横浜市内をとうとうと流れる大川沿いに整備されたプロムナードには約500本におよぶ桜並木が植樹されており、横浜市でも有数の桜の名所として人気を集めています。

大岡川プロムナードでは、夜になると約2500本のぼんぼりに灯りがともされ、桜のライトアップが施されます。

約29.7ヘクタールという広大な敷地面積を誇る県立三ッ池公園は、「日本さくら名所100選」に選定されています。ソメイヨシノを中心として様々な品種の桜が約1600本植樹されている県立三ッ池公園は、神奈川県屈指の桜の名所となっています。

「かながわの探鳥地50選」にも選定されている県立三ッ池公園は、野鳥の宝庫でもあります。公園内の池では、ゆったりと泳ぐカモなどの水鳥の姿を見かけることもできます。

三溪園は、三重塔、京都・鎌倉などから移築した歴史的建造物17棟が配置されている日本庭園です。三重塔を背景に桜が満開に咲き誇る様は、古都京都を彷彿とさせる趣です。

桜が見ごろを迎える時季になると三溪園では夜間のライトアップが施されます。漆黒の闇夜、光を浴びて輝く歴史的建造物と桜の樹々、それらを映す静かな池の水面が織りなし、日中とは異なる神秘的な風景が現れます。

根岸森林公園は、日本初の洋式競馬場の跡地を整備して造られた公園です。芝生が敷かれた公園内には約450本の桜が植樹されており、芝生の緑と桜の淡ピンク色の美しいコントラストを眺めることができます。

根岸森林公園では菜の花も栽培されています。黄色の花を咲かせる菜の花は、満開に咲き誇る桜の美しさを引き立てています。

たくさんの遊具、乗り物、動物たちとのふれあいコーナーががあるこどもの国は、多摩丘陵の起伏と自然を活かして整備された複合型テーマパークです。ここは、小さな子供を連れても気軽にお花見を楽しむことができる桜の名所として親しまれています。

満開に咲き誇る桜の木の下に立って、空を見上げてみましょう。青い空と、淡ピンク色をした桜の花びらのコントラストの美しさは格別です。

小田原城址公園は、室町時代から戦国時代にかけて「難攻不落の城」としてその名を天下に轟かせていた小田原城の本丸と天守閣を復興、整備した都市公園です。「日本さくら名所100選」にも選定されている小田原城址公園は、小田原市を代表するお花見スポットでもあります。

小田原城址公園へ桜を観に訪れたのなら、ぜひ、天守閣に登ってみることをおすすめします。眼下に広がる桜の樹々、小田原市の市街地、遠くに見える相模湾が織りなす景色は絶景そのものです。

小田原城址公園では、桜が見ごろを迎える時季になると夜間のライトアップが施されます。藍色の夜空、無数に灯されたぼんぼり、光を浴びて淡ピンク色に輝く桜、桜の樹々を鏡のように映し出すお堀が融和した景色は幻想的で、いつまで眺めていても飽きることはありません。

長興山紹太寺には、江戸時代に植樹された樹齢約340年、幹回約4.7メートル、高さ約13メートルの枝垂れ桜があります。3月下旬から4月上旬頃にかけて開花するこの枝垂れ桜は「かながわの銘木100選」「小田原市天然記念物」にも選定されており、参拝者を魅了してやみません。

衣笠山公園は1907年に開園した公園で、「日本さくら名所100選」にも選定されている神奈川県でも指折りの桜の名所です。公園内には約2000本の桜が植樹されており、毎年春になると大勢の花見客で賑わいます。

三浦海岸では、京浜急行電鉄「三浦海岸」駅から小松池公園までの線路沿いには、たくさんの濃ピンク色の花びらをした河津桜が植樹されています。ここは、三浦市における桜の名所として市民の憩いの場となっています。