波佐見町は長崎県に所在する陶器生産を中心として発展した町です。陶器作りの歴史は長く、慶長3年（1598）まで遡ります。

波佐見町で焼かれた陶器の代表的なものは「コンプラ瓶」と「くらわんか碗」です。どちらも江戸時代に日常的に使われる製品で、人々の生活に密着した製品を作っていました。そして現在に至るまで多くの日用食器が生産される陶器の町として栄えています。

そんな波佐見町の観光スポット「西の原」には、旧福幸製陶所の跡地を利用してカフェやショプなどが集まっています。昭和の趣と歴史ある建物はオシャレな空間に生まれ変わり、新しい波佐見焼の魅力を発信しています。また約1500坪の敷地にもおよぶ広大な波佐見焼の製陶所跡では、波佐見焼の特色ともいえる大量生産の歴史を伺うことができます。

モンネ・ルギ・ムックは製陶所の事務所跡を利用したカフェレストランです。昭和の香り漂う店内は懐かしくもありながらオシャレな空間が広がります。

一見してカフェがあるとは思えない外観。外にはストーブ用の薪が置いてあったりして雰囲気があります。

一歩入ると木目が落ち着くオシャレなカフェスペース。ゆったりとした時間が流れます。

食事の他にもスイーツも楽しめます。タイムスリップした空間で当時を思いながら喫茶するのも素敵。

モンネポルトは文具やアート関連書籍ショップ、兼ギャラリーです。現代美術などを中心とした展示企画をはじめ、ワークショップなども開催しています。

店内はろくろ場として利用されていた空間を改装。古い建具に歴史を感じます。

ギャラリースペースでは様々な催し物が開かれおり、気軽に立ち寄れます。

鬱蒼とした先にある店舗にワクワクと期待が高まりますね。

店内には毎日使いたくなるような波佐見焼の品々がゆったりと並べられています。懐かしさと可愛らしさ、両方を兼ね備えた新しい波佐見焼を楽しめますよ。

西の原は、生活に寄り添ってきた波佐見焼の歴史があるからこそ生まれる、毎日の生活をテーマにした空間です。