『ブランチ』
高校生から大学生までのモラトリアムを満喫したのは、洋食屋さんの多い神戸だった。
根拠のない自信だけは一丁前だったっけ。
東京に来て、晴れて社会人の仲間入りをしたわけだが、
今もまだ、あの頃と同じ世間知らずで、
オムライスも好きなままだ。
根拠のない自信だけは一丁前だったっけ。
東京に来て、晴れて社会人の仲間入りをしたわけだが、
今もまだ、あの頃と同じ世間知らずで、
オムライスも好きなままだ。
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『はるかさん』
D750+SIGMA 50mm f1.4 DG HSM ART
サンドイッチの作り手、はるかさん。
「マグロを撮る」という未知なる依頼が出会いだった。
新商品の開発に余念がない彼女。
いつもニコニコしている顔を見ると、不思議とこちらも笑ってしまう。
柔らかな人柄と一緒に、ごちそうツナが沢山の人に届きますように。
「マグロを撮る」という未知なる依頼が出会いだった。
新商品の開発に余念がない彼女。
いつもニコニコしている顔を見ると、不思議とこちらも笑ってしまう。
柔らかな人柄と一緒に、ごちそうツナが沢山の人に届きますように。
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『たまねぎ』
FUJIFILM X100F
二度寝、三度寝が許される日。
時計の針はすでに11時。外でランチを食べるにはまだ早い。
ふと、冷蔵庫の上に転がっている玉葱が目に入る。
そろそろ食べないと根が生えてきそう。
実家のシチューが、ときどき玉葱だらけだった理由が少し分かったような気がする。
時計の針はすでに11時。外でランチを食べるにはまだ早い。
ふと、冷蔵庫の上に転がっている玉葱が目に入る。
そろそろ食べないと根が生えてきそう。
実家のシチューが、ときどき玉葱だらけだった理由が少し分かったような気がする。
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『おいしい食卓』
D600+ AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
友人宅にて。
子どもは汚すし、こぼすし。自由だなー。
ふと、子どもの頃に野菜たっぷりのピラフを兄に食べさせてもらったことを思い出した。
誰にでもこんな時間があったはず。
大切な人と一緒なら、そこは一流レストランでなくっていい。
子どもは汚すし、こぼすし。自由だなー。
ふと、子どもの頃に野菜たっぷりのピラフを兄に食べさせてもらったことを思い出した。
誰にでもこんな時間があったはず。
大切な人と一緒なら、そこは一流レストランでなくっていい。
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『たまごサンド』
D750+SIGMA 50mm f1.4 DG HSM ART
喫茶店に入ると、つい注文してしまうのが玉子サンド。
小さな頃の、「卵は一日一個、すき焼きの日は特例で二個まで」という実家ルールは大人になった僕にはもう適用されない。
なんだったら三つ食べたって構わないんだから、大人も悪くないじゃない。
小さな頃の、「卵は一日一個、すき焼きの日は特例で二個まで」という実家ルールは大人になった僕にはもう適用されない。
なんだったら三つ食べたって構わないんだから、大人も悪くないじゃない。
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『フレンチトースト』
D750+SIGMA 50mm f1.4 DG HSM ART
せっかくの休日、早起きして気になっていた喫茶店へ。
フレンチトーストを頼む。
新聞を読みながら煙草をふかすおじさん、
ホットケーキと珈琲のマリアージュに浸るマダム。
ローカルの楽園にお邪魔している僕も、
ジュワッと口の中に広がるレモンとバターの香りを満喫。
フレンチトーストを頼む。
新聞を読みながら煙草をふかすおじさん、
ホットケーキと珈琲のマリアージュに浸るマダム。
ローカルの楽園にお邪魔している僕も、
ジュワッと口の中に広がるレモンとバターの香りを満喫。
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『恵津子さん』
D750+SIGMA 50mm f1.4 DG HSM ART
恵津子さんがいる食堂は、海が見える見晴らしの良い場所にある。
学生の胃を満たすべく、その日もフライパンと共に奮闘していた。
久しぶりに見る料理は懐かしいものばかり。
「写真撮らせてよ」、そうお願いすると少し恥ずかしそうに許してくれた。
夏になったら、好きだった豚しゃぶを食べに来ようかな。
学生の胃を満たすべく、その日もフライパンと共に奮闘していた。
久しぶりに見る料理は懐かしいものばかり。
「写真撮らせてよ」、そうお願いすると少し恥ずかしそうに許してくれた。
夏になったら、好きだった豚しゃぶを食べに来ようかな。
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『おかん』
D750+SIGMA 50mm f1.4 DG HSM ART
実家に帰省すると、午前だか午後だか分からない時間に起きることがほとんど。
フライパンに残っている朝ごはんを母に温め直してもらう。
昨日の嵐でテレビがつかないとか、もらった葡萄が甘いとか、たわいもない話をする。
そんな何気ない時間の“母のいる風景”を撮る。
多分、これからもずっと。
フライパンに残っている朝ごはんを母に温め直してもらう。
昨日の嵐でテレビがつかないとか、もらった葡萄が甘いとか、たわいもない話をする。
そんな何気ない時間の“母のいる風景”を撮る。
多分、これからもずっと。
写真家・川原﨑宣喜
かわはらざきのぶき/Nobuki Kawaharazaki
東京都在住。
2017年、スタジオ勤務、カメラマンアシスタントを経て独立。
雑誌やWeb媒体を中心に幅広いジャンルの撮影を手がけている。
東京都在住。
2017年、スタジオ勤務、カメラマンアシスタントを経て独立。
雑誌やWeb媒体を中心に幅広いジャンルの撮影を手がけている。
#写日好日 #レンズの向こうに
*「写日好日(しゃじつこうじつ)」…写真を撮った日は、いずれ思い出をもたらす好日になること
『オムライス』
D750+SIGMA 50mm f1.4 DG HSM ART