駅前は明るくにぎやかで、おしゃれで魅力的なカフェや雑貨店がいくつもあるけど、そこから少し歩けば閑静でゆったりとした時間が流れる街、自由が丘。
都心へのアクセスも良く、人気の街です。
このエリアにずっと住み続けるために家を購入したユキノさんのご自宅にお邪魔しました。
都心へのアクセスも良く、人気の街です。
このエリアにずっと住み続けるために家を購入したユキノさんのご自宅にお邪魔しました。
〈profile〉
名前:ユキノ
年齢:30歳
仕事:不動産関係(賃貸・運営)の企画部門
通勤時間:50分弱
名前:ユキノ
年齢:30歳
仕事:不動産関係(賃貸・運営)の企画部門
通勤時間:50分弱
家を買うこと
――家を買うことになった経緯を教えてください。
実家が東急田園都市線沿線で、一人暮らしでも自由が丘や学芸大学辺りに住んでいました。ずっとこのエリアに住みたいと思っていたのですが、他の街に比べて家賃が高いですよね。家賃も住宅ローンもほとんど金額が変わらないし、ずっと住み慣れた街から離れるつもりもないので家を買おうかな、と考え始めました。
――他にも何かきっかけはあったのでしょうか。
会社の研修でライフプランを考える機会があり、予想していたよりも働く期間が長いことに気付きました。こんなに長く働くなら資産を持っていた方がいいのかなと。
あとは賃貸の更新時期が近かったこと、会社での家賃補助があと3年で切れるから早めに家を買うのもアリかな、と考え始めたことなど、いろいろなタイミングが重なって家を探し始めました。
賃貸だとつい引っ越したくなってしまうのですが、引っ越しってお金が結構かかるので、それをやめたい気持ちもありました。
実家が東急田園都市線沿線で、一人暮らしでも自由が丘や学芸大学辺りに住んでいました。ずっとこのエリアに住みたいと思っていたのですが、他の街に比べて家賃が高いですよね。家賃も住宅ローンもほとんど金額が変わらないし、ずっと住み慣れた街から離れるつもりもないので家を買おうかな、と考え始めました。
――他にも何かきっかけはあったのでしょうか。
会社の研修でライフプランを考える機会があり、予想していたよりも働く期間が長いことに気付きました。こんなに長く働くなら資産を持っていた方がいいのかなと。
あとは賃貸の更新時期が近かったこと、会社での家賃補助があと3年で切れるから早めに家を買うのもアリかな、と考え始めたことなど、いろいろなタイミングが重なって家を探し始めました。
賃貸だとつい引っ越したくなってしまうのですが、引っ越しってお金が結構かかるので、それをやめたい気持ちもありました。
――20代で「家を買う」「資産を持つ」ことを考えられる人は少ないと思うのですが、身近な同世代の人ではどうですか?
周りは全然家を買っている人はいないですね。でも、家を買うのはいいよ!とすごくおすすめしています(笑)。
――買うときに誰かに相談はしたのでしょうか?
あまり相談していなくて、親にも家を買おうと思ってる、というくらいしか言わなかったです。買うまでもあまり迷わず、思いの外スムーズでした。
周りは全然家を買っている人はいないですね。でも、家を買うのはいいよ!とすごくおすすめしています(笑)。
――買うときに誰かに相談はしたのでしょうか?
あまり相談していなくて、親にも家を買おうと思ってる、というくらいしか言わなかったです。買うまでもあまり迷わず、思いの外スムーズでした。
――家を買うときに、重視したポイントは?
2部屋あるところと、日当たりです。実家の自分の部屋が角部屋で2面採光だったのですが、賃貸で探すのは難しい条件なので。あとは立地ですね。
――住み慣れた街がよかったのですね。
そうですね。ただ、あまり自由が丘あたりは物件が出ていなかったので、そもそも選択肢が少なくて。この辺りだけを3軒見て、今の家に決めました。
――ヴィンテージマンションに絞って探していたのですか?
そこにこだわりはなかったです。マンションがいいな、と思うくらいで。ここはリノベーションされているからいいなと思いました。
2部屋あるところと、日当たりです。実家の自分の部屋が角部屋で2面採光だったのですが、賃貸で探すのは難しい条件なので。あとは立地ですね。
――住み慣れた街がよかったのですね。
そうですね。ただ、あまり自由が丘あたりは物件が出ていなかったので、そもそも選択肢が少なくて。この辺りだけを3軒見て、今の家に決めました。
――ヴィンテージマンションに絞って探していたのですか?
そこにこだわりはなかったです。マンションがいいな、と思うくらいで。ここはリノベーションされているからいいなと思いました。
――賃貸の時はどんな家に住んでいましたか?
