都心から約1時間で訪れることができる歴史深い街、鎌倉。古民家カフェをはじめ、寺院巡りなど年を重ねるごとに日本の古き良き習慣や建立物に触れる機会も増えて、その良さが年々わかるようになってきますよね。

移動方法については、江ノ島〜北鎌倉は江ノ電のフリーパスやバスを利用することでお得に回ることもできます。体力に自信のある方は、レンタルサイクルで回ってみても良いかもしれません。江の島からでも北鎌倉、鎌倉からでもどこからスタートしてもオッケーです。ご自分のお好みでコースを決められるのも嬉しいですよね。

まずは江の島。江の島のお土産屋さんが連なる細道をぐんぐん上がっていくと見えてくるのが江島神社です。弁財天様の持っている琵琶と赤い鳥居が目印で、まるで竜宮城のような佇まいの江島神社は広島の安芸の宮島同様、日本の三大弁財天の一つなんです。

江島神社のさらに上に位置し展望台の近くにある絶景カフェがこちらの「LONCAFE」です。

江ノ島から江ノ電に揺られ長谷駅へ。長谷駅から徒歩5分ほどの所に位置する御霊神社は紫陽花と江ノ電の撮影場所としても有名な神社です。

お店の名前の通り、店内では手ぬぐいを購入することができます。とっても落ち着く店内では、縁側があったりと、庭を眺めながらのんびりまったりお茶やケーキをいただくことができます。

ケーキ屋やお茶だけではなく、カレーやおにぎりなどのランチプレートもありますよ。親戚の家に遊びにきたような落ち着く雰囲気のなかで、美味しいお料理やスイーツを是非味わってみてくださいね。

続きましては鎌倉の観光名所でもある「長谷寺」です。長谷寺には高さ約9メートルのとても神々しく美しい十一面観音菩薩像や厄除け阿弥陀、観音ミュージアムなどがあり、見所も沢山のお寺です。

ここ長谷寺は出世や商売繁盛の「大黒天」のお寺です。階段を登り眼下に広がる由比ヶ浜の美しさも見所の一つです。とても居心地がよく、季節の花々が楽しめる花にあふれたお寺なんです。

境内には「和み地蔵」や「良縁地蔵」も。ほっこり何か良いことが起こりそうな予感を与えてくれる素敵なお寺です。

長谷寺でちょっとブレイクを取りたい時は、長谷寺境内にある「海光庵」がオススメです。ゆっくり座って落ち着きながら素敵な絶景を眺めることができます。

お肉を使わないお寺のカレーをはじめ、スイーツセットや鎌倉ビールなどお好みで色々楽しめるとっても嬉しいカフェなんです。

長谷寺を後にして、江ノ電もしくはバスで鎌倉駅へ。そして北鎌倉へ向かいます。北鎌倉から徒歩約6分の位置にある「浄智寺」。一本路地に入った瞬間、緑深い香りと凛と張り詰めた空気が私たちを迎え入れてくれます。

浄智寺には知恵と福徳円満の人を作ると言われている「布袋尊」が祀られています。ユーモアなお顔はみていて飽きません。お腹を撫でると元気がもらえると言われており、そのお腹は皆に愛され撫でられすべすべになっています。

鎌倉を代表する圧倒的な存在感の「鶴岡八幡宮」。その第三の鳥居をくぐってすぐ右側にあるのが「旗上弁財天」です。

たなびく数々の旗の先にある「旗上弁財天」は芸能成就の福神様。源氏池の水面がキラキラ美しくなんだかタイムスリップしたような錯覚に陥ります。

鶴岡八幡宮を後に、宝戒寺に向かう途中に位置する素敵なカフェが、歴史小説家の大佛次郎所有の邸宅カフェ「大佛茶廊」です。こちらは土日祝日のみの営業となっています。

素敵な邸宅の中と美しいお庭でお茶をいただくことができます。文豪の暮らしに触れながら飲むお茶は格別の美味しさです。

宝戒寺には病魔退散、財宝富貴の福神、仏教の守り神とも言われている「毘沙門天」が祀られています。とても神聖な空気が流れています。

宝戒寺を後にして本覚寺、鎌倉駅方面に向かう途中に位置する「妙隆寺」。なんだか優しい空気に包まれている不思議なお寺です。

それもそのはず。妙隆寺の中にはこんなに優しい笑顔で佇む七福神の「寿老人」の姿があります。寿老人は人々の安全と健康、そして長寿を司る福神です。なんだか守られているそんな不思議な気分を与えてくれます。

本日のゴール、本覚寺まで後わずか。美味しいコーヒーをいただきたい場合は米蔵を改装して作られた素敵なカフェ「tsuu」がオススメです。

夷尊神は商売繁盛や家運隆盛、そして縁結びに五穀豊穣の福神様になります。

本覚寺を後に鎌倉駅へ向かう前にオススメしたいカフェが、大磯で愛され続け満を持してここ鎌倉に2018年オープンした、フォー専門店「フォーラスカル」です。

鎌倉・江の島七福神巡りのショートトリップいかがだったでしょうか。今回は江の島スタート最後は鎌倉駅で終了するコースをご紹介しましたが、特に回る順番は決まっていません。お気に入りのカフェを絡めて、日頃の運動不足も兼ねつつゆっくりのんびり鎌倉・江の島七福神巡りを楽しんでみてくださいね。