手ぶらで! アウトドアデビューは「グランピング」がおすすめ
とはいえ、実際に予約してみようと思うと・・・グランピング施設によってさまざまなサービスが用意されており、個性も様々。「本当に手ぶらでいいの?」という迷いや疑問もつきものですよね。
そこで今回は、施設を選ぶときのチェックポイントと共に、個性あふれるグランピング施設をご紹介。
「とにかく大自然でリフレッシュしたい!」「オシャレな女子旅」「子供の夏休みの思い出作り」など・・・あなたの思いを叶えるグランピングサイト選びのヒントとなりますように!
【グランピング入門ガイド】
「グランピング」とは
《Point1》テント/コテージ/キャンピングカーetc.種類を知ろう
「テント」の場合
「グランピング」の宿泊スタイルとして最も代表的なのが、テント泊。“THE テント”といえば三角屋根ですが、種類は様々です。
【テントの種類一例】
・三角屋根テント
・ドーム型テント
・ティピーテント(円錐型のテントで、インディアンテントとも呼ばれます)
など
テントの「種類」を知ったら、次は「設備」のバリエーションもチェック。
テント内に冷暖房が完備されていたり、テーブルが置いてあったり、冷蔵庫があったり、自分たち専用のウッドデッキが併設されていたり・・・。さながらホテルのような空間が、グランピングの大きな魅力となっています。
因みに、寝る場所の設備は、要チェックポイント。グランピングではベッドが設置されているケースが多いですが、簡易的なエアベッドや、小さめのベッドのみで、用意してあるベッドよりあふれた人の分はシュラフ(寝袋)使用という場合も。そのあたりにこだわりがある方は、注意が必要です。
探せば探すほど、SNS映えするおしゃれな内装・装飾のテント、ラグジュアリー感を満喫できるテントなど、よりどりみどりの選択肢。「本当に重視したいこと」を見落とさないように・・*
「コテージ」の場合
お家のように、広々とした空間や複数の部屋があるコテージ。
冷暖房の空調のほか、キッチン、トイレ・シャワーが完備されている場合も多いので、「キャンプ」というよりは「貸別荘」感覚に近いかもしれません。テントより“キャンプ感”は下がりますが、ストレスなく過ごしやすいですよ。
因みに・・スタンダードな小屋タイプの他に、ツリーハウスやデザイナーが手掛けたものなど、ユニークな設計のものも最近多くみられるので、「キャンプっぽくない!」という先入観で選択肢から外してしまうのはもったいないです*
テントと比べて話し声なども漏れにくく、プライバシーが保たれやすいというメリットもあるので、小さなお子さんがいるご家族や、女性だけの宿泊でも利用しやすいと言えるでしょう。
「キャンピングカー/トレーラー」の場合
《Point2》アクティビティ or リゾート気分、どちらを重視する?
「食事」のスタイル
たとえば同じ「BBQ」の施設でも、「食材手配や火おこし・片付けは全てスタッフが担当し、利用客は焼くだけ」という楽ちんなプラン。はたまた、「BBQ機材のレンタルや食材を事前に申し込む必要があり、基本的にはすべて自分たちで作業」というプランの場合も
当日行ったら下調べ不足で「思っていたのと違う・・」ということだけは、避けたいですよね。
施設によって、「手ぶらで至れり尽くせり」派、「基本はキャンプスタイルで、必要に応じて手ぶらもOK」派と、スタンスが異なったりします。「グランピング=全部お任せ!!」と思考停止して考えてしまわないように、ご注意を。
「フリータイム」の過ごし方
とにかく大自然の中で充実したアクティビティを求めるのか、リラックスしてのんびりしたいのか、せっかくだからリゾート気分も味わいたいのか――。「目的」をはっきりさせると、かなり候補は絞り込まれてくるはず。
“自然に身を委ねたい”ならフリーサイト併設の場所が候補になりやすいです。
一方、“リゾート気分”となると、ホテル併設のグランピングサイトがおすすめ。
また、サイトによってはアクティビティを積極的に用意しているところも。「キッズ向けプログラム」「星空観察」「野外シネマ」等のとっておきのプログラムでアクティブに過ごしたいなら、そういった企画の力を借りるのもいい方法ですよ。
《Point3》確認したおきたい、周辺環境の利便性について。
トイレ・お風呂は、どのような感じ?
