ワックスコードは蝋引き紐とも呼ばれ、綿の紐に蝋引き加工をしたものの事を言います。蝋を塗ることですべりが良くなり加工がしやすくなるだけではなく、耐久性もあがります。熱することで蝋が溶けて固まるので、紐の先を接着材などを使わずに処理する事が出来るのも特徴の一つです。
最近ではポリエステルの紐を加工したものなども販売されています。

耐久性が強く始末が簡単なことから、ワックスコードはブレスレットなどのアクセサリーを作るのに最適です。
何本かの紐や糸を組み合わせて手で結び、模様を作るマクラメという方法で編まれる事が多く、様々なキレイな色が有るのも魅力です。

ワックスコードが数色組み合わされたブレスレット。女性はもちろん、男性にも喜ばれそうなデザインです。色の組み合わせを変えるとイメージもがらりと変るので、お気に入りの色で作ってみたいですね。

シルバーのチャームがアクセントになった、シンプルなブレスレッド。付けっぱなしにも出来るくらい小さなアクセントで、主張し過ぎないのが魅力です。素敵なデザインは手作りにも採用！せっかく手作りするなら、飽きずに長く使えそうなデザインを選ばれてみてはいかがでしょうか。初心者の方は、最初から難しいデザインではなく簡単なものからチャレンジすると早くコツをつかめると思います。

2個目にチャレンジ！と思う方は、少し大き目な立体感のあるチャームも面白いですね。大きいチャームを選ぶ時は、チャームのデザインがシンプルな物をチョイスすると作りやすいと思います。

華奢なデザインでも、手首のさりげなくアクセントに。ナチュラルファッションと合わせても上品ですね。白いTシャツにプラスするだけで、グッとおしゃれなコーディネートに見えちゃいます。

ビーズや天然石をワックスコードと組み合わせる事で、デザインの幅がグンと広がります。ビーズタイプの天然石も多く販売されていて、簡単に取り入れる事が出来ます。使いたいアイテムを先に見つけてから、デザインを考えてみても良いでしょう。

平結びの名の通り、少し幅広く編み上がる方法です。この編み方一つでも充分に可愛いアクセサリーが出来てしまいます。慣れて来たら、ストーンなどを入れてアレンジしてみて下さいね。

芯糸となる糸を中心に。左右の糸を編み込んで行きます。左右の糸を通す方向を、交互に変えるのがポイントです。芯糸の太さを太くすると仕上がり幅も太くなるので、お好みの太さに調節してみて下さい。

平編みにビーズを追加したい時には、芯糸にビーズを通し次の結び目がビーズの下に来る様に平編みをしていきます。イメージは左右の糸でビーズを囲む感じですね。ビーズとビーズの間を開けたい時は、必要な分だけ平編みを繰り返し、次のビーズを入れて行けばOK。等間隔にしたい時には、何目編んだか数えておくと良いと思います。

こんな風に大き目のチャームを中心に入れたい時には、チャーム側から編み進めて行きましょう。

紐がらせん状に見えるねじり結び・ダブル結びです。
写真はねじり結びですが、丸いフォルムが可愛いイメージの結び方です。色の組み合わせによってもイメージが変るので、カラーコーディネートを楽しみたい編み方の一つです。

ぐるぐる回った様に仕上がるねじり結び。平結びと同じ結び方ですが、平結びの様に交互にではなく、同じ結び方を繰り返す事で、自然とねじれて行くんです。

ぐるぐるねじれる部分が2つ重なって仕上がる、ダブルねじり結び。左右の紐を一本増やし、1本目と２本目を交互に編んでいきます。編む手間は同じなのに、ステップアップした印象になりますね♪

ねじり結びに天然石を入れる時には、石の場所を先に決めてから、左右に編んでいきます。もちろんビーズやチャームも同じ方法で入れる事が出来ます。

小さな結び目をいくつも繋げていく、つゆ結び。
二つの紐の色を変えると違った雰囲気を楽しめます。お気に入りのチャームを見つけてネックレスを作ってみるのも良いでしょう。ほどけないので、止め結びとしても使うことが出来ます。

2本の糸を編んでいくつゆ結び。編むと言うより、2本の糸を8の字の様に置いて結んでいくイメージです。糸が太くなると、仕上がりも太くなるので、糸を選ぶ時に色はもちろん太さも、仕上がりをイメージして選びましょう。

ブレスレットはサイズの調節ができると便利ですよね。実は、特別な道具やパーツを使わなくても、ワックスコードだけでサイズ調整が可能な留め方があるんです。別の紐を用意して、ブレスレット本体に平結びを1cmほどするだけでOK。

天然石ビーズなどを組み合わせて、ストラップやチャームとして使えるアクセサリーを作る方が多いようです。

夏はアンクレットが活躍してくれますね。爽やかな色味のワックスコードに夏らしいチャームをプラスすると、華やかな足元を演出してくれます。サンダルにはもちろん、こんな風にパンプスに合わせると大人な印象に。平編みを長く編んで、3重4重にするだけでも、十分楽しめます！

こちらもワックスコードを使った作品。極めるとこんな作品まで作れる様になるそうです。ここまでのレベルに達するには長い道のりかもしれませんが、簡単なものから楽しんでみてはいかがでしょうか。

基本の編み方をマスターしてしまえば、あとは好きなパーツを編みこんでいったりアレンジ自在なワックスコードのブレスレット。ワックスコードがあれば机の上で気軽にできるので、ハンドメイド初心者さんでも是非挑戦してみてくださいね♪