大阪市内における交通の大動脈、御堂筋では「梅田」から「なんば」まで全長約4キロメートルには、全ての街路樹にあかりが灯されます。

同じ大阪市内でも、エリアによって街の雰囲気はガラリと趣を変えます。御堂筋イルミネーションは8つのエリアに分けられ、エリアごとに多彩な色で街路樹が装飾されます。

地下鉄を使うとわずか10分足らずで移動できる「なんば」と「梅田」。しかし、この素晴らしい夜景を見ないまま通り過ぎるのはあまりにも勿体ないと思いませんか。帰路の途中、少しだけ寄り道をして一駅区間分だけでも歩いてみてはいかがでしょうか。

JR大阪駅と直結している大阪ステーションシティ5階「時空の広場」では、約6万個のLED電球によるあかりに照らされ、幻想的な空間が広がります。

大阪のランドマークでもある梅田スカイビルの1階、ワンダースクエアではドイツ領事館主催のクリスマスマーケットが開催されます。

ここでは、大阪に居ながらクリスマスマーケット発祥の地、本場ドイツのクリスマスの雰囲気をそのまま味わうことができます。広場に並ぶヒュッテ（屋台）では、ホットワイン、ドイツソーセージ、クリスマスオーナメントなどが販売されています。

OSAKA光のルネサンスは、大阪市北区の土佐堀川と堂島川の間に浮かぶ中之島で開催されるイルミネーションです。

普段はごく普通の建物、大阪市役所も「OSAKA光のルネサンス」開催時期の夜は、いつもと異なる顔を見せてくれます。

「OSAKA光のルネサンス」の中でも、圧倒的な存在感を放っているのが中央公会堂のイルミネーションです。

ネオ・ルネッサンス様式とバロック様式が入り混じった重厚感ある建物は、国の重要文化財に指定されています。赤レンガの壁と緑のドーム屋根をした中央公会堂も、ライトアップの光を浴び、伝統様式とモダンアートが融和した姿へと変貌します。

橋脚も必見です。光を浴びて輝く欄干部分を静かな水面が鏡のように映し出し、日中とは異なる風情が漂っています。

大阪市立長居植物園では、約25万個のLED電球に照らされた壮大なイルミネーションが開催されます。

イルミネーションで飾られた公園内を歩いていると、青白く輝く光の世界に迷い込んだような気分を覚えます。

色とりどりのあかりで演出された、光るサボテンたち。植物園らしい雰囲気で、訪れる人々をほっこりとさせてくれます。