テントやキャンピングカーに泊まる場合、大抵トイレは離れた場所にあるので、その点もぜひチェックを。特に天気が悪い時や、子連れのケースでは、トイレまでの距離や道のりは重要なポイントになる場合も多いです。
また、ハイシーズンになって使用人数が多くなると、汚れやすいことが気になったりしますよね。衛生面のリスクを減らしたい場合には、ホテル併設のグランピングサイトを選ぶ、というのも一つの方法です。
近くに受付や売店はある?
スペシャルな思い出に! おすすめ【グランピング施設】4選
1.[神奈川県・横須賀]snow peak glamping 京急観音崎
高品質なアウトドアブランドとして知られる「スノーピーク(snow peak)」。インドア派という方でも、そのロゴやアイテムを目にしたことがある人は多いのではないでしょうか。
その「スノーピーク」と三浦半島の観音崎京急ホテルがタッグを組むことで誕生したグランピング施設が、「snow peak glamping 京急観音崎」です。
グランピングサイトに建つ客室は、シンプルでスタイリッシュな佇まい。
それもそのはず、こちらのモバイルハウス「住箱-JYUBAKO-」は、世界的建築家・隈研吾氏とsnow peakのコラボレーションによって生まれた空間。実はトレーラーハウスなのですが、一切その雰囲気を感じさせない、高いデザイン性と機能性を十分に堪能できる贅沢な施設になっています。
食器類や小物など、ほとんどの備品はsnow peak製品で統一されているそう。アウトドア好きにはたまりませんよね。目の前に広がる海を眺めながら、タープの下に広がるデッキでリラックスして過ごすのも素敵です。
そして楽しみなのが、三浦半島の食材をふんだんに使ったコーススタイルの夕食!
とれたて野菜の盛り合わせ、湧水をつかった魚介のブイヤベース、地元で仕入れた魚介のBBQなど――。「観音崎京急ホテル」の料理人によるハイクオリティなアウトドア料理を、プライベート感溢れる専用デッキスペースで堪能できます。
2.[東京都・檜原村]ふれあい広場
「ここは東京!?」と、豊かな森に圧倒されるのが、西多摩郡檜原村三都郷という、知る人ぞ知る穴場にある「ふれあい広場」。
「山に溶け込むように」というテーマを大切に作り上げられたグランピングサイトは、まさに自然に抱かれた環境にあります。近くに流れる川で川遊びをしたり、夜の帳が下りた暗闇のなかで花火をしたり・・・。その過ごし方はアウトドアそのもの。
写真/ふれあい広場 テラスサイト
グランピングテントはお洒落でテンションが高まります!
宿泊は、フラッグで飾り付けられたコットンテントで。クイーンタイプのマットレスがメインのシンプルな内装ですが、電源もアメニティも完備されているので安心です♪
写真/ふれあい広場 GLAMPING site B
そして、テントを一歩出ると、広々とした専用のウッドデッキが!デッキチェアーに身を委ねてのんびりと森林浴するだけでも、リフレッシュできること間違いなしです。
写真/ふれあい広場 GLAMPING site A
「A」「B」の2タイプあるのテントのうち、最大6人が宿泊できる「A」のタイプには、なんとデッキに専用ジャグジーが!「ワイルドな環境とラグジュアリー感、どちらも捨てがたい!」という方には◎ですね。
写真/ふれあい広場 GLAMPING site A
食事は、基本的にBBQ。宿泊予約時にあわせてプランで申し込みます。BBQはTボーンステーキがメインで、そのほかにはピザを作れる材料も。ちょっとしたアウトドアクッキング気分も満喫できます。
また、パエリア、アヒージョなどの別メニューも事前にオーダー可能。自分好みにカスタマイズして楽しめますよ。
写真/ふれあい広場 ウェーバープラン
3.[群馬県]妙義グリーンホテル&テラス/テラス・サイド
今回はキャンピングカータイプ「エアストリーム」以外の、その他のタイプに注目します。
4.[埼玉県・ときがわ町]ときたまひみつきち COMORIVER
この夏こそ、グランピングで最高のアウトドアデビューを。
憧れはあったけれど腰が引けていた・・・そんなあなたにとって、グランピングブームはこの上ないチャンスのはず!ぜひこの夏こそ、最⾼のアウトドア体験を・・・*
いよいよ夏本番。ここ数年のブームも手伝って、「今年の夏は、アウトドアを楽しみたい!」と考える方も多いのではないでしょうか。
そんな気持ちに応えるべく、日本全国に手ぶらでキャンプが体験できる「グランピング施設」が次々と登場しています。