日本の原風景が残る観光地
高山市で毎日開かれる陣屋前朝市は、江戸時代から続く歴史のある朝市。地元でとれる新鮮な野菜などが売られ、飛騨の方言でのやり取りが楽しいと、観光スポットとしても人気があります。
旅行中の大きな楽しみは美味しい食べ物！飛騨牛は言わずと知れたブランド牛です。高山ラーメンも人気があります。
寒さに負けない体を目指す！ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
地方にも味と接客の良い店があるべきだ
そんな飛騨高山でぜひ訪れたいパン屋さんがあります。お店の名は”トランブルー”。
飛騨高山に来てパン屋さんがお勧めなの？と思われることでしょう。でも、トランブルーはパン屋さんも絶賛するパン屋さんなのです。
店主の成瀬さんは、大正元年創業の「なるせパン」の4代目。もともとは学校給食や病院に卸すパンを作っていましたが、本当に自分が食べたいものを、ということでアートコーヒーやホテルオークラで修業を積みました。
修行の後、1989年に”トランブルー”をオープンさせるのです。地元の高山市に。
地元にオープンさせたのには、東京ばかりに物が集まるのではなく、地方にも味と接客の良い店があるべきだという思いがあったから。
そして、2005年、パンの世界大会で成瀬さんを含む日本代表チームが3位に輝きます。なかでも成瀬さんは、”地方の個人経営のパン屋さんとして初出場”ということで注目されました。
世界大会の選考会に出場したのは、世界的に注目をあびることで業界全体の底上げをしたいという思いがあったから。揺るがぬ信念と、確かな技術でまさに世界が注目する”地方のパン屋トランブルー”になりえたのです。
最近では、NHKの特番で取り上げられたこともあって、連日大行列ができるほど。
トランブルーの人を惹きつけるパン
トランブルーのパンは、五感で作るパン。経験と知識を総動員してパン作りにあたることで、毎日ぶれることなく美味しいパンが焼けるといいます。
気温・湿度・材料の具合・自分の体調、すべてが複雑に絡み合って焼きあがるパン。毎日まいにち最高だと思うものを焼きあげるのは本当に難しいと想像できますね。
そんなトランブルーのパンは、デニッシュ・ペストリーとハード系・食パンなどの、大きく分けて2種類。
基本のパンを毎日美味しく焼き続ける一方で、季節の果物を旬の時期に楽しめれば、という思いからのラインナップだそう。
多くの人が皆気持ちよく買い物できるように、整理券の配布など様々な工夫がなされているトランブルー。飛騨高山で、雄大な自然と共に人の作り出す感動に出会いたいですね。
飛騨高山といえば、白川郷の合掌造りの集落や高山市の古い街並みがとても有名な観光地。国内外から多くの観光客が訪れます。