就職して2年目で実家を出て一人暮らしを始めて、合計2軒住みました。
1軒目も2軒目もデザイナーズマンションです。1軒目の家がロフト付きだったのですが、夏は暑過ぎて、2回目の夏は無理だと思って引っ越しました。2軒目の家は住み心地が良かったんですけど、ワンルームだったのでもう1部屋くらいほしいと思って。賃貸だと部屋が分かれていると家賃が高くなるので、それなら買おうかなと思いました。
――賃貸で住んでいた時からおしゃれな内装へのこだわりがあったのですか?
こだわりというか、職場で家賃補助が出ていたので、少し家賃が高めのデザイナーズに住んでみる、ということをやっていました。インテリアや家のことは好きなのですが、自分でリノベーションしようとまでは思わなくて、今回はここに決めました。もし次回家を買う機会があったらフルリノベーションしてみたい、という興味はあります。
就職して2年目で実家を出て一人暮らしを始めて、合計2軒住みました。
1軒目も2軒目もデザイナーズマンションです。1軒目の家がロフト付きだったのですが、夏は暑過ぎて、2回目の夏は無理だと思って引っ越しました。2軒目の家は住み心地が良かったんですけど、ワンルームだったのでもう1部屋くらいほしいと思って。賃貸だと部屋が分かれていると家賃が高くなるので、それなら買おうかなと思いました。
――賃貸で住んでいた時からおしゃれな内装へのこだわりがあったのですか?
こだわりというか、職場で家賃補助が出ていたので、少し家賃が高めのデザイナーズに住んでみる、ということをやっていました。インテリアや家のことは好きなのですが、自分でリノベーションしようとまでは思わなくて、今回はここに決めました。もし次回家を買う機会があったらフルリノベーションしてみたい、という興味はあります。
家の中での過ごし方
――好きなことや趣味はなんですか?
読書が好きで、基本は家にこもって、ソファーで本を読んでいます。美術館に行くのも好きです。自粛期間中は行けませんでしたが、再開されたのはうれしかったです。
――本がたくさんありますね。
ワンルームだと本が増え過ぎて置けなくなってしまって。だから広い家に住みたいと思ったというところもあります。
読書が好きで、基本は家にこもって、ソファーで本を読んでいます。美術館に行くのも好きです。自粛期間中は行けませんでしたが、再開されたのはうれしかったです。
――本がたくさんありますね。
ワンルームだと本が増え過ぎて置けなくなってしまって。だから広い家に住みたいと思ったというところもあります。
――コロナ禍をきっかけに、お家での過ごし方に変化はありましたか?
在宅で仕事をすることが増えて、よりおうち時間が長くなりました。集中する時間とオフの時間の境目をつくれるように、スペースを分けて気分が変えられるのは本当に良かったと思います。
――今は在宅勤務ですか?
在宅勤務なんですけど、週の半分は出社することになっています。在宅勤務中はダイニングテーブルで仕事をしていることが多いです。もっとこの働き方が続くなら仕事用の机を買った方がいいのかな、とちょっと考えています。
平日の半分は会社に行って、帰りに買い物をするのでますます週末は外に出ないんです(笑)。
――お休みの日はずっとお家にいるのですか?
そうですね。カフェにも不必要に行かない方がいいような風潮だったので、じゃあ家にいようかと。元々ずっと家にいるので、自粛期間中も全然苦にならなかったです。行くとしても近所のスーパーくらいですが、むしろいつもよりスーパーに人が多いな?と思ったくらいで。
在宅で仕事をすることが増えて、よりおうち時間が長くなりました。集中する時間とオフの時間の境目をつくれるように、スペースを分けて気分が変えられるのは本当に良かったと思います。
――今は在宅勤務ですか?
在宅勤務なんですけど、週の半分は出社することになっています。在宅勤務中はダイニングテーブルで仕事をしていることが多いです。もっとこの働き方が続くなら仕事用の机を買った方がいいのかな、とちょっと考えています。
平日の半分は会社に行って、帰りに買い物をするのでますます週末は外に出ないんです(笑)。
――お休みの日はずっとお家にいるのですか?
そうですね。カフェにも不必要に行かない方がいいような風潮だったので、じゃあ家にいようかと。元々ずっと家にいるので、自粛期間中も全然苦にならなかったです。行くとしても近所のスーパーくらいですが、むしろいつもよりスーパーに人が多いな?と思ったくらいで。
――家に置くものでこだわりのポイントはありますか?
あまり物は増やさないように心がけています。買う場合はずっと持ち続けられるか、をポイントにしています。
――お気に入りのものはなんでしょうか?
ミナペルホネン×アルテックの椅子は、国から給付された10万円で買いました。家にいる時間が増えたので、良い椅子を買おうと思って。でも、座面が擦り切れるのが嫌で全然座ってないです。ずっとミッフィーが座っています(笑)。
バッグを置いているスツールもアルテックのものなんですけど、座り心地が良いわけではないので少し持て余しているところです。
――他に自粛期間中に買ったものはありますか?
