ママだけに見せる表情がある♪ ハレの日は、おうちで撮影しませんか
しかし、そんな写真スタジオでのお悩みとして“あるある”となっているのが、こちら。
外での写真スタジオの撮影では、お子さんが緊張して、自然な笑顔を引き出せないというケースが多いそうです。「お子さんの成長を祝うはずの一日」が、「写真を撮るためのご機嫌取りの一日」になってしまうのは、なんだか残念ですよね。
そこでオススメしたいのは、ママカメラマンによる「おうちフォト(おうち撮影会)」。一番大切に閉じ込めておきたい、わが子のママにしか見せない表情を、自由に撮影できるのが魅力です。
今回は、カメラ初心者のママでも安心な、ずっと大切にしたい素敵な一枚がおうちで撮影できるポイントをご紹介。
出来上がった写真はもちろん、撮影中の親子でのやり取りまでもが、きっと大切な宝ものになるはずです。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
【準備編】~おうちスタジオのつくりかた~
ガーランド×バルーンで壁を飾って・・・
おうちに広い壁があるなら、ガーランドやバルーンでデコレーションするのが、お手軽な方法。
ガーランドは、最近プチプラショップにもかわいいものが販売されていますよ。また、ネットからガーランドの素材をダウンロードしてプリントアウトするという方法も。カットするだけで、手作りガーランドの完成です。
バルーンは、ヘリウムガスを入れなくても素敵に飾れます。マスキングテープで壁に固定したり、天井からリボンやテグスをつかって吊り下げてあげれば、空中に浮かんでいるような演出が簡単に実現できますよ。
おうちでのデコレーションはかわいい写真が撮れるだけでなく、しばらくの間そのまま飾っておいてあげられるのも嬉しいポイント。
お子さんが目にするたびに喜んでくれる姿は、ママにとっても喜ばしいもの。ハレの日を一層思い出深いものにしてくれるはずです。
テーブルコーデは「カラー」×「モチーフ」×「高さ」がキーポイント
セッティングする際に意識していただきたい、3つのポイントをご紹介します。
まず一つ目は、「カラー」。
1~2色キーカラーを決めるか、「ビビッド」「パステルカラー」など、カラーのトーンを揃えることが、まず大切なポイントです。
たとえプチプライスのアイテム・雑貨でも、これを意識するだけでグンとまとまるはず。
二つ目のポイントは、「モチーフ選び」。
例えばお誕生日なら「恐竜」「電車」「プリンセス」など、お気に入りのモノやキャラクターをちりばめてみましょう。
時を経てアルバムをめくった時に、写真のなかのモチーフから、当時わが子が夢中だったものが思い出されたり、毎年興味が変化していく様子を楽しむことができます。
三つ目のポイントは、「高さ」を意識すること。
写真撮影の際は、テーブルの天面に対して横からカメラを向けることが多いので、「上から」見た姿ではなく「横から」の目線をもってセッティングを考えることが、とても大切です。
ケーキトッパーを使ったり、ケーキスタンドを取り入れてみたり、高さの違うキャンドルを並べてみたり…。アイテムに高低差をつけるとなんだかいつもとは違う、お子さんの思い出に残る特別なテーブルが完成するはずですよ。
思い通りにならないときは、「布」の力を借りる方法も…
記念撮影用の壁紙「おうち写真館」に頼ってみても◎
【準備編】~ハレの日のスタイリング(衣装)~
洋服でこだわるべきは、カラーリング
プラスワンアイテム:男の子には「ボウタイ」
そんないつものワードローブでも、おめかし感を出せる「プラスワンアイテム」をご紹介♪
男の子には、「ボウタイ(蝶ネクタイ)」がオススメです。襟付きシャツにコーディネートするだけで、ハーフパンツやデニムなど普段のカジュアルな装いも、たちまちハレの日モードに変身できます。
プラスワンアイテム:女の子には「花冠」
女の子におすすめしたいアイテムは「花冠」。
ワンピースやチュールスカートにプラスするだけで、飛び切りの笑顔が見られるはず。花屋さんでオーダーも可能ですが、小さいお子さんには造花のものが扱いやすくオススメです。
【実践編】~写真撮影の基本テクニック~
こだわりたいのは、たっぷりの「自然光」
いよいよ実践編です。
まず撮影でぜひこだわりたいのは、たっぷりの自然光。
