料理の幅が広がる！1台5役の【ダッチオーブン】選び方とおすすめ5選

ダッチオーブンといえば鋳鉄製が最もポピュラー。お手入れしながら、黒光りするブラックポットに育てるのは鋳鉄製品の醍醐味。一方、手入れを怠るとサビが発生するので、メンテナンスに手間がかかります。
肉厚で熱しやすく冷めやすいので保温にも優れており、その重みで水分を逃さず、無水状態で食材の旨みを閉じ込めた本格的な料理が作れます。

黒皮鉄板製は、鉄板をプレスして作られており、鋳鉄製のダッチオーブンとは製造方法の違いがあります。また、表面が酸化皮膜＝「黒皮」で覆われているので、この皮膜が赤サビ防止の役割をしています。
鋳鉄製のダッチオーブンと違い、落としても割れず、急加熱や急冷却（ヒートショック）にも強いのが特徴。サビにくいので、メンテナンスが比較的簡単に済むのもメリットです。

ステンレス製のダッチオーブンは、鋳鉄製のデメリットをカバーしつつ、ダッチオーブンの機能を兼ね揃えた商品。
新品の鋳鉄製や黒皮鉄板製は、錆止め用のワックスをとり除くシーズニング作業を行わなければいけませんが、ステンレス製のダッチオーブンはシーズニング不要。使用後のメンテナンスも不要で、家庭用の鍋と同じように取り扱うことができます。

購入したい素材が決まったら、次はサイズ選び。サイズは、用途や家族の人数によって選びましょう。
初めてのダッチオーブンには、10インチがおすすめ。家庭で使いたいなら、ガスコンロでも使いやすい8インチ。豪快な丸鶏のローストチキンを作りたいという人は12インチを選びましょう。

ダッチオーブンを手に入れたら、まず作ってみたいのがローストビーフ。均等に火を入れることができ美味しく仕上がります。
ローストビーフを作るためにダッチオーブンを購入する人もいるくらい、ダッチオーブンで作るローストビーフは絶品です。

塩麹とスパイスで味付けしたスペアリブを玉ねぎ、ニンニク、トマトと一緒に蒸し焼きにした一品。一緒に焼いた野菜をミキサーにかけドレッシングを作ります。
自宅のキッチンでも簡単に作れるので、ぜひ試してみたいですね。

ダッチオーブンの底にアルミホイルを敷き、スモークチップをのせ、底網にのせた豚バラを燻製すると、自家製ベーコンが作れます。
燻製機がなくても、ダッチオーブンで本格的な燻製が作れるのは嬉しいですね。

こちらはダッチオーブンを使ったパエリアレシピ。ダッチオーブンは、ご飯を炊くのにも適しているので、パエリア作りにピッタリ。
ご飯のお焦げが好きという人は、ダッチオーブンで炊飯してみませんか？

その名の通り、オーブンとしての機能も持ち合わせているダッチオーブン。アウトドアでパン作りに挑戦したら盛り上がりますね。
こちらで紹介されているレシピでは、ベビーチョコを使って作るチョコ入りちぎりパン。蓋の上に炭火をのせこんがり焼き上げています。

泡だて不要で簡単にチョコレートケーキが作れるレシピ。予熱したダッチオーブンに入れて、上下中火で10分～15分焼きあげるだけ。
底網の上にクッキングシートを敷くことで、ケーキを取り出しやすくする工夫をしています。