娘と母の気持ちはきっと違う。
日頃の母の暮らしを思い浮かべ、これなら喜んでくれるだろうと選んだ贈り物。やはり喜ぶ顔が見たいですよね。でも、いつまでたっても母は母です。
本当は嬉しくても、自分で働いて稼いだお金は自分のために使って欲しい、と思ってしまうのではないでしょうか。遠慮してしまう母と、素直に喜んでほしい娘。互いに思いやるからこそ、立場が違えば考えも違いますよね。
一緒に楽しめるなら母はきっと嬉しい。
娘からのプレゼントが嬉しくない母なんていません。でも、もし娘と一緒の時を楽しめるならもっと素直に喜んでくれるのではないでしょうか。
特に離れて暮らしていると、2人でランチに出かける、買い物に出かける、さらには小旅行なんていう機会はほとんどないですよね。今年の母の日にはそんなプランを計画してみてはどうでしょう。
大人だからこその場所選び。
母と娘が離れて暮らしている場合、中間の場所に合流することがあると思います。互いに出てきて真ん中で落ち合いましょう、という計画は、良いようでいて2人とも道に不案内なのが心配です。
母とは強いものという印象がありますが、自分が大人になった分だけ母も歳を重ねています。長い距離を歩いたり道に迷ってうろつくなんてことは体力的にみても避けたいところですよね。
たまには自分の部屋に母をお招きしてみない?
実家には帰るのに、「そういえば母を自分の部屋に招待したことない」という方はいませんか?母としてはどんなところで暮らしているのか心配はしているものの、遠慮の気持ちが働いて「遊びに行ってもいい?」とは言いにくいものです。
自分が暮らす街ならば場所もよく把握できていて、母を招くのにあたって何も心配ありませんよね。あらかじめ、立ち寄りたいお店を決めておいたり、どこで休憩するかなどのプランも立てておけそうです。
灯台下暗し。実家周辺に泊まるのもアリ。
一方、旅行といえば張り切って飛行機や新幹線に乗りたくなります。実家に近い場所に良い温泉があったり、良い宿があっても近いからという理由でなかなか宿泊まで至らないという事はありませんか?
近い場所の良さはなかなか見えないものですよね。でも、年に一度の母の日、しかも娘と2人でならば実家周辺にスポットを当てても良いのではないでしょうか。
さらに、散策途中に疲れたならば実家で休む事はもちろん、よく知っているお店に入ることも出来ます。働き始めてからみる実家周辺は、学生時代とはまた違った魅力を感じさせてくれるかもしれません。
買い物も散策も母とともに楽しむ気持ちで。
不思議なもので、母のためにと思ってやる事が必ずしも母を喜ばせるとは限りません。イメージの母と実物とのギャップがあるのでしょうか…または、母のために、という思いが透けることによって母が遠慮してしまうのかもしれません。
ならば、自分が楽しめるプランを考えましょう。娘が笑顔なら母もきっと楽しんでくれると思うのです。さらに、知らない場所に行くことや新しい楽しみを知る事は、母にとって刺激となるはずですよね。
とっておきの誘い文句を用意して。
もし、自分はいつも行っていたとしても、いい店だとわかっていても、母を案内する際には「一緒に行ってみたいお店があるの。」こんな言葉が有効かもしれません。娘として母と行きたい、そんなひと言があれば母は遠慮などしていられませんよね。
おわりに
母という近しい相手に何かを贈りたい、簡単なようでいて実はとても難しいことですね。近しいゆえに遠慮や無遠慮、憶測などが入り乱れてしまいがちです。
でも、互いに大人だからこそ楽しめることもきっとあるはずですよね。ものを贈るより、ともに楽しむことを重視して今年の母の日を迎えてみませんか?
一年に一度の母の日。どんなものが喜ぶだろうと頭を悩ませ、やっと決めたプレゼント。ところがいざ贈ってみると、「あんまり…」とか「もったいない」なんてひと言にガッカリしてしまった経験はありませんか?