店内はふかふかの絨毯がしかれ、クラシックなホテルのサロンのような設え。座り心地の良い椅子、落ち着いた雰囲気でとてもリラックスできます。周りは楽しげに談笑する成城マダムたちや上品な老紳士も。お店の方の応対も丁寧で、気持ちのよい時間が過ごせます。

アップルパイやシュークリームなど素朴なものから、繊細な技で飾られたケーキまで、ショーケースにはさまざまな種類が並びます。ケーキは店舗の3階にある工場で作られています。これは創業当時から、お菓子の命は「鮮度」であると考え、守り続けているそうです。

今はあまり見かけなくなった「バタークリーム」も健在です。こちらはバタークリームを使った「モカロール」。創業以来ずっと人気の看板商品なんだそう。薄く焼いたモカ生地とモカクリームのふわっとしたケーキは、少し塩気がきいていて、甘すぎません。手土産にもおすすめです。

「成城アルプス」のほぼ向かい側にある「あんや」は、大正7年創業の「成城凮月堂」が運営する和菓子店です。上品でスタイリッシュな店構えが成城の街に馴染んでいます。

店舗の奥にある茶房は、ほんのり暗めの照明で落ち着いた雰囲気。席数が少なめなので満席になることも多く、のんびりおしゃべりする...というより、和菓子の繊細な美味しさを楽しみたい場所です。

こちらは「あんや特製あんみつ」。南伊豆から取り寄せた天草を毎日大鍋で煮出して作る寒天は、すっきり透き通る味とやわらかな弾力が魅力です。甘さも上品で、あんこや白玉など一つ一つが美味しく、食べ終わってしまうのが寂しいほど。

白を基調とした清潔感のある店内のショーケースには、色とりどりのフルーツが並んでいます。その奥に、席数は少ないですがイートインスペースがあり、フルーツパフェやフルーツジュース、ケーキなどが楽しめます。目の前でパフェを作る様子を見るのも楽しいですよ。

1977年創業の老舗パティスリー「マルメゾン本店」は、成城学園前駅北口から徒歩8分と少し駅から離れますが、成城通り沿いにあるのでわかりやすいです。おとぎ話のようなメルヘンな外観にワクワクします♪

アンティークな雰囲気の家具やシャンデリアなど、店内もため息が出るような優雅さ。ショーケースの中には色とりどりの美しいケーキ、そして、棚には焼き菓子やクッキー、チョコレートが並びます。