最初にご紹介するのは2017年12月にオープンして以来、人気の絶えないフレンチレストラン「Chez Kentaro シェ・ケンタロウ」。北鎌倉駅から徒歩1分ほど、大きなガラスから見える緑も心地よい、和のテイストも取り入れたモダンな雰囲気のフレンチレストランです。鎌倉の素材をメインにしたフルコースランチや、特製ブイヤベースのランチコースなどが人気です。

画像は「雲丹の貝焼き」で、雲丹と北寄貝の下には出汁をたっぷり吸ったキヌアのリゾットを敷き、海の旨味がたっぷり詰まった一品です。シェフの出身地でもある福島の郷土料理「北寄貝と雲丹の貝焼き」のアレンジだそう。フレンチの技法で幅広いお料理を楽しめるのも、シェ・ケンタロウの魅力ですね。

東慶寺の門前、古民家を改築したトラットリア「タケルクインディチ」は、ナポリピザとイタリアンが評判の北鎌倉の人気店です。画像は「そら豆と釜揚げシラスのピザ」。本場イタリアから取り寄せたという薪窯で焼いた生地はモチモチの美味しさだそう。

仕入れには力を入れており、野菜や魚介など、地元鎌倉や湘南の食材を活かした前菜やパスタも見逃せません。こちらは鮮度も魅力の「本日の地魚のカルパッチョ」。一皿のボリュームもたっぷりなので、シェアして食べるのも楽しそうですね。

黒を基調とした落ち着いた店内は、障子から差す光も趣があります。オーナーご自身が仲間と一緒に手がけたというこだわりの空間です。2部制のランチは満席のことも多いので、ぜひ事前に予約してお出かけくださいね。

昭和の大女優・田中絹代さんのかつての住まいを改築した古民家で懐石料理をいただくことができる「幻董庵」。北鎌倉の住宅街の奥へ10分ほど、石段を上がり茅葺門をくぐると現れる木造の料亭です。隠れ屋ながらミシュラン一つ星を獲得し、著名人も多く訪れる名店です。手入れの行き届いた庭園も同店の自慢の眺めなのだとか。

「幻董庵」のお料理は完全予約制の懐石のコース。決まった品書きはなく、その時々の旬のものを仕入れたお任せコースです。訪れるたびに違う献立をいただけるのも醍醐味ですね。
画像は八寸の一例で、つくねのバジル味噌の田楽、合鴨のロース＆カリフラワー豆腐、あさりのゼリー寄せなど目にも楽しい手の込んだ料理が並んでいます。

こちらは鰤の幽庵焼きなどの焼物の一皿。コースの一品一品がこだわりの器や御膳で供されるのは「幻董庵」の特徴で、運ばれてくる度に会話も弾むそう。ランチコースでも2時間ほどかけてゆったり楽しめるので、北鎌倉らしさを五感で満喫するにはぴったりのお店です。
味付けも上品で優しいので、両親や年配の方をもてなす席にも喜ばれそうです。

画像は精進料理「松」の一例です。濃厚な「胡麻豆腐」、揚げた湯葉に7種類の野菜が入った「延命袱紗揚」など、鉢の木ならではの看板料理は必食の美味しさだとか。前菜から水菓子まで禅の教えに基づいた伝統料理で、身も心も清々しくなれそうなひとときを過ごせます。

「鉢の木 北鎌倉店」の場所は駅から徒歩5分ほど、東慶寺・浄智寺前の数寄屋造りの一軒家です。ミシュランガイドにも掲載されている精進料理の味を、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。

北鎌倉駅すぐ横には、お茶屋さんだった建物を改築した「香下庵茶屋 （こうげあんちゃや）」があります。純和風のお店には庭に面したカウンター席とテラス席が用意され、散策の合間の憩いの場所として愛されています。

「香下庵茶屋 」の名物は焼きたて熱々の「みたらし団子」。表面はカリッと香ばしく焼かれ、食べる前からその香りに食欲をそそられます。一口頬張れば、濃厚で甘いみたらしと温かく柔らかなおもちがしみじみと美味しい一品です。

日替わりランチやちょっとした軽食も用意されているので、軽く済ませたい気分の時や、小腹を満たすのにもちょうどいいお店です。こちらは優しい味わいのけんちん汁とおにぎりのセットです（※セット内容やメニューは時期によって違いますので、詳細はお店にお問い合わせください）。気分に合わせた使い方ができる駅近のおすすめスポットです。

