※本コンテンツはキナリノが制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。
主人公が食べたあの味を探してみませんか?
小説やエッセイに描かれているお料理を「おいしそう…」と思ったことはありませんか?都内には、小説に登場するメニューを再現しているお店や、実在するお店があるんです。主人公が食べたあの味を探しに出かけてみませんか?
BUNDAN COFFEE & BEER/村上春樹「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」
私は鍋に湯をわかして冷蔵庫の中にあったトマトを湯むきし、にんにくとありあわせの野菜を刻んでトマト・ソースを作り、トマト・ピューレを加え、そこにストラスブルグ・ソーセージを入れてぐつぐつと煮込んだ。
そしてそのあいだにキャベツとピーマンを細かく刻んでサラダを作り、コーヒーメーカーでコーヒーを入れ、フランス・パンに軽く水をふってクッキング・フォイルにくるんでオーヴン・トースターで焼いた。食事ができあがると私は彼女を起こし、今のテーブルの上のグラスと空き瓶をさげた。
食事が終わると私は残ったポットのコーヒーをあたためて一杯ずつカップに注いだ。
「トマト・ソースはなかなかおいしかったわ」と彼女は言った。
「ベイリーフとオレガノがあればもっとうまくできたよ」とわたしは言った。「煮込みもあと十分足りなかった」
「でもおいしかったわ。こんなに手のこんだ朝ごはんって久しぶり」と彼女は言った。
出典:世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
駒場東大前 / カフェ
- 住所
- 目黒区駒場4-3-55 日本近代文学館
- 営業時間
- [月]
定休日
[火]
09:30 - 16:20
[水]
09:30 - 16:20
[木]
09:30 - 16:20
[金]
09:30 - 16:20
[土]
09:30 - 16:20
[日]
定休日
■ 定休日
第4木曜日
- 定休日
- 月曜日、日曜日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
2,640円〜(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
神谷バー/森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」
偽電気ブランという幻の名酒があってね。電気ブランは大正時代にあさくさの老舗酒場で生まれた歴史あるカクテルで今でこそコンビニでも売っているメジャーな酒になったが、その製法は長い間秘密とされていた。
しかしある時京都中央電話局の職員が何とかその味を作り出そうと企てて四郷錯誤の袋小路のドン図まりで奇跡のように発明されたのが生み出されたのが偽電気ブランってわけだ。味も香りも電気ブランとは全然違うんだがこれが実に神秘的な風味で今でもまだどこかでこっそり作られては夜の街に運び出されている。
出典:夜は短し歩けよ乙女
浅草(東武・都営・メトロ) / 居酒屋
- 住所
- 台東区浅草1-1-1 1F・2F・3F
- 営業時間
- [月]
11:00 - 20:00(L.O. 19:30)
[火]
定休日
[水]
11:00 - 20:00(L.O. 19:30)
[木]
11:00 - 20:00(L.O. 19:30)
[金]
11:00 - 20:00(L.O. 19:30)
[土]
11:00 - 20:00(L.O. 19:30)
[日]
11:00 - 20:00(L.O. 19:30)
■ 営業時間
現在は当分の間、20:00閉店
(3F和食は現在休業中)
■ 定休日
月2回月曜日
- 定休日
- 火曜日
- 平均予算
- ¥2,000~¥2,999 /¥2,000~¥2,999
夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)
594円〜(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
STORY STORY(ストーリーストーリー)/東野圭吾「流星の絆」
新宿 / カフェ
- 住所
- 新宿区西新宿1-1-3 小田急百貨店新宿店 本館 10F
- 営業時間
- 10:00~21:00
(L.O. 20:30)
- 定休日
- 不定休(小田急百貨店新宿店に準ずる)
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
流星の絆 (講談社文庫)
1,012円(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
竹むら/池波正太郎「散歩のとき何か食べたくなって」
いまも〔竹むら〕の粟ぜんざいの、香ばしく蒸しあげた粟となめらかに練りあげた餡のコンビネーションは依然、私の舌を楽しませてくれる。それに、この店の女店員のもてなしぶりのよさはどうだ。いかにも、むかしの東京の店へ来たおもいが、行くたびにするのである。
出典:散歩のとき何か食べたくなって
淡路町 / 甘味処
- 住所
- 千代田区神田須田町1-19
- 営業時間
- [月]
定休日
[火]
11:00 - 20:00(L.O. 19:40)
[水]
11:00 - 20:00(L.O. 19:40)
[木]
11:00 - 20:00(L.O. 19:40)
[金]
11:00 - 20:00(L.O. 19:40)
[土]
11:00 - 20:00(L.O. 19:40)
[日]
定休日
[祝日]
定休日
- 定休日
- 月曜日、日曜日、祝日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999 /¥1,000~¥1,999
散歩のとき何か食べたくなって (新潮文庫)
572円〜(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
カフェブリッヂ/向田邦子「父の詫び状・ねずみ花火」
有楽町に「ブリッジ」という有料喫茶室があった。
十五年ばかり前、私はこの店の常連だった。昼は出版社につとめ、夕方からは週刊誌のルポ・ライター、そのあい間にラジオの原稿を書くという気ぜわしい暮らしをしていたので、一時間確か五十円払えば半日いても嫌な顔をされないこの店は持ってこいの仕事場であった。ここのテレビの下が私の指定席だった。
出典:父の詫び状・ねずみ花火
銀座 / 喫茶店
- 住所
- 中央区銀座4-1 西銀座デパート B1F
- 営業時間
- [月]
11:00 - 20:00
[火]
11:00 - 20:00
[水]
11:00 - 20:00
[木]
11:00 - 20:00
[金]
11:00 - 20:00
[土]
11:00 - 20:00
[日]
11:00 - 20:00
- 定休日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999 /¥1,000~¥1,999
新装版 父の詫び状 (文春文庫)
693円〜(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
本にまつわるお料理を味わってみませんか?
小説やエッセイに登場するお料理は、どれもおいしそうで想像が膨らむ…という方も多いのではないでしょうか?今回は、イメージ通りに再現したものや、実在するメニューが食べられるお店をご紹介しましたので、ぜひ足を運んでみてくださいね。その作品をまだ読んだことがないという方も、この機会に手に取ってみてはいかがでしょうか?
本好きのお友だち同士で訪れたり、ひとりでじっくりと本の世界に浸ったり…お気に入りの本を片手にステキな時間を過ごしてくださいね。
本好きのお友だち同士で訪れたり、ひとりでじっくりと本の世界に浸ったり…お気に入りの本を片手にステキな時間を過ごしてくださいね。
稀少な本から名作まで2万冊もの書籍がある「BUNDAN COFFEE & BEER」は、本好きなら一度は訪れたい憧れの文学カフェです。日本近代文学館の食堂内にあり、落ち着いた雰囲気が魅力。
こちらでは、坂口安吾や梶井基次郎など文豪の小説に登場するメニューを再現したお料理がいただけます。