お子さんの表情や空間を一番美しく映し出してくれます。フラッシュ撮影など、光が足りない空間での撮影は、カメラ初心者ほどきれいに撮影するのが難しいもの。自然光を取り入れられる時間帯や撮影場所を事前にセレクトするのが、第一のポイント。
カメラの「連写機能」を活用しよう
デジタルカメラでもスマートフォンでも、ぜひ活用してほしいのが「連写機能」。
お子さんの動きは素早く、表情も刻一刻と変化します。決定的な一瞬を逃さないだけでなく、あとからじっくり見返したときに、思いもよらないベストショットを発見できる可能性もありますよ。
ゲストやお部屋も大切な思い出。ママだからこそ撮れる「様々な角度」で
ハレの日は、ついつい主役のお子さんにフォーカスしがちですが、改めて見返したときに「周りの人たちがこんな風にお祝いしていてくれたんだ」「このお部屋懐かしい!」と、周囲の様子も含めて、とっておきの嬉しい思い出になることも。
また、たとえママにとっては写真に残したくない散らかった空間が写りこんだ一枚も、実はお子さんにとって大切な写真になるかもしれません。
セッティングした「おうちスタジオ」の空間や主役のアップばかりではなく、大胆に角度や位置を変えてみましょう。
「笑顔以外の表情」も大切に
お子さんの記念写真は、笑顔ばかりがいい写真とは限りません。怒った顔、泣いた顔、いたずらしている瞬間・・・。ママが忘れたくない風景を残せたら、それこそがいい写真です。
笑ってもらうことに一生懸命になりすぎず、ママカメラマンだからこそのユニークな表情を大切にしましょう。
撮った後にトリミングする前提でok。広めの構図で撮影しましょう
最初から完璧な構図を意識すると、なかなかシャッターは切りにくいもの。
ですが、そこまで気負う必要はありません。なぜなら、パソコンやスマホで、画像は簡単にトリミング(切り抜き)できるからです。
アングルに自信がない場合には、広めの構図で撮影することを意識しましょう。
【実践編】~最高の笑顔を引き出すアイデア~
どんな表情も宝物・・・とはいえ、やはり残しておきたいNo.1は、我が子のかわいい笑顔。
簡単に笑顔を引き出すテクニックを3つご紹介します。
1.撮影するときは、ファインダー越しではなく、子供の顔を直接見よう
大人も、いざ自分が被写体になりカメラを構えられると、表情が緊張するもの。お子さんならなおさらです。
撮影するときは、ファインダー越しではなく、お子さんを直接見て、普段の通りの会話をしながらシャッターを切りましょう。
デジタルカメラの場合、カメラを構えるときは肘をテーブルや床などにつかせた状態で、カメラを固定すると楽です。シャッターを半押しすればピントを合わせた状態になるので、カメラ位置はそのままキープして、ママはお子さんのお顔を直接見ながら話しかけてみましょう。笑顔がこぼれたら、カメラを動かさずにシャッターを全押しすればOKです。
ファインダーから視線を外すことで、撮り逃したりぶれたりするのが不安という方は、三脚でカメラを固定するとよいでしょう。
また、他の家族も一緒の会ならば、カメラの背後から声援やパペットでご機嫌をとってもらうのもオススメです。
2.スイーツを小道具に・・・
お子さんがぐずった時に強い味方になるのは、やっぱりお菓子♪
なかでも、目にも楽しいスイーツなら、たとえ映り込んでも、写真のなかに馴染んでくれます。お菓子を手にした嬉しそうな表情、パクリとかぶりついた瞬間、ほっぺについたチョコレート・・・すべてが大切な思い出にもなります。
3.おもちゃを持たせてリラックス
「おうちフォト」で、特別な1ページを作ろう
「憧れるけど難しそう・・・」と思われがちな「おうちフォト」。ですが、今回ご紹介したようなコツをおさえるだけで、どのご家庭でも、忘れられない瞬間をママならではの目線で残すことができます。
プロの手で撮影された、整った写真ももちろん素敵ですが、ママと撮ったその瞬間まで、まるごと宝物になるのが「おうちフォト」の一番の魅力。
数年後、親子で一緒にアルバムを眺めながら思い出話をする風景をイメージしながら、ぜひ心温まる一枚を残してみてください。
こどものハレの日は、お子さん本人にとっても、ご家族にとっても、喜び溢れる特別な一日。月日が経ってから、そんな日の風景を撮影した写真を眺めて、微笑ましい思い出に浸るのも楽しい時間ですよね。
最近は、昔ながらの伝統的な写真館に加え、オシャレな写真スタジオも続々とオープン。お誕生日の写真撮影を恒例行事としているご家庭も多いことでしょう。