四季折々の魅力いっぱい!日光「華厳の滝」へ出かけよう
栃木県はもとより、日本を代表する名所「華厳の滝」は、和歌山県熊野の那智の滝、茨城県奥久慈の袋田の滝と並び、日本三大名瀑に数えられています。水しぶきを上げながら轟音と共に勢いよく流れ落ちる様子は、豪快で美しく、海外からも高く評価されています。せっかく日光を訪れるなら、ぜひ華厳の滝にも足を運んでみませんか?
華厳の滝について
華厳の滝は、いろは坂を上りきった先にあります。このエリアは、世界遺産の構成資産の1つとして登録されている「日光二荒山神社(にっこうふたらさんじんじゃ)」にも含まれている神域でもあります。
歴史と由来
滝を発見したのは、日光開山の祖としても知られて勝道上人(しょうどうしょにん)という奈良時代から平安時代初期の僧と伝えられており、滝名は、仏教の経典「華厳経」によるものだと言われています。日光は、古くから山岳信仰の対象として信仰登山が盛んだったため、当時からはるばる足を運んでいたのでしょう。
ちなみに、秩父郡皆野町には「秩父華厳の滝」と呼ばれる滝があります。日光に比べると小さいのですが、滝の形が似ていることから名づけられたそうです。
ちなみに、秩父郡皆野町には「秩父華厳の滝」と呼ばれる滝があります。日光に比べると小さいのですが、滝の形が似ていることから名づけられたそうです。
華厳の滝の基本情報(落差・水量)
華厳の滝の源流は、男体山の噴火で溶岩が川をせき止めてできた中禅寺湖の湖水。そこから流れ出た大尻川の水が滝となって流れ落ちています。落差は97メートル。幅は約7メートル、滝壷の深さは約4.5メートルもあります。水量は上流にある中禅寺湖のダムで調整していて、通常は毎秒1トン程度。大雨の後には放水量を増やすこともあります。
所要時間&料金
駐車場脇の無料展望台から滝を見るだけなら、15分ほどあれば十分ですが、エレベーターで下まで行って見る場合は30分程度と考えておきましょう。無料展望台から滝を見る際は、お金はかかりません。後ほどご紹介する観瀑台行きのエレベーターの料金(往復)は、大人550円、小学生330円となります。
紅葉シーズンや連休などの混雑時は、待ち時間も含めて余裕をみておきましょう。周辺でお土産を買ったり、食べ歩きをしたい場合は、1時間~1時間半程度を目安にすると、ゆっくり楽しめますよ。
紅葉シーズンや連休などの混雑時は、待ち時間も含めて余裕をみておきましょう。周辺でお土産を買ったり、食べ歩きをしたい場合は、1時間~1時間半程度を目安にすると、ゆっくり楽しめますよ。
営業時間
営業時間は季節によって異なります。時間が変更になる場合があるので事前に確認しておくと安心ですね。
●3月~4月、11月/8:00~17:00
●12月~2月/ 9:00~16:30
●5月~9月/7:30~18:00
●10月/7:30~17:00
●3月~4月、11月/8:00~17:00
●12月~2月/ 9:00~16:30
●5月~9月/7:30~18:00
●10月/7:30~17:00
華厳の滝への行き方・アクセス方法
車での行き方(駐車料金、駐車場の台数)
車で行く際は、東北道の日光IC経由で日光宇都宮道路の清滝ICから約20分で到着します。華厳の滝周辺には、4カ所の駐車場があり、1番近いところで華厳の滝まで徒歩2~3分。駐車料金は普通車が1日あたり310円で、営業時間は、季節によって異なります。各駐車場の場所は、公式HPをご確認ください。
電車、バスでの行き方
東武日光駅・JR日光駅から東武バスで約40分、中禅寺温泉バス停で下車します。バス停から華厳の滝までは歩いて5分ほどです。日光駅までのアクセス方法などは、公式HPをご確認ください。
《春夏秋冬》華厳の滝の見どころ
滝が凍る様子が見事な「冬」
紅葉が美しい「秋」
生き生きとした新緑の「春」
おすすめ展望スポット
無料展望台(滝を上から眺められるスペース)
観瀑台(有料エレベーターで行く展望台)
周辺のおすすめ観光&食事
「華厳の滝」をせっかく訪れたら、グルメや周辺の観光も一緒に楽しんでみませんか?食べ歩きやランチ、ついでに立ち寄りたいスポットなどをご紹介します。
気軽な食べ歩きグルメ
「さとう物産店」
日光その他 / 和菓子
- 住所
- 日光市中宮祠2478-8
- 営業時間
- [月]
09:00 - 17:00
[火]
09:00 - 17:00
[水]
09:00 - 17:00
[木]
09:00 - 17:00
[金]
09:00 - 17:00
[土]
09:00 - 17:00
[日]
09:00 - 17:00
■ 定休日
不定休
- 定休日
- 平均予算
- ~¥999
「つみっこ」
日光その他 / 郷土料理
- 住所
- 日光市中宮祠2479-2 華厳の滝エレベーター乗り口前
- 営業時間
- [月]
08:30 - 17:00
[火]
08:30 - 17:00
[水]
08:30 - 17:00
[木]
08:30 - 17:00
[金]
08:30 - 17:00
[土]
08:30 - 17:00
[日]
08:30 - 17:00
■ 営業時間
8:30~17:00頃
■定休日
無休
- 定休日
- 平均予算
- ~¥999
地元食材が食べられるランチ
「桐花(きりばな)」
「お食事処 なんたい」
ロープウェイや名瀑も!周辺の観光スポット
お出かけ前に知っておきたい周辺情報
天気&気温
中禅寺湖エリアは、都市部にくらべると年間を通して5~7℃程度気温が低いです。真夏でも最高気温はが25℃を下回ることも多く、真冬は平均気温が1℃以下とかなり冷え込みます。夜はマイナス 10℃ぐらいまで下がることも。また、霧が出やすい場所なので車の運転等には十分注意が必要です。
服装
春から秋にかけては、羽織るものがあると便利です。華厳の滝の観瀑台は、真夏でもひんやりするほどなので半袖だと寒く感じるかも知れません。また、晴れると陽射しが強いので、帽子など日焼け対策も必要です。また、冬に訪れる場合は、アウトドア用のインナーやアウターなどしっかりと防寒をしましょう。雪が積もっていたり、凍結していることもあるので、マウンテンブーツなどを選ぶと安心です。
華厳の滝で雄大な自然を感じてみませんか?
華厳の滝の前に立つと、自然の雄大さと迫力に圧倒されます。春夏秋冬それぞれで違う表情を見せるので、何度も訪れたくなるという人が多いのも頷けますね。華厳の滝がある中禅寺湖エリアは、古寺や洋館など他にも見どころがたくさんあるので、観光ついでにぜひ一度足を運んでみてくださいね。
冬の華厳の滝は、清冽な美しさが魅力です。木々の葉が落ちた黒い岩肌に、雪と水の白さが際立つ様は、この時期にしか見られない景色です。