口当たりの良さ、喉越し、麺のコシは、正真正銘「讃岐うどん」と言わしめる「うどん 丸香」。讃岐うどんのコシは、硬さではなく伸びることです。
高松市出身の店主は、名店「山越うどん」で修業したそうです。食べ進むほどに美味しさが増すうどんを目当てに、行列する人も後を絶ちません。「かけうどん系統」「釜揚げうどん」「醤油うどん」などがベースうどんです。

「かけうどん」は、かけ出汁を掛けて香川の青ねぎを乗せた基本の食べ方です。あご出汁と伸びるコシの讃岐うどんの味を楽しむのは、このシンプルなメニューが一番。テーブルにある揚げ玉でカスタマイズして召し上がれ。
「わかめうどん」や「肉うどん」もおすすめです。

日替わりの「ちくわ天」も外せません。日によって「すじ青海苔の磯部揚げ」「鯛ちくわ天」「ジャコ」など色々楽しめます。
「かしわ天」も人気です。むね肉ともも肉の相盛りで、ジューシーでみずみずしくスパイシーな味が付いていて美味。

「月見山」は、冷たいうどんに出汁醤油を掛ける醤油うどんで、生卵と山芋とわさびをトッピングしています。出汁醤油をかけてかき混ぜて食べます。

夏季限定の「ぶっかけ」も試して頂きたいですね。大根おろし・貝割大根・削節・金ごま・生姜のトッピングに冷たい出汁が掛けらてれいます。

五反田駅西口から徒歩1分、朝7時からやっているので、サクッとお腹を満たすのには最適な立地です。食券を買って列に並ぶのが「おにやんま」流。店員さんの案内で、右か左のドアから店内に入ります。お店の中央に厨房があり、中はカウンターのみの立食いスタイル。

温かいうどんは「かけうどん」をベースに、トッピングによって、きつねうどん、天ぷらうどん、肉うどんなど。奇をてらったものではなく、ベーシックに美味しい物を提供しています。テーブルにある揚げ玉・しょうが・七味をお好みでかけて頂きます。
こちらは「とり天うどん」。鶏の天ぷらが3このってますが油のしつこさはなく、うどんのつゆにも合います。うどんはモチモチとした食感。美味しいお出汁も飲み干してしまう方も多いです。

冷たいうどんは「ぶっかけうどん」がベースです。だし醤油をお好みでかけて頂きます。
こちらは「とり天＆ちくわ天おろし醤油」。つるつるもちもちの麺は、冷たい方が独特のコシを楽しめるようです。
外がサクサクで中がじゅわーっと肉汁たっぷりのとり天やちくわ天は、大根おろしでさっぱりと食べるのが人気です。すだちを絞ると、更に爽やかさが増しますね。

「ヒデコデラックス」という豪華うどんは、肉うどんに刻んだお揚げが贅沢にのって登場！そして更に、野菜天、とり天、海老天が付いてきます♪
冷たい肉うどんは、豚肉は茹でて脂が落とされているのでさっぱりと美味しいのです。

テキパキとした店員さんの動きも美味しさの秘密。

香川県高松で行列の絶えないうどん店「一福」の東京・神田店。「一福」の店主は、丸亀市にある超有名店「中村うどん」で修業し、数ある讃岐うどんの流派としては「なかむら系」。ラーメンでも「横浜家系」や「魚介系」などありますが、うどんもあるのは驚きです！

讃岐うどんの最もポピュラーな食べ方「かけ」は、「あつかけ」「ひやかけ」「そのまま」が選べます。
「なかむら系」の特徴は、他店の3分の2ほどの太さの細麺で、切れずにしなやかに伸びる麺のコシは讃岐特有のもの。そして、丁寧にはらわたを取ったイリコを使い臭みの無い上品な出汁は、色は薄いが味わい深い。

かけうどんよりも甘からい濃いめがお好みの方には「ぶっかけ」うどんがおすすめです。大根おろしとレモンのトッピングでさっぱりと頂きます。
一福特製の薄口醤油で頂く「しょうゆ」もシンプルにうどんを味わえます。

天ぷらは、滋賀の名店「しのはら」直伝。うどんに浮かせて、衣に出汁がしみたところを食べると…もう、たまりません。もちろん天かすも美味しい！

「釜玉」は、釜から上げたままのふわふわ・もちもちの食感を楽しみます。卵かけご飯のように生卵を絡めて、一福特製の薄口醤油で召し上がれ♪カルピス特製バターを使用した「釜玉バター」も濃厚さが人気です。

「四ッ谷 北島亭」とのコラボメニュー「カレーうどん」は、期間限定でしたが、人気のため通年販売になったそうです。

本郷三丁目駅より徒歩１分の「こくわがた」は、香川出身の方も認める名店。しかも立食いのため、リーズナブル！昼時は、近くの学生やサラリーマンが列をなします。
道路に面した窓から、うどんを打っている様子が垣間見れ、入店前から期待が高まります。

間口が狭く、さりげない佇まいなので通り過ぎてしまう方も多いそうです。右の入口を入ると、両サイドに立食い専用のカウンターがあります。食券を買って席に着き、番号を呼ばれたら、うどんを受取るシステム。

