真っ先に目に入るのが、店内の壁に所せましと並べられた古本や中古CD、レコードなど。古いマッチ箱が飾られたテーブルや異国風のタイルの壁など、インテリアひとつひとつが昭和の純喫茶感を漂わせ、タイムスリップしたような気分になります。お店の雰囲気を壊さないためにいくつか利用ルールが定められており、おしゃべりを楽しむというよりは、空間そのものを味わうため、ぼんやりとした時間を過ごすためのお店です。

店内にイートインできるスペースはありませんが、お店の外にテラス席があり、テイクアウトで本格的なコーヒーや紅茶、ジュースなどを購入することができます。あたたかい時期には外の風を感じながら、テーブルに買ってきた本や雑貨を広げて、優雅なひとときを過ごしてみてくださいね。

お腹が満たされたら、お次は店内めぐりへ出かけましょう！実はこちらのお店、1階だけでなく地下スペースもあるんです。階段を下りていくと、床から天井までぎっしりと本が詰まった秘密基地のような空間が。古本だけでなく個人出版本、雑誌や雑貨、古道具、古着なども並び、ニッチな品揃えは見ているだけで飽きません。一つひとつ手に取って見ていくと、いつの間にか時間が経ってしまうので、その後のスケジュールに余裕がある時に訪れるのがおすすめですよ。

カフェだけでなく、書店やギャラリーという顔も持っているこちらのお店。店内には推理小説や幻想小説のほか、絵画、球体関節人形なども展示されており、どこか怪しげな雰囲気も漂います。ギャラリーとしては定期的に絵画や球体関節人形の展覧会を行っているので、興味がある方はタイミングを見計らって訪れてみてくださいね。

カフェではさまざまなメニューが提供されていますが、特におすすめしたいのはお酒が入ったコーヒー。金平糖を散らした飲むケーキのような「ウィンナー珈琲」、カクテルチェリーが一つ乗ったラム酒入りの「カフェ・フィアカー」、ブランデーの染み込んだ角砂糖に火をつけて楽しむ「カフェ・ロワイヤル」など、目でも楽しめるものばかりです。そのほか、自家製のティラミスや季節のケーキなども人気です。

おすすめメニューは、玄米ご飯とお味噌汁が必ず付く、リーズナブルなランチ＆ディナー！30品目ほどの食材を使い、小皿にたくさんのおかずが入ったヘルシーな食事が楽しめます。メインは唐揚げのほか、和風おろしハンバーグ、メンチカツなども人気。そのほか自家焙煎豆をハンドドリップで淹れる本格的なコーヒーや、ケーキなどのデザートも豊富で、毎日通いたくなってしまいます。

カフェで提供しているのは、抹茶や玉露、煎茶、ほうじ茶といった日本茶が中心。それに加えて食事のメニューや地ビールなども用意されているので、ランチでの利用も便利です。見逃せないのが、小さなテラス席もあること！心地よい風に吹かれながら、ぜひ山の自然も満喫してみてくださいね。