道の駅が好きです。
旅先で見つけると、吸い込まれるように入ってしまいます。

新幹線停車駅のお土産街も便利ではありますが、ちょっぴり物足りない。パッケージ化された“名産品”ではなく、地域の生活と密接したリアルなご当地モノに出会えるところが道の駅の最大の魅力です。地元の人が作った野菜や佃煮、海で拾ったのか謎の流木が店先に積まれているのを見たこともあります（インテリアとして買いました笑）。必要なものからそうでもなさそうなものまで平等に、雑多に並んでいて、その中から宝物を見つけるのがとにかく楽しいんです。

近所だったら毎日通うのに……といつも後ろ髪を引かれる思いで店を後にしていましたが、東京にもそんなふうに、ふらっとのぞきたくなる道の駅のようなお店がありました。

それが、今年で15周年を迎えた、自由が丘の「katakana（カタカナ）」。
キナリノモールでも「lvnr（レバニラ）」Tシャツなどをはじめとしたユニークなアイテムでいつも私たちを楽しませてくれているお店です。

ここを訪れるたびに私がついつい買ってしまうのが、「H TOKYO」のハンカチ。そもそも外出時にハンカチを持つ習慣がなかった私が（読者の皆さま、どうか呆れないでください！）持ち歩くようになったほどの可愛さで、ほかで出会えないような柄やデザインが並んでいるので毎回真剣に選んでしまいます。

先日は、カタカナ15周年を記念して特別に作られた同ブランドの別注アイテムを購入。日本各地の “郷土富士”が、イラストレーターの篠原まやこさんの優しいタッチで描かれています。生地は光沢のあるゴールドのようなイエロー。お正月には壁やテーブルに飾ったりしてもなんだか縁起がよさそうだし、某日本映画のタイトルよろしく幸福（しあわせ）を運んでくれそうではありませんか。今回も実にいい買いものをしました。

「日本のカッコイイを集めたお土産屋さん」をコンセプトにしたカタカナの店頭では、店主の河野さんが自らの足で探してきた衣・食・住、全国のさまざまな“とっておき”が並んでいて、毎回新鮮な「日本」との出会いがあります。作り手との距離が近く、「道くさマルシェ」など楽しいイベントも開催されていて、人の手から直接お買いものをする喜びを感じさせてくれるお店です。

カタカナをはじめ、全国からたくさんの素敵なお店が集まっているキナリノモール。私たちはいつもECサイトという形で皆さまに製品をご紹介していますが、お住まいの地域にお気に入りのストアを見つけたら、ぜひ実際に足を運んでみてください。オフラインならではの、うれしい発見があるかもしれません。

一方で、東北から九州まで全国津々浦々、頻繁に通えない距離のお店へ旅する気持ちでお買いものできるのもECサイトの魅力。私もふだんからキナリノモールでは宝探し感覚で新着アイテムやストアを（ときに血眼で）チェックしています。
遠く離れた推しストアの情報をいち早くチェックできるのもありがたいです。

実際にキナリノモールをきっかけに出会ったカタカナは、私にとって「身近な道の駅」的存在の大切なお店になりました。いつもおしゃれで優しい店主の河野さんをはじめ、スタッフさんも温かい方ばかり。お近くの方はぜひ遊びに行ってみてくださいね！