
「ironnahappa」のシライカズミさんってどんな人なの?

「ironnahappa」のシライカズミさんは上質な麻布に繊細な刺しゅうを施していく刺繍作家さんです。財団法人日本手芸普及協会の刺しゅう講師科を卒業され、すでに10年以上活動されているんですよ!

ひと針ひと針、丁寧に刺繍が施され、美しい作品が出来上がります。日々投稿されているインスタグラムでは、愛らしい作品や製作中のひとときなどを垣間見ることができます。

受験生のお母さんでもあるシライカズミさん。忙しい毎日の中で、こんなに穏やかな作品を生み出しているなんて本当にすごいことですよね。昼下がり、やわらかな陽ざしが差し込む窓辺でシライカズミさんが刺繍をしていると知ると、わたしたちも毎日をもっと頑張って過ごしていけそうな元気をもらえます。
素朴な味わいのある刺繍モチーフに、心が躍る

まるで絵本「ちいさいおうち」のような可愛らしいおうちが刺繍されています。北欧のおうちをイメージして製作されたそうです。ちょこんとついた煙突が素敵ですね。

まるい木ととんがった木。お色が違うだけで印象がこんなにも違うものなんですね。ふわっとしたお色味で、優しい気持ちが溢れてきそうです。

ちょっととぼけたような表情が愛らしいネコちゃんの刺繍。シライカズミさんの刺繍モチーフにはネコとイヌがよく登場します。体の部分の透かし模様のような刺繍に目が奪われます。

気球とサーカス小屋という楽しいモチーフです。ゴールドとシルバーの気球はまるで王女さまの気球のように気品がありますね。きっちりとカットされたエッジまで美しく、丁寧な作業がよくわかります。

お花とちょうちょがセットになって、春の訪れを告げています。放射状に入った花びらの刺繍は、とても小さな隙間があることで、花びらのやわらかさと広がり感がうまく表現されています。

淡いお色の刺繍は針目がよく見えます。均等にきっちりと刺繍されているので、まとまりのある美しさを表すことができるんですね。

黄色いお花と白い鳥が整然と並んで、デザイン性の高い仕上がりになっています。ぎゅっと密集した黄色いお花の刺繍と透かし模様のような白い鳥が絶妙にマッチしています。

水玉でアクセントをつけたお花のモチーフです。普通に刺繍をするよりも時間も手間もかかるモチーフですが、その分、完成度の高さを実感することができますよね。添えられたハサミもアンティーク風でとても素敵です。
美しい刺繍を、ブローチにアレンジ*

刺繍が完成したら、丁寧にモチーフの形に切り抜いてブローチに仕上げていきます。すべて手作業なので、とても時間がかかります。ブローチという形にすることで、身に着けたりバッグにつけたりと活用範囲が広がりますね。

キュートなブローチが並ぶと圧巻の可愛らしさです。ひとつひとつ手に取って、繊細な刺繍を眺めてみたくなります。

刺繍モチーフの形に合わせて、裏側に貼る革をカットしています。裏側にまで気を抜かない姿勢が素晴らしいですよね。

ブローチにするには、革の部分にピンもつけなければなりません。静かにピンをつける作業を続けると、なんだか心が落ち着いてきそうです。

なんとブローチの台紙にも小さな刺繍が。モチーフの雰囲気に合う小さな刺繍がお洒落ですね。

お花の周りを飛び回るちょうちょやゆったりのんびり歩くかたつむり。台紙も可愛すぎて、大切にずっと取っておきたくなります。

ずらりと並んだブローチたちは、どれもこれも本当に可愛いものばかりですべてほしくなってしまいます。

箱に入ったブローチはよそゆきのお顔になりました。素朴で愛らしいシライカズミさんのブローチは、大切な人への贈り物にもぴったりです。

なんでもない白いブラウスにシライカズミさんのブローチをアレンジすると、途端に親近感の湧く優しいコーディーネートになりました。いつもとちょっと違う雰囲気を作りたいときにブローチは便利なアイテムです。
刺繍モチーフを使って、もっと自由に
イベントや実店舗で

シライカズミさんの作品を扱う実店舗では、こんなにキュートな作品に出会うことができます。それぞれの刺繍の雰囲気にあったポーチは、どれにしようか迷ってしまいますね。

イベントに出品していたランプシェードとフレームです。白い布に白い刺繍というのは、ふんわりとした雰囲気で場を和ませてくれる力を持っていますね。

表布のシックな色合いによく似合う可愛らしい内布が素敵なバッグ。ワンポイントの刺繍がいい味を出しています。
ワークショップで

以前開催されたワークショップでは、こんなに可愛らしいブローチやヘアゴム、ハンカチなどを製作されていたことも。刺繍を教えていただきながら、シライカズミさんのお人柄に触れることができるなんて、とても素敵なワークショップですよね。

ピンクッションは小さいけれど、モチーフをダイレクトに楽しむことができるので人気があります。ワークショップで、自分の感性に合ったものをチョイスできるというのはとてもいい機会です。
《2017年1月20日》はじめての刺繍本を出版されました
刺繍で描く小さなモチーフ

基本のステッチからあまり見かけないステッチまでさまざまなステッチを学ぶことができる刺繍本です。シライカズミさんらしい繊細な表現がつまった本です。

こちらの本で取り上げられているモチーフです。ヘアゴムやヘアピンにアレンジしたときの雰囲気などもよくわかるよう、モデルさんが実際に身につけた写真も載っています。

こちらも本で取り上げられているサーカスのモチーフです。本ではがま口ポーチにアレンジしたものを見ることができます。ひとつだけ刺繍するのも可愛いですし、他のモチーフと合わせてみるのもいいですね。
キュートな刺繍を、あなたの身近にも

一枚の布に一本の糸で刺繍を施すだけで、それは特別なものに変わります。シライカズミさんの刺繍を見ていると、なにごとも丁寧に作業をするということが非常に大切なことなのだと実感できます。シライカズミさんが製作された素敵アイテムをゲットするもよし、刺繍本を参考に自分で作品を作ってみるもよし。あなたもぜひシライカズミさんの刺繍を身近に感じてみてくださいね!
ひと針ずつ均等に、丁寧に針を進めていく刺繍。デザインセンスのほかに根気も必要となる作業です。シライカズミさんが描き出す素敵な刺繍の世界を見せてもらいましょう♪