ヨガマットも買いました。さすがに運動しないと、と思って。普段は敷きっぱなしで、たまにストレッチしたりして、気分転換しています。
あまり物は増やさないように心がけています。買う場合はずっと持ち続けられるか、をポイントにしています。
――お気に入りのものはなんでしょうか?
ミナペルホネン×アルテックの椅子は、国から給付された10万円で買いました。家にいる時間が増えたので、良い椅子を買おうと思って。でも、座面が擦り切れるのが嫌で全然座ってないです。ずっとミッフィーが座っています(笑)。
バッグを置いているスツールもアルテックのものなんですけど、座り心地が良いわけではないので少し持て余しているところです。
――他に自粛期間中に買ったものはありますか?
ヨガマットも買いました。さすがに運動しないと、と思って。普段は敷きっぱなしで、たまにストレッチしたりして、気分転換しています。
――家で料理しますか?
週末だけするのですが、時間があったので料理する機会は増えました。
スパイスカレーを作ろうと思ってスパイスを買いましたが、使い切れなくて少し持て余しています。
賃貸の時はコンロが1口だったので、さすがに不便だなと思っていました。今は3つあるので使いやすいです。
週末だけするのですが、時間があったので料理する機会は増えました。
スパイスカレーを作ろうと思ってスパイスを買いましたが、使い切れなくて少し持て余しています。
賃貸の時はコンロが1口だったので、さすがに不便だなと思っていました。今は3つあるので使いやすいです。
また家を買ってみたい
――20代、30代だとこれからライフステージが変わる可能性は大きいと思いますが、住み替える可能性はありますか?
基本的にはずっと東京に住みたいと思っているのですが、転勤のある職場なので可能性としては引っ越すこともあると思います。もし転勤になったら、ここは貸せばいいのか?と考えることはあります。
――物件の売りやすさも考えて購入したのでしょうか。
少し考えました。目黒区内なら売れそうだな、とは漠然と思っていましたね。あまり売りに出ないから、需要と供給が整っていないのだと思います。
空いている土地もないので新築もめったに建たないですし、このマンションも長く住んでいる人が多いようです。築50年くらいなので、今後建て替えになる心配はあるのですが。
基本的にはずっと東京に住みたいと思っているのですが、転勤のある職場なので可能性としては引っ越すこともあると思います。もし転勤になったら、ここは貸せばいいのか?と考えることはあります。
――物件の売りやすさも考えて購入したのでしょうか。
少し考えました。目黒区内なら売れそうだな、とは漠然と思っていましたね。あまり売りに出ないから、需要と供給が整っていないのだと思います。
空いている土地もないので新築もめったに建たないですし、このマンションも長く住んでいる人が多いようです。築50年くらいなので、今後建て替えになる心配はあるのですが。
――転勤や建て替えなどがなければ住み続けるつもりなのですね。
基本的にはそうですね。ストレスなく暮らしていければ…と思っています。でも、もう1回くらい家を買ってみるのも楽しそうだとも思います。
――そんなに家を買うのって楽しいですか?
間取り図とか見るのも好きなので、いいなあと思って。たまにチラシを見たり、新しいマンションが建っているのを見ると「あそこは1億円くらいするらしいから無理か…」と考えたり。周りの人には家買うのいいよ、ハードルは高くないよとすすめています(笑)。
基本的にはそうですね。ストレスなく暮らしていければ…と思っています。でも、もう1回くらい家を買ってみるのも楽しそうだとも思います。
――そんなに家を買うのって楽しいですか?
間取り図とか見るのも好きなので、いいなあと思って。たまにチラシを見たり、新しいマンションが建っているのを見ると「あそこは1億円くらいするらしいから無理か…」と考えたり。周りの人には家買うのいいよ、ハードルは高くないよとすすめています(笑)。
楽しく暮らすための、「家を買う」という選択肢。
『cowcamo』で家を買った女性にお話を伺ってきたこの連載も今回が最終回。
家にお邪魔してお話を聞くと、それぞれの家に愛着があること、その家での暮らしを楽しんでいることが伝わってきました。
彼女たちに共通しているのは、「家を買うのは意外と難しくない」と言っていたこと。ライフステージが変わって住み替える可能性を踏まえつつ、今の生活を楽しんでいる姿が印象的でした。
この連載が、少しでも読者のみなさんの暮らしのヒントになっていればうれしいです。
(取材・文/金美里)
家にお邪魔してお話を聞くと、それぞれの家に愛着があること、その家での暮らしを楽しんでいることが伝わってきました。
彼女たちに共通しているのは、「家を買うのは意外と難しくない」と言っていたこと。ライフステージが変わって住み替える可能性を踏まえつつ、今の生活を楽しんでいる姿が印象的でした。
この連載が、少しでも読者のみなさんの暮らしのヒントになっていればうれしいです。
(取材・文/金美里)
小説やエッセイなど、たくさんの本が並んでいました。