ベゴニアガーデンでは、天井から足元、正面から真後ろまで360度、色鮮やかな花々が咲き乱れています。

直径30cmもの大輪の花を咲かせる球根ベゴニアは、富士花鳥園が何年もの歳月をかけて改良を繰り返した品種です。色とりどりの球根ベゴニアがずらりと並ぶ様子は、訪れる者を圧倒します。

古代インカ帝国で「女王の耳飾り」と呼ばれたアンデスの名花、フクシアの栽培ゾーンでは、色とりどりのフクシアが競うように咲き誇っています。緑の葉、色鮮やかな花びら、気品あふれるフクシアの姿が融和し、フクシアの栽培ゾーンでは花の楽園に迷い込んだような気分を味わうことができます。

可憐な姿をしたフクシアは、思わずアクセサリーとして身につけたくなるほどの美しさです。

富士花鳥園では、年間を通して紫陽花を観賞することができます。

普段よく見かける紫陽花よりもずっと美しい富士花鳥園で栽培されている紫陽花は、花の売店で販売されています。

富士花鳥園では、世界中から集められた約30種類、100羽ものフクロウたちが訪れる人々を待っています。

仲良く寄り添うフクロウたち。ぬいぐるみのような可愛らしい姿は、思わず訪れる人々を笑顔にしてくれます。

比較的大きな鳥というイメージのフクロウですが、ここでは、指にとまることができるほどの小さいフクロウも数多く飼育されています。

富士花鳥園では、みなぎる熱気の中、クオリティーの高いバードショーを楽しむことができます。観客の頭上すれすれにフクロウやハヤブサたちが飛び交います。

屋外バードショーでは、富士山を背景によく訓練されたハヤブサが宙を舞います。冠雪した富士山、力強く羽ばたくハヤブサ、山麓の森、青い空が織りなし、江戸時代に活躍した絵師・葛飾北斎が描いた浮世絵、｢富嶽三十六景」が眼前に現れたような錯覚を感じます。

大迫力のバードショーを堪能したら、フラミンゴプールに立ち寄ってみましょう。美しいフラミンゴは、女王のような気品を漂わせています。

水鳥の池では、白鳥、カモ、アヒル、オシドリといった水鳥たちがのんびりと泳いでいます。美術品のように美しいオシドリの雄が、愛しい妻を優しいまなざしで見つめる様子は、きっと訪れる人々を癒してくれるはずです。