まず、おすすすめしたいのは、「Boulangerie de la Liberte'」。フランスの有名店から直接指導を受けたレシピをベースに作っているバゲットが自慢です。本格的な味は、地元・京都の方だけでなく外国人からの評価も高いそうです。
パン・ド・ミ(食パン)やバロンなど、シンプルなパンの評判も良く、確かな技術を感じます。お願いするとバゲットも機械でカットしてくれるのも嬉しいですね。

常時70～80種類のパンがあり、パン好きのみならず、誰もが入店するとテンションが上がってしまうとか。ハード系のパンが人気なのはもちろんですが、クリームパンなどのソフト系のパンやデニッシュ、惣菜パンやサンドイッチ系、タルトなどのスイーツ、いろいろ買い込んでしまいたくなります。

お試し頂きたいのは「トラディショナル」。
全粒粉とライ麦を使った風味豊かな生地の、もちーっとした食感がたまりません♡
そして、具材の種類の多さと、惣菜系とスイーツ系の両方があるのも魅力です。朝食にもランチにも良いですし、夜にはワインと合わせるのも◎色々種類があるようで、一例をあげると…
■くるみ・アンチョビ・オリーブ
■ボロニアソーセージ・チーズ
■クリームチーズ・ラムレーズン
■ドライトマトとチーズとベーコン
■めんたいこチーズ

パリの街角にあるベーカリー♪そんな雰囲気を醸し出していますね。フランスパンを片手に小粋に街を歩きたくなります。月に3・4種類の新作を出しているそうなので、いつ訪ねても新しい出会いがあるパン屋さんです。

本場でフランス料理の修行を重ねたオーナーが作る、サンドイッチが絶品のお店「Croix-Rousse」。サンドイッチのフィリングは、一品料理のような手間をかけた繊細な味わいと評判です。BLCサンド、スモークチキンとクリームチーズのサンド、玉子サンドなど種類も様々。11時オープンですが、昼頃にはほぼ売り切れてしまうので、電話予約しておくと安心です。

食後に「おいしかった」と感じてもらえるよう、味・食感・素材の組合せなどバランスを大切に、パン作りをしているそうです。春にはタケノコ、秋にはカボチャやキノコなど旬の野菜や果物を使い、季節によって気分によって種類が変わるので、近くの方が飽きずに通うのも、うなずけますね。

赤い扉が目印の小さなパン屋さんです。開店時間から来客が多く、お昼過ぎには、あまりパンが残っていないそうですので、早めに行くことをおすすめします。

クロワルースとは、フランスのアルプス地方にある町の名前。
京都府京都市中京区西洞院通四条上ル蟷螂山町468-4 シティファースト1階
075-204-9049
11:00～18:30
定休：日曜・祝日、月２回月曜不定休

いちじくとくるみのリュスティック、クランベリーと木いちご紅茶のぱん、抹茶小豆、チンゲン菜のごま塩チャバタ、ゆずの全粒粉100％のぱん、ベーコンとオリーブのトゥルネ、大葉とパストラミのセーグル、ひまわりとチーズのフランスパン、ネーミングを聞いただけで、ちょっと一味違う個性を感じませんか？食べてみないとわかりませんね。

可愛らしいハトのマークがチャームポイントの「しろはとベーカリー」。気取らない毎日食べたくなるようなパンを販売しています。

一番人気は、卵の味が濃厚な「クリームパン」。メロンパンのような「サンライズ」や「あんぱん」など、昔ながらの飾らない素朴なパンのラインナップも、心をホッとなごませてくれます。リーズナブルなお値段も、リピートしたくなる魅力です。

フレンチを経験したシェフが創り出すパンは、どれも目を奪われる美しさ。画像は、ハード系のベーコンとチーズ、カレーパン、アップルデニッシュです。

間接照明が施され、ダークブラウンの落ち着いた雰囲気の店内。大きな平台の上には50種類以上のパンが、ずらりと並んでいます。

くるみとレーズン、クランベリー・カレンツ・プルーン、イチジク・マスカット、クリームチーズとクランベリー、ブルーチーズとはちみつと、種類豊富なルヴァンを試食して好みの物を見つけられるのも嬉しいですね♪

