレインレザーロングブーツ。ブランドの原点ともいえるモデルなので、1枚革のベーシックなデザインで装飾も最小限に抑えられています。

シンプルゆえに、どんなファッションにもナチュラルになじみます。また、ソールはクッション性が高く、長い時間歩いても疲れにくいのもうれしい特徴です。

1930年代のアメリカで、労働者のために生まれた安全靴がもとになった“エンジニアブーツ”。ハードなイメージが強いブーツですが、その雰囲気を残しつつ、フェミニンな要素を取り入れたロングブーツがこちら。“30年たっても履ける靴”がコンセプトの“ショセ”の新ブランド、「MUKAVA（ムカヴァ）」のアイテムです。

つま先の丸みや、つま先から甲に向って色が薄くなっていく染ムラのある仕上げがアンティークな風合いを醸し、高級感を感じさせます。レザーベルトも細めで、むしろエレガントな雰囲気。

Koosのベルト付きロングブーツ。柔らかで上質な天然皮革と大きめのステッチが、あたたかな雰囲気を醸しています。エンジニアブーツ風のベルトもあしらった、アンティークなイメージのシンプルなロングブーツです。

履き口部分も縫い合わせていないので、ベルトをはずせば脱ぎ履きしやすいのもメリット。歩きやすくておしゃれで、冬の定番になりそうな1足。流行に左右されないナチュラル感が素敵です。

お好みの1足は、見つかりましたか？いつもとはちょっと違うブーツを選ぶのも、新しい自分を発見するきっかけになるかも。この秋冬は、素敵なブーツで思いきりファッションを楽しみましょう。