世田谷ボロ市とは？
現在は東京都の無形民俗文化財にも指定されている歴史あるイベントです。
明治時代には、1月に初市も開かれるようになり、12月の市と共に年2回になりました。日清戦争以降、商品は、古着やボロが多くなり、特に着物のつぎやわらじの補強に使われるボロが盛んに売買されて、午前中に売り切れてしまうほどでした。このようなことから「ボロ市」の名がついたといわれています。
今では、東京23区で最も人口の多い世田谷区ですが、戦前までは農村地帯でした。ボロ市は、もともと農家の人が使う古着や農機具をおもに扱う市でした。
世田谷ボロ市の開催日と場所
約700店ものお店が出店するボロ市は、毎年、12月15・16日と1月15・16日の4日間、世田谷代官屋敷を中心とした、その名も“ボロ市通り”で開催されてます。
世田谷線の世田谷駅･上町駅の間で開催されてるので、どちらの駅で降りてもボロ市に行くことができます。
世田谷線は臨時ダイヤで運行となるので出かける前にチェックしてくださいね。
田園都市線の桜新町からも、徒歩20〜25分で行けるそう。
寒さに負けない体を目指す！ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
世田谷ボロ市の美味しい物・掘り出し物
ボロ市名物「代官餅」はやっぱり大行列。
代官餅は、ボロ市中心の天祖神社境内で、ボロ市の開催時のみ販売されるお餅。その場で蒸してモチつきしているので、出来立てが味わえます。
1パック650円で、おいしくて、ボリュームがすごい！。あんこ・きなこ・からみの3種類の味があります。
からみ味の代官餅は、大根おろしにネギ・海苔などいろいろ入っていて美味しそうです。
お昼頃には長蛇の列になってしまい、夕方には売り切れてしまうそうです。午前中、早めに購入するのがおすすめ。
食べ物の屋台
ボリューム満点のいわしげんこつと揚げ出しげんこつの串揚げ。
栄養たっぷり素朴なほっとする味のおからの煮付けです。
こちらは蒸かしたて熱々のじゃがいもです。
甘いものもお任せ♪名物「ボロ市まんじゅう」です。
こちらはくるみ味噌ダレ団子。
氷の上に並べられたカラフルな御菓子。子供の頃の縁日を思い出します。
ふっくら美味しそうなマフィンもありますよ。
大行列ができる甘酒の人気店。
鍋持参で購入していく人もいるとか。
食器類
掘り出し物を探すのに時間を忘れそうです。じっくり選んで、お買い得品を探しましょう。
絵柄が素敵なぐい飲み。こんなぐい飲みでお酒を飲むのもいいですね。
お手ごろな値段のそば猪口。いろいろ柄違いで集めたくなりますね。
お気に入りの品は、早めにチェックして手に入れましょう。
衣料品・雑貨
着物を扱う古着屋さん。鮮やかな色彩の帯締め。
家紋が彫られたスタンプです。
崎陽軒の焼売に付いている醤油の入れ物「ひょうちゃん」。
年代を経た味わい深い和風のインテリア棚。
ボップなテイストのガラスの雑貨。キラキラ綺麗ですね。
イギリスのポートベローマーケットにあるような雰囲気の銀製品。
中国、インド、カンボジアなど、アジアの布地を扱っているお店。ちなみに、こちらは中国雲南省の少数民族の藍染の布地。
リーズナブルなモロッコのかごバッグ。
植物・植木もたくさん販売されてます。
和モダンなインテリアにぴったりな盆栽や苔玉もあります。
一日中楽しめる「世田谷ボロ市」へ出かけよう♪
開催は夜20時まで！暗くなっても、賑わっています。
掘り出し物の素敵な雑貨を、とてもリーズナブルに手に入れられる世田谷ボロ市。きっとお宝や美味しい物に出会えるはず。ぜひお出かけしてみて下さいね。
400年以上も前の戦国・安土桃山時代から継承されてきた大きな古物市「世田谷ボロ市」。