店内奥にあるイートインスペースもおしゃれですね。レジ横のドリンクメニューから注文し、焼きたてパンと一緒に頂けます。コーヒー、紅茶、ジュースなどが選べ、京都散策に疲れた休憩には、ぴったりです。

町屋をリノベーションした、お洒落で落ち着いた雰囲気の「MASH Kyoto」。京都ならではの「和」テイストの美味しいパンが購入できます。

「花のいろは。」すみれをのせて、アクセントに。紫芋のあんぱんです。

「抹茶メロンぱん」は、一保堂の抹茶を使用した、花形の抹茶クッキーがトッピングされ、中には上品な甘さの丹波の黒豆が入っています。
「桜メロンぱん」は、桜の形に抜いてあるピンクのクッキー生地、パン生地にも桜の塩漬けが練りこまれて、ふんわり桜風味の春を感じる味。

「藤壷-fujitsubo」は、四角い抹茶のあんぱんで、金箔がトッピングされた“みやび”な一品。一保堂のお抹茶と玉露粉を練りこんだほろ苦い生地、中には粒あんと抹茶白玉という奥深いパンです。
源氏物語に登場する「藤壺」からネーミングした、切なくて甘い禁断の恋を、お抹茶の苦みで表現しているとことが「粋」ですね。

「ちまきパン」は、祇園祭限定のパンで、ほんのりお酒の香のパン生地を笹の葉で巻き、中には白玉とこしあんが入っています。

「九条ねぎとベーコンの焼いたん」は、カンパーニュにホワイトソースを塗り、京野菜の九条ねぎとベーコンがのったタルティーヌです。九条ねぎのシャキシャキした小気味良い食感と、その下のベーコン、そして白みそと醬油の風味がマッチしています。
「そら豆と白みそのパイ」は、甘めの白みそとパイとそら豆が、絶妙のバランスです。
他にも「白味噌とホワイトソースのクロックムッシ」「紅茶のクリームパン おらんじゅて」「 塩糀プチふらんす」など、個性派ぞろい。

普通の2倍はある大きさの「クロワッサン」や、熟成発酵にこだわって焼き上げた「フランスパン」も評判です。こちらのパンは、京都でも人気のフレンチレストランなどにも提供され、品質は折り紙付き。

料理で培った創意工夫やアイディアで、作り出すパンはネーミングもユニーク！「しば漬けタルタルカツサンド」「かた焼きカレー」「アボカドクリームチーズ」「宇治の散歩(抹茶メロンぱん)」「はい！お豆はん」「ぶぶ(ほうじ茶クリームのパン)」「牛すじと牛蒡の揚げカレー」など、興味をそそられますね。

パンを購入するとアイス珈琲をサービスしてくれるのは嬉しいです。(12～16時)

子どもからお年寄りまで、幅広い年齢層を満足させるため、毎日約７０種以上のパンを焼いている「Walder」。
野菜の鮮やかな色が食欲を誘う、惣菜パンが人気です。

クリームパンなどの素朴なパンから、プレッツェルなどのドイツパン、カンパーニュやライ麦などのハード系、フルーツを使ったデニッシュ、野菜たっぷりの惣菜パンなど様々な種類のパンが、たくさんのお客さんを喜ばせています。

白い看板に木製の扉が、アンティーク雰囲気を醸し出しています。

京都の四条・烏丸・河原町界隈にある、おすすめのパン屋さんをご紹介してきましたが、いかがでしょうか？フレンチを学んだ方が作るパンであったり、京都らしいパンがあったり、個性的な食材やネーミングであったりと、興味深いお店が多かったのではないでしょうか？激戦区なだけあって、美味しいパンが、リーズナブルな価格で手に入るのも嬉しいですね。「パンを買いに京都へ」そんな旅は、いかがでしょうか？