映画を通して、過去の思い出を振り返ってみませんか?
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
コーヒーが冷めないうちに(2018)
喫茶店「フニクリフニクラ」で働いている時田数。その喫茶店では、ある席に座ると自分が望む過去に戻ることができるという都市伝説があった。いくつかのルールを守ることができれば、あの時に戻って会いたい人とまた会える。そんな噂を聞きつけた過去に戻りたいと望む人々が今日もフニクリフニクラを訪れて――。
1.過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない者には会う事はできない
2.過去に戻って、どんな努力をしても、現実は変わらない
3.過去に戻れる席には先客がいる
その席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ
4.過去に戻っても、席を立って移動する事はできない
5.過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、
そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ
「あの時に戻りたい」と誰しも一度は思ったことがあるはず。もし過去に戻れたら…そんな人々の想いを描いたファンタジー作品です。コーヒーが冷めないうちの短い時間で起こる奇跡は、切なくも心温まります。映画を鑑賞したら、ぜひベストセラーにもなった原作もチェックすると、映画とはまた違った感動を味わえますよ。
パパが遺した物語(2015)
「パパが遺した物語」は、父と娘の愛情と絆を描いた感動作。「幸せのちから」のガブリエレ・ムッチーノが監督を務め、ラッセル・クロウ、アマンダ・セイフライドが父娘を演じています。現在と過去を行き来するヒューマンストーリーです。
小説家のジェイク・デイヴィスが交通事故を起こし、同乗していた妻を亡くす。7ヵ月の長期入院後に退院したジェイクは、娘・ケイティに「これからはずっと一緒にいる」と約束。その後、父娘にさまざまな困難が訪れるが、ジェイクは娘を守るために懸命に生きていた。それから25年後、大学院に通っているケイティはあるトラウマから人を愛せなくなっていて――。
父と娘のかけがえのない愛を描いた本作。脚本を読んで号泣したラッセル・クロウは、すぐに作品への出演を決めたそう。それほどまでに惹きつけられるストーリーは必見です。劇中で流れるカーペンターズの名曲「Close to You」が映画を優しく包み込んでいます。
最初の晩餐(2019)
切っても切れない家族との関係。そんな家族の歴史や想いを料理を通して知り紐解いていく本作。どんな高級料理よりも、美味しくて心がホッとする家庭料理をきっと食べに帰りたくなります。この映画を通して「家族とは何か?」改めて考えてみるのもいいかもしれませんね。
つみきのいえ(2008)
海の上に建つ積み木のような家で暮らす一人の老人。どんどん上昇してくる海面に合わせて、家を上へと積み建てながら静かに日々を過ごしていた。そんなある日、いつも愛用しているパイプを水の中に落としてしまって――。
DVDは、ナレーション付きと無しの2バージョンあります。静かに想像しながら世界観に浸るのもよし、そっと寄り添うような優しい声を聞きながらも◎じんわり優しく心温まる短編アニメーションの名作をぜひ絵本と一緒にどうぞ。
愛しき人生のつくりかた(2014)
「愛しき人生のつくりかた」は、フランスで100万人を動員し大ヒットを記録した作品です。母、息子、孫が新しい人生を作っていくハートフルストーリーです。
パリのアパルトマンで夫と幸せに暮らしているマドレーヌ。しかし、クリスマスが来る前に夫が先立ってしまう。一人になってしまったマドレーヌは息子に老人ホームに入所させられ、今までの人生を振り返ることに。そんなある日、老人ホームからマドレーヌがいなくなって――。
祖母の思い出をヒントにマドレーヌを捜しに行く孫・ロマンは、今まで知らなかったマドレーヌの過去を知ることになります。映画全体にやわらかな時間と空気が流れた、ほっこりとした気持ちになれる優しさにあふれた作品です。
2017年に本屋大賞にノミネートされた「コーヒーが冷めないうちに」。1110プロヂュース脚本家・演出家の川口俊和さんの小説デビュー作で、84万部を超えるベストセラーを記録しました。そんな「コーヒーが冷めないうちに」と続編「この嘘がばれないうちに」を基にした本作。豪華キャスト陣が出演し、人気ドラマなど良質な作品を手がける塚原あゆ子監督が繊細に描いています。