知っておこう!「マニキュアを落とす」際のあれこれ
これなら簡単!マニキュアのきれいな落とし方
用意するアイテムは2つだけ
まずは、マニキュアをきれいに落とす基本的な工程を復習しておきましょう。
ここで必要なのはコットンと除光液。使うのはこの2つだけですが、選ぶ際にはちょっとしたポイントがあります。
3ステップでマニキュアをきれいにOFF!
マニキュアを落とすときは、基本的に以下のステップを踏んでいきます。
【1】コットンに除光液を十分に含ませる。
【2】爪の上にコットンをかぶせたら、数秒間そのままキープ。
【3】力が入らないよう、コットンをスルッと滑らせれば完了。
マニキュアをしっかり落としきりたいからと、爪の表面をゴシゴシ擦るのはNG。軽いタッチで、マニキュアを拭い取っていくイメージでおこなうのがコツです。
ラメ入りタイプはひと手間加えて
マニキュアの中には、ラメやホログラム入りなど、通常の落とし方ではオフしきれないものがあります。そういった種類のマニキュアを落とす際は、先ほどご紹介したやり方にひと手間プラスしましょう。
これでもまだラメやホログラムが残っている場合は、コットンスティック(ネイルアートに使われる木製の細長い棒(=ウッドスティック)にコットンの繊維をからめたもの)を使って除去します。
<コットンスティックのつくり方>
【1】ウッドスティックの先端を斜めに削る。
【2】コットンをめくり、表面を毛羽立たせる。
【3】ウッドスティックの先端でその毛羽立ちをからめ取っていく。
【4】ある程度からめ取れたら、繊維が棒に密着するようクルクルと巻きつける。
【5】繊維の“ゆるみ”がなくなったのを確認できれば完成。
取りきれなかったマニキュアは、このコットンスティックの先端に除光液を染み込ませ、少しずつオフしていきます。コットンスティックは甘皮ケアなどにも使えるので、つくり方を知っておくと何かと便利ですよ!
除光液なしでマニキュアを落とす方法
エタノールを除光液の代わりに
「マニキュアを落としたいのに除光液が手元にない!」そんなときは、お家によくあるものを代替品にして対処しましょう。
例えば、傷口の消毒や除菌などに使用されるエタノール(アルコール)。除光液ほどではないものの、アルコール度数が高めの無水エタノールであれば、マニキュアのオフに少なからず役立ってくれます。
香水でマニキュアを落とす
マニキュアでマニキュアをオフ!
やり方はいたってシンプル。乾いたマニキュアの上にマニキュアを塗り、すぐにティッシュでオフするだけ。液状のマニキュアを重ねると下のマニキュアが溶け出してくるため、ティッシュでも落ちるようになるのです。
ただし、決して「きれいに取れる」わけではないので、くれぐれもシーンは考えて試すようにしましょう。
マニキュアを落としたあとのケア方法は?
美しく健やかな爪を育てるためには、マニキュアを落としたあとのケアも大切。除光液によって乾燥してしまった爪先は、キューティクルオイルを塗りこんでしっかり保湿してあげましょう。
ミネラルやビタミン配合など、今はキューティクルオイルの種類もたくんさん。お気に入りを見つけて、マニキュアオフ後のケアに取り入れてみてくださいね!
衣服やフローリングについてしまったら
マニキュアが衣服についた場合
ネイル中にマニキュアが洋服についてしまった!なんてこと、たまにありますよね。クリーニングに出すのがベストな解決策ですが、今すぐに落とさなければいけないときは、身の回りにあるもので汚れを取ってみましょう。
使うのは、除光液、中性洗剤、綿棒、タオルです。
(※この方法は水洗いができる洋服に限ります。)
<具体的なやり方>
【1】洋服の目立たない部分に、除光液を染み込ませた綿棒をあて、色うつりや色の変化がないか確認する。
【2】問題なければ、タオルを服の下に敷き、その綿棒でマニキュアがついた部分をトントンとたたく。擦るとマニキュアが広がったり服が傷んだりすることもあるので、あくまでもソフトにたたき込むことがポイント。
【3】マニキュアの色が薄くなってきたら、中性洗剤(台所用洗剤など)を馴染ませる。
【4】洗剤と汚れを水で流し、可能であればそのあと洗濯機で洗う。
特に注意しなければならないのは、洋服に使われている繊維。中でもアセテートなどは、除光液に含まれているアセトンに反応して溶け出すため、この方法を用いることができません。アセテート以外の繊維であっても、除光液によってダメージを受ける可能性は十分にあるので、くれぐれも慎重におこなうことが大切です。
マニキュアがフローリングについた場合
マニキュアがフローリングについてしまったときは、除光液を使わず「こそげ取る」方法できれいな状態に戻しましょう。
<具体的なやり方>
【1】マニキュアがフローリングについた場合、あえて触らず、そのまま乾くのを待つ。
【2】硬すぎない板状のもの(カードや樹脂製のヘラなど)で表面を少しずつ削る。
フローリングは塗装されているものが多く、やり方を少し間違えると表面に傷ができてしまいます。どうしてもきれいに落ちなければ、専門の業者さんにきちんと依頼するようにしましょう。
色とツヤで指先を美しく見せるマニキュア。言うまでもなく、楽しんだあとはきちんと落とさなければなりませんよね。当たり前のステップではありますが、ここを“なんとなく”で済ませている方、意外と多いのではないでしょうか?