「かけうどん ひやひや」に、「温玉」をトッピング。おろし生姜と揚げ玉は、かけ放題です。
細めの手打ちうどんは、適度なコシとのど越しの良さか魅力です。かけうどんは、イリコがほんのり香る上品な黄金色の出汁とうどんのバランスが絶妙と、リピーターが多いのも頷けます。

季節や時期によって、メニューも変化するようです。こちらは2016年夏の「あげなす かけひやうどん」。夏にぴったりのメニューですね。

「醤油うどん」は、香川県から取寄せた出汁醤油をお好みの量かけて頂きます。
こちらは、「すだち」と「徳島地鶏ささみ天」をトッピングしています。すだちのさっぱり感は、夏には食欲をそそりますね。

天ぷらは、注文を受けてから揚げるので、サクサクの揚げたてを食べられると評判です。特にこの「鶏天」が人気で、スパイシーな味とクリスピー感がクセになるそうで、これを目当てに来店するファンもいます。
えび、ちくわ、鷄、野菜の天ぷらが盛合せになった「腹ぺこ 四種天」は、お値段もお得で人気です。

店内で打つ麺は、弾力があって伸びる感じがある讃岐独特のコシが評判の「麺㐂 やしま 円山町店」。香川県で創業し1976年に渋谷へ出店、2013年にこの渋谷円山町で2号店をオープンした創業80年の老舗です。
「ざるうどん」の引き締まった麺は、小麦本来の風味を味わうには最適。麺の塩加減味で食べても美味しいですし、つゆは少しつける程度で楽しんで欲しい一品です。

「あげ玉生じょうゆうどん」は、うどんに揚げ玉がかけられたシンプルなビジュアル。おろししょうがと青ネギの小皿が付きます。薄味なので、テーブルのお醤油を少したらしても◎
あげ玉生しょうゆうどん、かけうどん、ざるうどん、釜揚げうどんをベースに、トッピングなどでメニューのバリエーションが豊富です。しいたけうどん、梅しそうどん、ミートソースうどんなどもあります。

サイドメニューもえび天、かぼちゃ天、ほたて天など色々あります。人気のげそ天は、イカの足が何本かまとめてイカのワタなどの下味を付けて揚げているので、ビールに合う独特の味わいです。

昭和の香り漂うレトロな店内。マンションの半地下にある不思議な立地と、隠れ家的な雰囲気も興味をそそります。

香川県の有名店「山田家」で5年間修業し2007年に開店。手打ちのうどんと揚げたての天ぷらが自慢の「讃岐うどん 蔵之介」。

注文を受けてからうどんを茹でるので20分ぐらいかかりますが、しなやかで粘りがあり伸びる讃岐独特のコシは、手打ちでしか出せない食感。そして、一昼夜かけて素材の旨みを引出した“かけダシ”は、透明でイリコの豊かな味です。

「ぶっかけ」の“つけダシ”は、半日煮込み瀬戸内の醤油でじっくり炊き上げ、数日間寝かせて醤油のカドを取ってから使います。讃岐うどんの、もっちりとした歯ごたえとつるりとしたのど越しを楽しめます。

「合鴨のおろしポン酢」「鶏天おろしポン酢」「鳥取大山 地鶏刺し盛り」「ほたるいか沖漬け」「パクチー水餃子」など、お酒が進みそうなメニューも取り揃えています。

美味しいお酒の〆にはうどんです！

新宿駅徒歩5分にある「讃岐うどん大使 東京麺通団」は、2006年に公開された映画「UDON」のモデルになったお店。
カフェテリア方式の店内は、入口でうどんをオーダーし、お惣菜コーナーや天ぷらコーナーで好みの物を取り、ドリンクを注文してお会計します。
リーズナブルな価格が魅力で、お昼時は並ぶことも。夜も、うどんだけの利用も◎

かけうどんは、「冷やかけ」「あつかけ」とあり、麺は程々に弾力があるオーソドックスな讃岐うどん、出汁もまろやかで美味しい。お好みで、あげ玉とネギ、しょうがを入れて頂きます。
「醤油」「ぶっかけ」「釜揚げ」とうどんの種類も選べます。

「かねふく」の明太子を使った「明太醤油」や、明太子・たまご・カルピスバターを加えた「めんたま」も評判です。

香川の名物「骨付き鳥」もビールには合いますね。香川県産の唐辛子「香川本鷹」と瀬戸のあら塩・ニンニク・玉ねぎので味付けて、お肉はほろほろと柔らかくてジューシーです。

「冷ぶっかけ」「天ぷらかき揚げ」「麺通団オムレツ」「生ビール」で、晩酌メニューの完成です。お惣菜が充実していて、セルフで選べるので、気軽な飲みに最適です。

カウンター8席と2人掛けのテーブル席のこじんまりとしたお店。美人女将の作る絶品料理が楽しめます。
以前はランチ営業もしていましたが、現在は水・木・金の17:00～22:00のみの営業です。

こちらは「夏ぶっかけうどん」。他には、「釜たまバターうどん＋めんたいこ」「胡麻だれ肉つけうどん」など変わり種うどんが人気のようです。

豚野菜巻串焼きの中の具は、レタス、ニラ、チーズ、うずら、しそ、プチトマトです。なすの煮びたし、コールスロー、生しらす、茶碗蒸し、出し巻き玉子などお酒が進むメニューが沢山あり、お酒を楽しんだ後の〆にうどんの方が多いようです。