北鎌倉駅から、銭洗弁天や源氏山公園へ続く住宅街にひっそりと佇むビストロ「ラ・ペクニコヴァ」。帝国ホテルで修行し、スロヴァキアの日本大使館で腕をふるったシェフの料理が食べられるとあって、穴場的な場所にありながら訪れる人の絶えない店です。
人気は画像のような前菜、スープ、メイン（肉・魚）、デザート、ドリンク（コーヒーか紅茶）のランチコース。地産地消のスタイルで新鮮な素材を使ったフレンチを、緑豊かな環境でいただくことができます。

画像は、皮はパリッと中はふっくら焼き上がったメインの魚料理「スズキのソテー、蕗の薹のソース」。「ラ・ペクニコヴァ」には素材の旨味をシンプルに活かしながら巧みなソース使いで仕上げる、一口一口丁寧に味わいたい料理が並びます。

フレンチと言っても、肩肘張らずアットホームな雰囲気の店内。日頃の忙しさを忘れて、緑を眺めながら小さなビストロでランチをするのも良いですね。

北鎌倉の住宅街の奥深く、高台にそびえる一軒家フレンチ「レストラン プランデルブ」。地元住民もハレの日に使うという、特別な場所なんです。その素敵な雰囲気はドラマのロケ地として使われたり、メディアにも良く取り上げられるほど。北鎌倉の駅からは徒歩20分以上かかりますが、事前にお願いすれば駅への送迎もしてくれる嬉しいサービスもあります。

人気のランチは、オードブル、スープ、メイン（肉・魚）、デザートとドリンク（コーヒーか紅茶）のコース。プリフィクスで選ぶのも楽しいひとときです。画像はミルクを泡立てた「新玉葱のポタージュ」で、その甘さとまろやかな旨味でついついあっという間に食べ終わってしまうのだとか。

「レストラン プランデルブ」でいただけるのは昔ながらの伝統的なフレンチ。画像は「フォワグラのポワレ」で、赤ワインとマデラ酒のソースにいちごを散りばめた贅沢な一皿です。
マリアージュしたいワインも豊富に揃っており、美食に酔いしれる大人の時間を満喫することができます。

北鎌倉〜鎌倉間の観光名所、建長寺の側にある「去来庵」は、昭和初期に別荘として建築された日本家屋を使ったシチューの専門店。お店は貴重な景観を残すため、鎌倉市景観重要建築物に指定されています。眺めるだけでも価値のある建築の中でいただける「ビーフシチュー」と「タンシチュー」は北鎌倉の名物とも言われています。予約不可の「去来庵」、行列していなければ見逃す手はありません。

こちらは看板メニューの「ビーフシチュー」。ゴロゴロと大きな牛肉と人参が圧巻の迫力です。何日もかけて仕込む特製のデミグラスソースは洋食屋のそれとは違い、意外とあっさりしたお味なので女性でも完食できてしまうそう。

こちらも北鎌倉から鎌倉への散策コースでぜひ立ち寄っていただきたいのお店の一つ、老舗の洋菓子店「歐林洞」。美術館を改装した鎌倉本店は店構えも優雅で、特別な気分に浸ることができます。

「歐林洞」といえば、濃厚で風味豊かな「パウンドケーキ」や、スイス製チョコレートでマロンをコーティングした画像の「パトロン」が有名ですね。お土産にすれば、喜ばれること間違いない逸品です。北鎌倉散策の思い出にいかがでしょうか。

鎌倉本店にはカフェスペースが設けられているので、生洋菓子もぜひ味わってみてください。人気は濃厚な「モンブラン」や、しっとりスポンジとミルキーなクリームの「苺のショート」だそう。
フレンチプレスで楽しむ紅茶もバラエティ豊富に揃っており、北鎌倉での一日を振り返りながらおしゃべりを楽しむのにもぴったりです。

コーヒー好きの方におすすめしたいのは、厳選した産地の新鮮な豆を自家焙煎しているコーヒー専門店「石かわ珈琲」。北鎌倉駅からは徒歩15分ほど、明月院の奥をさらに進んだ山深い住宅街の中にある小さなカフェです。すぐそばには天園ハイキングコースもあり、緑の中を散歩してから訪れる人も多いそう。

ウッディーで落ち着いた店内では、シングルオリジンから自家製ブレンドまでこだわりのコーヒー豆の販売もしています。中煎りの「あじさいブレンド」や、中深煎りの「めいげつブレンド」、深煎りの「きたかまブレンド」などがお土産に人気だそう。北鎌倉の静かなひとときを思い出す一杯をお家でも楽しめますよ。