江戸時代にタイムトリップしたような町並みが数多く残っている佐原は、関東地区で初めて「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されました。今でも昔ながらの商家を続け、歴史ある景観を活かしたまちづくりを積極的に行っています。

その中のひとつ、江戸時代から醤油を醸造していた老舗「いかだ焼本舗正上」は、店舗は1832（天保3）年築、土蔵は1868（明治元）年築と歴史を感じる建物です。水辺と古い建物が絵になりますね。

文化財以外にも、素敵な建物がたくさん残っています。「植田屋荒物店」では、ザルやカゴ、お箸など日本の伝統的な“道具”を販売しています。

また、名前もユニークな和のセレクトショップ「素顔屋（すっぴんや）」では、ナチュラルテイストの日用雑貨や和小物などを取り扱っています。素敵なものに出会えそうで、わくわくするお店です。歴史ある建物が、実際にお店として機能しているところが素敵ですよね。

小野川から眺める「舟めぐり」は、ゆっくり佐原の町並みを感じられておすすめです。伊能忠敬旧宅の近くが乗り場で、30分ほどの「町なみコース」を楽しめます。

のんびり、ゆったり江戸情緒を満喫しちゃいましょう♪

お気軽ランチメニューもありますが、前菜・スープ・選べるメイン・デザート・コーヒーが付く本格的なフレンチのランチコースがおすすめ。優雅なひとときを過ごせます。

小江戸の情緒を満喫するなら和食を！という方は、お蕎麦の名店「小堀屋本店（こぼりやほんてん）」でランチはいかが？

こちらは、天ぷらが付いた「黒天もり」。真っ黒なビジュアルが珍しい、名物の「黒切蕎麦」は昆布から黒い色を出したお蕎麦。のど越しの良さが魅力です。

「クリームあんずあんみつ」などの他、冬はぜんざい、夏はかき氷など和スイーツが楽しめるカフェです。

経津主大神（ふつぬしのおおかみ）を御祭神とする香取神宮は、家内安全、産業指導の神、海上守護、心願成就、縁結、安産の神として知られています。1700（元禄13）年に徳川幕府によって造営された「本殿」とこちらの「楼門」は、国の重要文化財に指定されています。

「本殿」の厳かな佇まいは、心を清めてくれそうです。自然豊かな広い境内は、春の桜、秋の紅葉と季節を肌で感じられ散策に最適です。