函館朝市の敷地内で、朝7時から自家焙煎の本格珈琲をいただけるのがこちら、「十字屋珈琲店」。イカ釣りをやっている屋内市場「えきに市場」内にあるので、肌寒い朝でも温かい一杯でくつろげます。

ハリオの円錐ドリッパーで、丁寧に一杯一杯ハンドドリップ。市場の喧騒の中、ちょっぴり優雅な時間が流れます。

函館牛乳アイスクリームやトラピストクッキーなど、珈琲と一緒に楽しめるちょっとしたスイーツメニューも。

開拓時代以前から西洋文化がいち早く入ってきた函館は、洋食メニューを出す店も充実しています。「キングベーク」は昭和4年創業の老舗。五稜郭に近い「キングベーク本店」では、朝8時からパンと珈琲のモーニングをいただけます。

北海道産小麦とバターを100％使用して焼き上げる、「毎日食べたいパンとスイーツ」。たとえばあんパンに使うあんこも北海道産小豆を一から練り上げて作るなど、手作りにこだわっています。

日差しの入る心地よいイートインスペース。こんな場所から一日をスタートするのもとても素敵ですね。

1976年のオープン以来40年以上、函館っ子に「カリベビ」と呼ばれて親しまれる老舗カフェレストラン。アメリカ西海岸をイメージした内装がおしゃれです。

ここの名物はなんといっても「シスコライス」。バターライスにソーセージを乗せ、その上からミートソースをたっぷりと。どっしり系に見えますが、ふわっとバターの香るライスに食が進み、ぺろりと食べられちゃいます。

ベイエリア、赤レンガ倉庫街の突き当りにたたずむ、大正時代の郵便局をリノベーションして作られたお店。白い波のようなファサードの形が、海辺の街というイメージで素敵なんです。

ハリストス正教会や函館公会堂などの観光スポットが立ち並ぶ元町エリア、港が丘通り。坂の上に、どっしりと構えた商家のたたずまいは、大正時代の酒問屋別邸だった建物をほぼそのままいかしています。

広く奥行きのある店内は、内装や調度品も昔のまま。店内には本物のいろりがあります。秋冬の旅には、こんなお店で寒さをしのぐのはいかが？

「とうふ白玉ぜんざい」をはじめ、おしるこやパフェなどの甘味メニューが充実。お食事メニューは、港町ならではの「くじら汁」、オムライスなどが人気です。

外国人墓地の一角にたたずむ海辺のカフェ、モーリエ。モーリエはロシア語で「海」という意味。文字通り、窓いちめんに広がる海がゆったりと心を癒してくれるお店です。

名物はじゃがいもと挽肉がたっぷり入ったサクサク食感のピロシキ。そのほか、ブルーベリーティーに手作りのバラジャムが添えられたロシアンティーやシナモンロールなどが人気です。

函館湾を一望できる外国人墓地は観光名所のひとつ。西陽から夕陽へと移りゆく午後のひとときにいかがですか？

函館で今評判のケーキショップといえば「ラパン・ド・ネージュ」です。東京で修行を積んだ函館出身のパティシエが、2011年にオープンしました。店内にはイートインスペースがあり、ドリンクとケーキをセットで楽しめます。

北海道産のミルクやバターをいかしたフレッシュなケーキがいっぱい。チーズケーキやショートケーキ、シュークリームなどの定番はもちろんのこと、季節のフルーツを使ったタルトも人気。「いつ来ても、何を食べてもおいしい」と評判なのです。

店名は日本語にすると「ゆきうさぎ」。可愛らしいブルーグレーの外観は、函館の歴史的建造物をヒントに決められた色なのだとか。場所はJR函館駅から市役所方面へ、歩いて10分ほどです。

古い建物を生かしていながら、店内は絵本のなかに迷い込んだみたいにカラフルで遊びのある空間。ガーリィで個性的。でも不思議と落ち着くんです。

ランチスポットとしても人気のロマロマ。パスタやピッツァなどのお料理メニューのほか、パフェやケーキなどのスイーツメニューも充実しています。

元町エリアから坂を下り、海に近い末広町エリアにたたずむ「モストゥリー」。明治末期の建物をいかした店内は、木のぬくもりに癒やされる空間。映画「世界から猫が消えたなら」のロケ地にもなっており、映画のファンも数多く訪れます。

24時まで営業しているので、夜の時間をゆったりと過ごせます。しっとりした空間でおしゃべりと夜パフェを楽しむのはいかがですか？