桜が見えるカフェでゆっくりお茶するのも良いですね。ぽかぽかの陽射しの下で過ごす休日は、幸せ気分を運んでくれそう。

お仕事帰りに夜桜、というのもおすすめ。近くには小石川後楽園や小石川植物園もあるので、お散歩がてらお花見するのも気持ちが良いですよ。

桜を眺めながらのお散歩なら、いつもよりも長い距離を歩けそうな気がしませんか？中野駅北口から新青梅街道までを結ぶ「中野通り」は、そんなお花見散歩にぴったりのコース。

中野通りから少し入ったところにある新井薬師の桜も見事です。ソメイヨシノだけでなく、しだれ桜や濃いピンク色が特徴の“プリンセス・雅”などさまざまな桜が咲いていて、境内の凛とした空気をふわりと包んでいます。

武蔵野三大湧水池のひとつとして知られる善福寺池の周辺でも、お花見を楽しめます。「善福寺公園」は近くにある吉祥寺の井の頭公園にくらべると混雑が少なく、ゆっくりできるのが魅力。

昔、近くにあったお寺の名前からつけられたという善福寺池。ボートを漕ぎながら池のほとりの桜を眺めれば、春を感じながら心も体もリラックスできそうですね。

ベンチに座ってのんびり桜を眺めるのもおすすめ。お気に入りのドリンクと本を片手に、時間を忘れてのんびり過ごしてみませんか？

墨田区周辺でお花見、というと隅田川を思い浮かべる方も多いと思いますが、江東区の門前仲町駅から墨田区のスカイツリー周辺を結ぶ「大横川」も、ひそかなお花見スポットなんですよ。江戸時代に埋め立てられた土地に作られた運河で、江戸城に対して横に流れていることから名付けられたそう。

時期によっては櫓漕ぎ和船が運行されることも。川面にせり出すように咲く桜を見上げながらの船旅は、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのよう。下町ならではの粋なお花見を楽しみたい方にもおすすめです。

隅田川沿いにある「汐入公園」は、バーベキューなど地元の方の憩いの場として親しまれていますが、面積が12.9haと広大なので、ゆっくりとお花見を楽しめるスポットです。

ソメイヨシノをはじめ、カンヒザクラやオオカンザクラ、カワヅザクラなどさまざまな種類が植えられているので、長い期間楽しめるのも魅力。色の濃淡や花の形の違いも楽しんでみませんか？

園内では、野鳥の姿も見られます。メジロも春の訪れを楽しんでいるように見えませんか？レジャーシートを敷いて、ピクニック気分でのんびり過ごすのにぴったりなお花見スポットです。

東急目黒線の不動前駅すぐのところにある「かむろ坂」は、品川百景の1つにもなっている桜の名所。通勤で通ることがあっても立ち寄る機会がなかった、という方はぜひ途中下車してみませんか？

都内で自然豊かな風景に咲く桜を楽しめるのが、小金井市と三鷹市にある「野川エリア」です。川沿いに咲く桜と菜の花を車窓から望めます。

府中市にある「多磨霊園」も、ひそかな桜の名所です。園内のあちこちにソメイヨシノやシダレザクラ、ヤエザクラなどが植えられていて、毎年見事な花を咲かせます。東京ドーム27個分もの広さがあるので、混雑を気にすることなくゆったりとお花見ができますよ。

やわらかな春の陽射しに透ける花びらがとてもキレイ。多磨霊園は、江戸川乱歩や北原白秋などの著名人も多く眠る墓地なので、静かに鑑賞するのがマナーです。しっとり大人のお花見を楽しみましょう。