冬は梅、春は桜・チューリップ、初夏はアジサイ、夏はひまわり、秋はコスモスなど、四季折々で美しい花々を咲かせる昭和記念公園は、1983年に開園された国営公園です。

毎年6月初旬から下旬にかけては、アジサイが見頃を迎え、梅雨ならではの美しい風景へと変貌します。

公園内には、60種類を超えるアジサイが約9300株植栽されています。そのため、ここでは普段あまり見かけることができない珍しいアジサイの観賞を楽しむことができます。

東京都内でも屈指のアジサイの名所として知られる東京サマーランドは、プール・遊園地・宿泊施設を兼ね備えた複合型テーマパークです。なかでも、なだらかな丘の傾斜を一面のアジサイが覆い尽くす「アナベルの雪山」は壮観です。

大輪の花を咲かせるアジサイの白さと、抜けるような青空のコントラストの美しさは傑出しています。

東京サマーランド敷地内にあるあじさい園では、60種類、約15000株が競うように花を咲かせています。少しずつ違う花びらの形や、色の違い見ながら、アジサイ鑑賞を楽しんでみてはいかがでしょうか。

豊かな自然を抱いた森の中に、歴史的建造物が点在する府中郷土の森博物館では、約30品種10000株のアジサイが植栽されています。

鮮やかに咲き誇るあじさいの花々は、古民家風の茅葺屋根建物が醸し出す、のどかで懐かしい雰囲気に華を添えています。

府中郷土の森博物館では、毎年「あじさいまつり」が開催され、大勢の花見客で賑わいます。競うように花々を咲かせるアジサイは、じめじめとした梅雨独特のどんよりとした気持ちを吹き飛ばしてくるほどの美しさです。

梅、桜、アジサイ、バラなど四季を通じて様々な花々が美しく咲き誇る神代植物公園は、1961年に開園された植物公園です。

約4,500種類､10万本もの植物が植えられている公園内には、約1200株のアジサイが植栽されています。

様々な品種のアジサイが植栽されている神代植物公園には、円錐形状に花を咲かせる珍しい品種、カシワバアジサイが植えられています。満開に咲き誇る様々なアジサイは、武蔵野の面影が残る豊かな自然に囲まれた神代植物公園の魅力を引き立てています。

新選組ゆかりの寺として、全国に名を轟かせている高幡不動尊金剛寺は、8世紀初頭に開基された真言宗の寺院です。

5月に開催される「新撰組まつり」のイメージが定着している高幡不動尊金剛寺は、東京都内有数のアジサイの名所でもあります。境内には、200種類を超えるアジサイが約7500株植えられており、梅雨の時期になると見ごろを迎えます。

高幡不動尊金剛寺では、毎年6月から7月頃にかけて「あじさいまつり」が開催されます。赤、白、青、紫など可憐な花を咲かせる美しいアジサイは、格好の被写体です。